グレイヘアのウィッグをつけた姿にも衝撃が(NHKドラマの公式Xより)
丸眼鏡やルーペが自然と似合うのもこの年代です
歩き方と言えば、「ロコモア」(サントリーウエルネス)のCMで「脚なら、大丈夫」と、お孫さん役の子役ちゃんと一緒に動物園内を走り回っていた風吹ジュンさん(73才)が思い出されます。
その風吹さんは6月22日にスタートするプレミアムドラマ『照子と瑠衣』(NHK BS/NHK BSP4K)で夏木マリさん(73才)とW主演にして初共演なさいます。
井上荒野さん(64才)の同名小説をドラマ化し、70代の主婦・照子(風吹さん)と、シャンソン歌手の瑠衣(夏木さん)が自由を手に入れ、新しい人生に踏み出し、若い世代に希望をつないでいく姿を描く……。リリースを読んでいるだけでワクワクするような内容です。
夏木さんは、1月期のドラマ『プライベートバンカー』(テレビ朝日系)で、資産家一族のゴッドマザーのようなおばあさん役を演じられたのが記憶に新しいです。シルバーヘアを両サイドに大きくセットし、常にゴージャスな着物姿だった夏木さんの迫力たるや、それはもうすばらしかったです。
そんな夏木さんと風吹さんには違う種類のスタイリッシュさがあって、『照子と瑠衣』の会見衣装も風吹さんがブルーのパンツドレスなら、夏木さんは襟元の白と黒いスーツのコントラストがすてきな装い。
NHKプレミアムドラマ、カッコイイおばあちゃんという文脈では、『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(2023年)での美保純さんも思い浮かびます。“家族”の中で、もっとも大雑把でマイペースで、お召し物が派手な愛すべきおばあちゃん。現在、『続・続・最後から二番目の恋』(フジテレビ系)でも、佐津川愛美さん(36才)の母親役なので、つまりはおばあちゃん。ハイテンションでミーハーで地獄耳という役柄の美保さんを拝見していると、1970年のザ・スパイダースのヒット曲『エレクトリックおばあちゃん』(古くてすみません)が流れてきます。