吉田鋼太郎と夫婦役を演じている浅田美代子(『あんぱん』公式HPより)
年齢を重ねることで磨かれていく魅力がある。放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、活躍する“おばあちゃん女優”について分析します。
「つい忘れてるけど、年齢からいったらもうすごい……」
「あの美代ちゃんが、おばあちゃん役に……っていうんで話題になってるんですってね」とは、6月9日、ゲストに浅田美代子さん(69才)を迎えた『徹子の部屋』(テレビ朝日系)での黒柳徹子さん(91才)でした。
現在、NHK連続テレビ小説『あんぱん』で「くらばあ」こと朝田くらを好演している浅田さんの画像をご覧になった黒柳さんは、「そういうふうにおでこを上げてると、ほんとにおばあちゃんに見えますよね」と言い、浅田さんは「やだぁ、『見えない』って言ってください」と大笑い。
その前後の会話でも、「お変わりなく……」「いえいえ、もう変わってます!」、「年齢的に全然おばあちゃんなので」「そうですよね」などと黒柳さんと浅田さんの会話はやや噛み合わなくて……。
その理由は、黒柳さんの「私たちって、ほら、ちょっと若く見えるかもしれないからつい忘れてるんだけど、年齢からいったらね、もうすごい……」というコメントからもわかりました。
自身の実年齢や役回りを受け入れつつも抵抗したり葛藤していらっしゃる様子が伝わり、テレビを見ながら「わかる~」とつぶやいてしまいました。