遠野なぎこ（本人のインスタグラムより）
真夏日となった7月3日の夕刻。女優・遠野なぎこ（45）の自宅マンション前には救急車や消防車が集まり、検視官や警官らが慌ただしく出入りしていたという——遠野の自宅で遺体が発見されたのは、同日18時のことだった。遺体の身元は確認中だといい、関係者によると「遠野本人と連絡がついていない」という。同じマンションの住民が証言する。
「23時頃に帰宅してエレベーターに乗ったら、防護服を着た検視官が一緒に乗ってきました。検視官は違うフロアで降りましたが、ドアが開いた瞬間に強烈な消毒剤の臭いが漂ってきました」
遠野の“異変”は、1週間ほど前からみられていた。毎日のようにアップされていたブログは、6月27日夜の投稿を最後に更新が止まっていた。直近ではインスタの更新も止まっており、ファンからは〈大丈夫でしょうか？ 心配しています〉というコメントが寄せられていた。民放キー局の社会部記者が語る。
「警察は事件性はないとみて、遺体の身元の確認を急いでいる。ただ発見時、遺体は死後数日経っていたとみられ、すでに腐敗していたといいます。警察はDNA鑑定を実施して身元を特定すると聞いています」
「バラエティのオファーが一番嬉しい」
6歳の時に子役として芸能界デビューした遠野は、人気テレビドラマに度々出演し、1999年にはNHKの朝ドラ『すずらん』でヒロイン役を演じた。遠野と長年の付き合いがあった芸能関係者が語る。
「その後も映画で賞を獲得するなど、女優としての評価は非常に高かった。一方で幼少期から両親との関係性が悪く、本人も15歳の時に摂食障害を患ったことを公表しています。撮影の現場でも精神的に不安定なことが度々ありました。
2012年に老舗の大手事務所を退社すると、その後はバラエティ番組にも出演するようになりました。歯に衣着せぬトークがウケて、引っ張りだこに。サービス精神のある人で、本人も『みんなに喜んでもらえるから、バラエティ出演のオファーが一番嬉しいのよ』と度々口にしていましたね」（以下同）
その一方で、摂食障害に悩み続け、体調は歳を重ねるごとに悪化していったという。さらに遠野を苦しめていたのは“金銭事情”だった。
