《ボーイズグループ群雄割拠時代が到来》キーワードは「オーディション」と「自由」　メンバー個人での活躍の場も拡大、“脱退組”にも注目

　たくさんのボーイズグループが大活躍する現在のエンタメ界。その魅力や特徴について、放送作家でコラムニストの山田美保子さんが分析します。

事務所の垣根を超えたパフォーマンスはここ数年の特番の目玉

　11月14日に出場者が発表された『第76回NHK紅白歌合戦』。紅組に比べて白組の出場者が3組少なかったことに加え、NHKも「継続的に交渉を続けたい」と言及していることから、多くの皆さんが期待しているのが嵐のラスト紅白。

　これまで、一部メディアでは大野智くん（45才）が「準備中」のように報じられていましたが、メンバーの誕生日にアップされる楽曲の動画を見れば、まったく心配ないことがわかります。

　そんな中、11月3日の「イイみるくの日」に公式Xで《結成当初の10年前から言葉にし続けてきた目標》とポストしたM！LKが『紅白』初出場を射止めました。

　3月にリリースした『イイじゃん』がSNSで大バズリし、歌詞の「ビジュイイじゃん」は、今年の「新語・流行語大賞」30選にノミネート。

　個々に俳優としても活躍しているうえ、『ラヴィット！』（TBS系）や『ニノなのに』（同）などバラエティーでも全員が涙ぐましい努力を続けているため、両番組のMCである麒麟の川島明さん（46才）や嵐の二宮和也くん（42才）からは特に愛されている気がします。

　佐野勇斗くん（27才）は11月25日、アワード『THE ONES TO WATCH 2025』を映画『国宝』の横浜流星さん（29才）と同時受賞。まさに今年の顔です。

『紅白』には3年ぶりに出場するKing & PrinceとNumber_iが同じステージに立つことも話題になっていますよね。すでに民放の音楽番組では共演経験がある彼ら。ひと昔前なら、周りの大人たちがそうはさせなかったように思いますが……いい時代になりました。