今年6月に高校を卒業したばかりのカイリー・モンテイロさん(18)(Facebookより)
被害者と被告の“不安定な状態”
「グルーム被告が犯行に及んだ詳しい動機はまだ明らかにされていませんが、2人は何らかのトラブルを抱えていたようです。モンテイロさんの姉妹は、失踪前日に2人が口論をしていたと話しているほか、モンテイロさんから『彼(グルーム)に投げつけられ、髪を引っ張られ、首を絞められた。もし私が死んだらそれは彼のせいよ』とメッセージが届いていたことを明かしています。
一方、グルーム被告は失踪翌日の8月8日に自ら警察に連絡し、モンテイロさんがいなくなったことを通報していたようです。その際、グルーム被告は警察に、7日夕方にモンテイロさんが同被告の自宅を訪ねてきて『(ここに)泊まれないか』と頼まれたが、口論になって最終的に被告の家をあとにしたと説明していたようです」
モンテイロさんとグルーム被告の関係は“不安定な状態”だったとみられる。
「失踪前の数週間、モンテイロさんは同州ペンブロークにある妊婦向けのホームレスシェルターに身を寄せていたようです。被告は調べに対し、『(モンテイロさんから)妊娠11週 で、胎児の父親は自分だと伝えられた』『一緒に住みたいと言われた』などと話しています」
逮捕後、グルーム被告はモンテイロさん殺害を自白しており、首を2回、胸を1回刺した後に敷地内の森の中に穴を掘り、彼女を埋めたと供述しているという。今後の裁判で、殺害の動機など、グルーム被告が何を語るのかに注目が集まる。