ブライアンくんに手向けられた花やぬいぐるみ(Facebookより)
このラグーンにワニが生息していたのは、地元住民がワニに食べ残しなどを与えていたからだとも指摘されており、ルイジアナ州当局は事件後、遺体が見つかった水域のワニを駆除している。
「ブライアンくんの死因は溺死ですが、外傷はワニに襲われたものとみられています。地元警察はヒルダ容疑者を逮捕し、同容疑者は過失致死と第二級の児童虐待の罪で訴追されている」(前出・全国紙国際部記者)
さらにヒルダ被告をめぐっては、驚きの事実が逮捕後に明らかになった。今年7月に同州児童・家庭福祉局が実施した調査で、ヒルダ被告と同被告の新生児から、コカインの陽性反応が出たというのだ。
「検察は法廷でヒルダ被告と新生児からコカインの陽性反応が出たことを取り上げ、『被告は地域社会にとって危険人物だ』と非難して保釈を認めないよう主張しました。
捜査当局は『ブライアンくんには12年にわたって、育児放棄と虐待が繰り返されてきた傾向がある。その育児放棄と虐待がブライアンくんに不当な苦痛と苦しみを与えていたことをわれわれは証明できる』と強調しており、ヒルダ被告を徹底追及する構えです。
ヒルダ被告は仮に保釈が認められたとしても、残る3人の子どもに面会はできません」(前出の記者)
12歳のわが子を亡くした被告の母は、法廷で何を語るのだろうか。