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「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか

 7月18日発売の「週刊ポスト」は、日本の未来と庶民の生活を守る必読スクープ号。参院選では石破政権の2万円バラ撒きが不評を買っているが、それどころではない露骨な選挙目当ての税金流用が発覚した。その総額なんと2000億円。大反響を呼んだ「中国人カンニング集団」問題では、新たに英語試験TOEFLの不正をスッパ抜く。ほか、業界別の超高報酬役員リスト、夏の家の中で起きる「クーラー肺炎」の恐怖、「死ぬ瞬間」の最新脳科学、阪神タイガースと日本復帰を果たした藤浪晋太郎の裏事情など盛りだくさんの特大号です。

今週の見どころ読みどころ

◆石破政権がバラ撒いた「地方創生2000億円」というトンデモ選挙対策の使い途
参院選では野党の減税要求に「今さえ良ければいいという政治では国は亡びる」と声高に反論している石破茂・首相だが、自身はひとり2万円の現ナマをバラ撒き、さらに、本誌調査で選挙が行なわれている全国の自治体に2000億円もの税金を配っていたことが発覚した。その使途を追跡すると、「UFOふれあい館」の床張り替えだの「市長のフランス視察」だの、「女性の流出阻止」のための「文化会館LED化」だの、デタラメな“つかみガネ”に消えていたことがわかった。

◆大躍進の参政党、専門家が喝破した「批判を糧に伸びていく組織」の弱点
参院選で大勝が予測されている参政党は、在日外国人への厳しい姿勢や終末期医療の自己負担化、高齢女性への差別的発言など、普通に見れば極端な主張も多くの支持者を熱狂させている。宗教学者で政党と支持層の研究を重ねてきた島田裕巳氏は、この現象について、「スピリチュアルや陰謀論にはまる人などは一方的な情報を取り入れる」と指摘したうえで、そうした組織は「批判を糧に伸びていく」ものの、「組織が拡大して支持層とのズレが大きくなるとコントロールできなくなる」と分析した。

◆中国人が殺到する「TOEFLカンニング日本ツアー」を撲滅せよ!
中国人留学生らが関与していたTOEICの集団カンニングが摘発されたが、問題の根はさらに深い。フリーライター・廣瀬大介氏の取材で、今度はもうひとつの英語試験の雄、TOEFLで集団カンニングが横行していることが判明した。中国人業者は不正な方法で試験問題を直前に入手し、それを受験者に丸暗記させる手口で大量の中国人を日本に送り込んでいた。日本が狙われる理由は「チェックが甘いから」。これでは真面目に受験する日本人が留学や就職で大損する。関係者はただちに不埒な受験者を一掃すべきだ。

◆DeNAで日本復帰の藤浪晋太郎を復活させる「DOCK」の秘密プロジェクト
世界の球界でも屈指の剛球を投じる藤浪は、古巣の阪神時代も渡米後も、その武器を帳消しにするノーコンで自滅してきた。しかし、獲得したDeNAには復活させる算段があるという。凄腕経営者として知られる南場智子オーナーは、球団が持つトレーニング施設「DOCK」をフル活用し、“不治の病”と見られてきたノーコンを矯正する作戦だった。

◆浜松ガールズバー惨殺事件の被害者夫が悲痛告白「俺も容疑者と飲んだことはある」
浜松市のガールズバーで、従業員女性と店長が客の男に刺殺された凶悪事件で、店長の夫が本誌取材に心情を語った。店長はククリナイフという殺傷力の高い凶器でメッタ刺しにされて命を奪われた。夫は、「妻は完全にとばっちりを受けて死んだ」と怒りを露わにしたうえで、容疑者と同店で飲んだこともあると告白、さらに「正直ひとりになったら何をするかわからない」と、抑えきれない感情も吐露した。

◆死にたくなければ知っておくべき猛暑の「クーラー肺炎」「ゴキブリ喘息」
猛暑の日本列島では、テレビをつければアナウンサーや気象予報士が「不要な外出は控えて」と連呼する。しかし、夏の室内にも思わぬ危険が潜んでいる。エアコン内部のカビが原因となる「クーラー肺炎」や、侵入したGによって引き起こされる「ゴキブリ喘息」など、最悪の場合は死を招く病がある。その対処法に加え、「のど」を鍛えて健康を維持する簡単トレーニング法を詳しくリポートする。

◆トランプ関税ショックを逆手に取る「5万円株で大化けを狙う25銘柄」
世界経済の不穏な動きで大勝負はかけにくい現在の市場で、初心者や庶民が狙うべきは、市場に埋もれた低位株、特に5万円以下で買える銘柄だ。人気アナリストや億り人たちが、成長性や配当利回り、優待など様々な視点でおすすめの25銘柄を厳選した。

◆トップはダイキン元会長の44億円! もはや世界レベルの高額役員報酬ランキング
直近1年間に支払われた上場企業役員の報酬を調査し、業界ごとに30傑のランキングを作成した。かつては日本企業の役員報酬は先進諸国と比べて安すぎるなどとも言われたが、いつの間にか世界と肩を並べる報酬が当たり前になっていた。各業界の“メダリスト”たちは軒並み10億円超え。全体トップとなったダイキン工業の元会長は退職慰労金を加算した額だが、それ以外でも武田薬品工業の社長21億円、トヨタ自動車の会長19億円、伊藤忠商事の会長18億円など、一般のサラリーマンとは比較にならない超高額が並んだ。

◆本当に「アレ」を信じていいのか……阪神ファンの不安に伝説OBたちが答えた
セ・リーグで独走を続ける阪神タイガースだが、世界一とも評される熱い応援で知られる虎党は、一方で極度の恐怖症でも有名だ。一昨年、日本一を達成した岡田彰布・監督が、優勝を「アレ」と呼んだのも、言葉にしてしまうと実現できないという選手やファンの不安を察してのことだ。では、今年は本当に大丈夫なのか。江本孟紀氏、藤田平氏、広澤克実氏らレジェンドOBたちが今後を予想した。戦力分析はもちろん、交流戦での苦戦、独走ゆえの特殊事情など多角的に強みと弱点を分析した。

◆走馬灯や三途の川の真実とは――科学と医学でここまでわかってきた「人が死ぬ瞬間」
死ぬ瞬間がどんなものなのか、誰もが想像し、不安になり、恐怖を感じたことがあるだろう。なにしろ経験者に聞くことはできないのだから永遠の謎だと思われてきたが、最新の科学や医学はその真相を解き明かしつつあった。特別な脳波によって「光を見る」、あるいは最期の30秒間に脳が覚醒時以上に活性化する、麻酔のような作用で幸福感を抱くなど、古くから語られてきた臨死体験を証明するような興味深い世界があった。

※全国の書店、コンビニで絶賛発売中!

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