琴奨菊一覧

【琴奨菊】に関するニュースを集めたページです。

年寄株をめぐる問題とは?(時事通信フォト)
取得に億単位の金がいる相撲の年寄株 協会理事長も「改革は無理」
 引退後の力士が親方として日本相撲協会に残るために必要な「年寄株」。年寄株がなければ、いくら現役時代は名力士で成績を残しても、協会を去るしかない。それゆえ、所有者にとっては強大な既得権益化し、高額売買が何度も問題になり、協会内では勢力争いの道具にもされてきた。 こうした年寄株をめぐる悪弊を断ち切る最大のチャンスが、2014年の相撲協会の公益財団法人移行だった。 税制上の優遇措置を受ける公益法人となる以上、不透明な金銭のやり取りを認めるわけにはいかず、年寄株は個人所有から協会の一括管理とすることに決まる。金銭による売買ができなくなり、借株も禁止された。ところが、である。「結局は株を持つ親方が継承者を推薦できる権利を持ち、その継承者が先代に顧問料などを支払うことが認められた。実態として金銭の授受が温存されたのです」(協会関係者) 借株についても、公益法人移行時点で借株の親方に「3年間の猶予」が与えられたが、「春日山」(元前頭・武州山)などは6年以上が過ぎた現在も借株で、移行後にも複数の借株が生まれた。「たとえば、元前頭・翔天狼の襲名した『北陣』は現役の遠藤からの借株。11月場所中には元大関・琴奨菊が引退して『秀ノ山』を襲名したが、この『秀ノ山』を昨年2月まで借りていたのが元前頭・天鎧鵬。琴奨菊の引退が近いと察して現役の阿武咲が所有する『音羽山』に借り換えるドタバタがあった。借株は禁止だが、協会の規程で“年寄名跡一時的襲名”が認められていて、有名無実化している。昔と同じでカネを払える力士が親方として協会に残れるということ」(ベテラン記者) 相撲部屋の継承は簡単ではない。部屋の土地・建物に加え、力士や床山、呼び出し、行司まで引き継ぐことになる。「近年の年寄株の価値は1億円といわれるが、すべてを引き継げば最低でも5億円とされる。これを払える力士は少ない。横綱、大関経験者か、後援会組織がしっかりした人気力士ぐらい」(同前) 2011年に相撲協会の公益財団法人化に際して、「ガバナンスの整備に関する独立委員会」で副座長を務めた慶応大学商学部の中島隆信教授はこういう。「はっきりいって年寄株制度の運用は、公益法人とはいえないやり方です。当時、我々もかなり厳しく改革を求める答申を出しました。ただ、放駒理事長(元大関・魁傑)は“年寄株を巡るこれまでのやり方に手を付けることは無理です。権限もないし、力もない”と話していた」 理事長自ら、「改革は無理」と諦めていたのだ。「それでも理事長が“金銭的な取引はやめる”といったので、我々もよしとした。だが、当時は八百長問題のほうが注目を集め、年寄株の話はウヤムヤなまま公益法人認定されてしまった。 本来、協会に残って仕事をすべき人が年寄株を手に入れられずに廃業し、逆に能力を著しく欠く人が金銭やタイミング、人間関係など不透明な理由で後継者として協会に残れてしまう。公益法人として望ましくないのは当然でしょう」(中島氏)※週刊ポスト2021年1月15・22日号
2021.01.10 11:00
週刊ポスト
貴景勝の左胸のケガ、交錯する「重傷」「引退」「大丈夫」情報
貴景勝の左胸のケガ、交錯する「重傷」「引退」「大丈夫」情報
 秋場所千秋楽の優勝決定戦には敗れたものの「10勝以上」の条件をクリアし、大関復帰が決まった貴景勝。 だが、再び危機が訪れている。関脇・御嶽海との優勝決定戦で左胸を痛め、一夜明けて検査に行った病院で「6週間の加療が必要」と診断されたのだ。その容態を巡って、様々な情報が飛び交っている。「本人が多くを語らないので詳細はわからないが、“左大胸筋肉離れ”の診断で、秋巡業はもちろん、11月の九州場所も全休の可能性が高いだろう」(担当記者) 若手親方のひとりは「このまま引退してしまうのではないか」とまで心配する。「ケガが上(横綱)を目指すのが難しくなるほど重いものなら、貴景勝の性格からしてさっさと身を引くという決断をしかねない」 たしかに“左胸のケガ”で思い起こされるのは、今年1月に引退した横綱・稀勢の里(現・荒磯親方)だ。一昨年3月の春場所で横綱昇進場所優勝を果たした際に“左大胸筋断裂”のケガを負い、それ以降、武器である左おっつけが使えなくなって引退に追い込まれた。「貴景勝も左利きで、左のおっつけやいなしが武器。押し相撲一辺倒だから、四つ相撲の稀勢の里より影響は大きいのではないか」(同前)とみられている。 一方で、貴景勝の後援者は、重傷説を否定する。「本人は、親しい関係者に“大丈夫だ”と説明していて、深刻な様子はない。豪栄道(大関)や琴奨菊(前頭7)だって大胸筋をケガした後に長く相撲を取っている。追われるようなかたちで協会を去った貴乃花親方の愛弟子だけに、貴景勝には敵も多い。ケガが重いという情報を流す人たちがいるんじゃないか。秋場所だって、場所前には調整遅れなど悲観的な情報ばかり報じられていたのが、ふたを開けたら千秋楽まで優勝争いに絡んでいる。九州場所に出られる可能性だって十分あると思いますよ」 ただ、誰に対してもガチンコの貴景勝には、対戦相手も容赦なく弱点を攻めてくる。来場所は横綱の白鵬と鶴竜が戻ってくるし、カド番大関の高安、関脇に陥落して2度目の大関復帰が懸かる栃ノ心も必死の土俵になる。難敵揃いなのは間違いなく、九州場所直前まで、貴景勝の容態を巡る情報戦は続きそうだ。※週刊ポスト2019年10月11日号
2019.09.30 07:00
週刊ポスト
稀勢の里に角界で応援ムード 「なんとか延命してほしい」
稀勢の里に角界で応援ムード 「なんとか延命してほしい」
「今場所は2ケタ(10勝5敗)で十分」──初場所初日を前に、関係者の間では横綱・稀勢の里にそんな“合格ライン”が設定されているという。もちろん、「東の正横綱」に求める成績としてはあまりに低い。 8場所連続休場から1場所挟んでまた休場という惨状なのに、角界では本場所が近づくほどに温かい“応援ムード”が湧き起こっているのだ。 初日の1週間前には、稀勢の里と2002年の初土俵同期で、2004年の新十両も同年昇進だった元大関・琴奨菊(前頭4)と十両の豊ノ島が田子ノ浦部屋へ出稽古に訪れた。「稀勢の里を励ますために琴奨菊が声をかけたというが、本場所で対戦予定の相手が激励のための出稽古なんて異例中の異例」(協会関係者)だという。「白鵬、鶴竜のモンゴル2横綱が全休し、22歳の貴景勝(関脇)が初優勝した九州場所の千秋楽の視聴率は20%超えで、その前の場所より約10%も高かった。改めて“日本人力士の活躍あっての相撲人気”という機運が高まり、唯一の日本人横綱の現役続行を願う声が強くなってきた。 さすがに本気ではないだろうが、同じ二所ノ関一門の親方の一人はベテラン力士に、“星を回して(八百長)でも残せないのか”と真顔で話していた。一門の連合稽古(1月9日)で貴景勝を8勝1敗と圧倒したが、これもできすぎた話。そのくらい“なんとか延命してほしい”という空気が広がっている」(協会関係者) 昨年末に稽古を再開した時は、同部屋の大関・高安に三番稽古で勝ち越したことも話題となったが、「こんな状況だから高安だって兄弟子にケガさせられないと気遣って当然」(同前)で、周囲がこぞって“サポート”に回っているのだ。 先場所は初日から4連敗で休場に追い込まれているだけに、カギは序盤となる。「審判部も序盤の対戦相手は慎重に決めるだろう。審判部長は二所ノ関一門の阿武松親方(元関脇・益荒雄)。他の親方衆も和製横綱の延命を望んでいる」(同前) ただ、“今場所の主役”である稀勢の里には、懸賞が集中するのは必至。「誰に対しても手加減なしの若手ガチンコ力士たちは、スポーツ紙の一面を狙っていつも以上に目の色を変えて向かってくる」(同前)という見方もある。 土俵際の稀勢の里は綱を張り続けられるのか、運命の初場所が幕を開ける。※週刊ポスト2019年1月18・25日号
2019.01.13 07:00
週刊ポスト
場所前に白鵬が稀勢の里の耳元で意味深な囁きをしていた
場所前に白鵬が稀勢の里の耳元で意味深な囁きをしていた
 千秋楽の結びの一番といえば、東西の横綱が優勝をかけた名勝負を演じるものだ。だが、今回の名古屋場所は、全く違ったものになってしまった。稀勢の里の連続休場は8場所に伸び、それを見て「オレも休んでいいだろう」と考えたのか、モンゴル横綱たちも次々と休場へ。名古屋場所での白鵬の途中休場が決まったのは「右膝蓋腱(しつがいけん)損傷」などの診断書を提出した4日目の午後2時半過ぎだった。 場所中に休場する場合は、審判部が翌日の取組を決める午前11時までに届け出るのが望ましいとされている。白鵬が診断書を提出したときには、すでに翌日の取組が決まっていたため、審判部は大慌てで割り返し(取組の決め直し)を迫られた。「白鵬が膝を痛めたのは、2日目の取組前の支度部屋でのこと。床に貼られたビニールテープに足を滑らせたと言っていますが、2日目、3日目と危なげなく勝利を収めました。3日目に琴奨菊(前頭1)をすくい投げで下したあとには、“体が動いている。反応がいい”と余裕を見せるほどでした。 にもかかわらず、4日目からいきなり休場です。ちょっとくらい無理すれば土俵に上がれるところ、前日に高安を破ったガチンコ平幕の千代の国(前頭2)との取組を避けたようにさえ見える。実際、誰に対しても全力でぶつかるガチンコ勢との対戦では怪我のリスクは格段に高くなる。目標とする『2020年の東京五輪まで現役』のために“大事をとった”ということでしょう。 最近、白鵬は稽古も3勤1休で、年齢による衰えは隠せません。現役横綱のキャリアを守るため、ガチンコの平幕力士たちと当たって即引退に繋がる再起不能の怪我を負いたくないというのが本音ではないか」(担当記者) 白鵬の後を追うように休場した鶴竜も、2日連続で金星を配給し“これ以上、黒星を重ねると力士生命が短くなる”という意識がはたらいたように見える。「師匠の井筒親方(元関脇・逆鉾)は、“1歳の子供が物心つくまでやりたいようだ”と話していました。鶴竜は親方になるためすでに帰化申請にも入っていますが、手続きには1年近くかかります。日本国籍は年寄株襲名の絶対条件。帰化が認められるまでは現役に居座りたいという思いがあるんでしょう」(同前) 場所前、稀勢の里が九重部屋への出稽古に出た際、居合わせた白鵬が三番稽古で胸を出す場面があった。「その際、白鵬の耳元での囁きに、稀勢が笑顔を見せる場面があった。“周囲から何を言われても、納得できるまで休めばいい”という趣旨の言葉を伝えたのではないかといわれている。そんな話が出るくらい白鵬にとって稀勢の休場は都合がいい」(ベテラン記者)※週刊ポスト2018年8月3日号
2018.07.24 07:00
週刊ポスト
大相撲名古屋場所「場外乱闘が多い」背景に会場の特殊構造か
大相撲名古屋場所「場外乱闘が多い」背景に会場の特殊構造か
 新大関となった栃ノ心。7月の大相撲名古屋場所では、過去に5人しかいない「昇進場所優勝」を果たせるかどうかが注目されている。が、今場所は「栃ノ心包囲網」とも呼ぶべき、難敵が待ち受けている。御嶽海、逸ノ城、琴奨菊、そして高安など上位陣に実力派のガチンコ力士が集中しているのだ。 昇進場所優勝への最大の障壁となるのが4場所ぶりの賜杯を狙う横綱・白鵬だ。今年はまだ優勝がないが、この名古屋で賜杯を抱けば初優勝以来、13年連続での優勝となり、大鵬の12年連続を抜く新記録になる。横綱通算800勝にもあと11勝と迫っている。「新記録好きの白鵬としては、ここで41回目の優勝を本気で狙いにいくはず。白鵬は、名古屋に信頼する大口のタニマチがいて、毎年、場所前に焼肉パーティで盛り上げてもらっているため、7月場所はとりわけ気合いが入る。本人は“相性がいい”と自信を口にしているが、優勝への強い思いから、横審からクレームがついた立ち合いでの『かちあげ』『張り手』が本格的に復活するんじゃないか」(ベテラン記者) 先場所の栃ノ心との対戦では、がっぷり四つに組んでから寄り切られる力負けだっただけに、白鵬が“奇襲”に出てくる可能性は十分にあるというのである。 そうした土俵上の白熱は、とりわけ「名古屋」では、土俵外での“不測の事態”の引き金となりかねない。「名古屋場所は“熱帯場所”と呼ばれている。蒸し暑いから力士や親方たちもイライラが募る。そのためか、角界で“事件”が起きるのは名古屋場所が多い」 そう話すのはある古参力士だ。たしかに、2007年の名古屋場所直前には、時津風部屋の現地宿舎で入門したばかりの序ノ口力士が、稽古に名を借りた“暴行”を受けて死亡する事件が起きている。その前年には露鵬と千代大海が取組後に土俵下で口論となり、怒りの収まらない露鵬が風呂場のガラスを拳で叩き割った。露鵬はその日のうちに審判部室で厳重注意を受けたが、帰り際に報道陣に取り囲まれた際、カメラマンに平手打ちを食らわせてさらに騒ぎを大きくした。「2003年の名古屋では、8日目の取組後の風呂場で出くわした当時の横綱・朝青龍と平幕・旭鷲山が、言い争いを起こしたこともあった。5日目に朝青龍が旭鷲山の髷をつかんで“反則負け”となっていたのが伏線となり、同じモンゴル出身の先輩である旭鷲山が“(風呂場を)出るときに、ヒジがぶつかった”と因縁をつけて騒ぎになった」(同前) 露鵬が暴れたのも、朝青龍と旭鷲山のケンカも風呂場だった。これには名古屋場所の会場(ドルフィンズアリーナ)の“特殊な構造”が関係しているとされる。「東西の支度部屋にそれぞれ風呂場がある他の本場所会場と違って、名古屋では東西の力士が使う風呂場が隣り合っているんです。だから、その日に土俵で対戦した力士が顔を合わせてしまうことも多い。張り手を食らったとか、立ち合いで変化されたといったことに一方が腹を立てていると、興奮した状態のまま顔を合わせてしまう。東西の支度部屋の入り口も隣接しているので“危険なニアミス”が起こりやすいんです。露鵬や朝青龍といった外国人力士がこれまで問題を起こしてきただけに、栃ノ心や白鵬が何か騒ぎに巻き込まれないかが心配されている」(別の協会関係者) 栃ノ心の昇進場所優勝がかかった今年の名古屋も、土俵上が白熱するのは間違いない。15日間のうちに何か“事件”が起きるのか。 日馬富士の暴行事件や貴乃花親方の“叛乱”などが起きてもなお、本場所となれば連日満員御礼というブームが続いてきた大相撲だが、その人気には陰りの兆しがあるのもたしかだ。この名古屋では7月2日に予定されていた新弟子検査が「応募者ゼロ」で、史上2度目の中止となった。「若貴ブームの時代は新弟子が年間200人を超えたこともあった。相撲人気と連動する新弟子の数字が『ゼロ』なのはショック。この名古屋は前売りチケットの売れ行きもここ最近ほどの勢いがなく、即日完売とはならなかった」(同前) 新スターの誕生に沸く角界だが、その裏で静かな危機も進行している。事件が繰り返されてきた「名古屋」で、今年は何が起きるのか。※週刊ポスト2018年7月20・27日号
2018.07.11 07:00
週刊ポスト
新大関・栃ノ心「昇進場所優勝」を阻む難敵力士たち
新大関・栃ノ心「昇進場所優勝」を阻む難敵力士たち
 新大関となった栃ノ心。7月の名古屋場所では、「昇進場所優勝」を果たせるかどうかが注目されている。過去の例を見ると、戦後では72人誕生した新大関のうち昇進場所で優勝を果たした力士は5人しかいない。その5人に共通するのは“ガチンコ相撲”を貫いていたこと。“ガチンコの中のガチンコ”栃ノ心は、史上6人目の昇進場所優勝が期待されている。 しかし、今場所は「栃ノ心包囲網」とも呼ぶべき、難敵が待ち受けている。上位陣に実力派のガチンコ力士が集中しているのだ。「西の関脇・御嶽海は、これまで栃ノ心と何度も好勝負を演じてきた相手。出羽海一門同士だから出稽古などでお互い手の内は知り尽くしている。先場所の取組では栃ノ心が一気の寄りを見せて完勝したが、御嶽海は右足を負傷していた。今場所は万全の体調だから同じようにはいかない。東の関脇には幕内最重量225kgの逸ノ城もいる。栃ノ心とは右の相四つということもあって毎場所、際どい勝負となっている」(担当記者) また“鬼門”になり得るのが西の前頭筆頭・琴奨菊だ。がぶり寄りを武器とする元大関に対し、栃ノ心は過去16連敗するなど相性が悪い(8勝24敗)。「先場所は11日目に対戦して、栃ノ心が豪快な上手投げを決めている。この一番で大関昇進が決定的となったので、琴奨菊は雪辱に燃えている」(同前)というのである。 とりわけ激しい一番となることが予想されているのは、カド番で7月場所を迎えた先輩大関の高安だ。この1年では栃ノ心が1勝3敗と分が悪い。「栃ノ心は右四つでがっぷり組めば角界最強といわれているが、高安とはケンカ四つになる。お互いに突っ張りから有利な形に持っていこうとするため、いつも激しい。直近の対戦では左のど輪、右おっつけで出た高安が攻め込んだところを栃ノ心が突き落とし。軍配は栃ノ心に上がったが、物言いがついた結果、行司差し違えで高安の勝ちとなっている。今場所も終盤の高安戦が、栃ノ心の優勝を大きく左右する」(ベテラン記者) 加えて、稀勢の里の休場で成績次第ではぶつかることになりそうな前頭3枚目の阿炎や貴景勝といった新鋭との取組で白星を重ねられるかもカギとなる。※週刊ポスト2018年7月20・27日号
2018.07.10 07:00
週刊ポスト
白鵬と稀勢の里 黒星相撲に見る両横綱の対照的な心理
白鵬と稀勢の里 黒星相撲に見る両横綱の対照的な心理
 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になった著名人をピックアップ。記者会見などでの表情や仕草から、その人物の深層心理を推察する「今週の顔」。今回は、大荒れの大相撲初場所をウォッチ。 * * * 波乱が続く大相撲初場所、横綱白鵬だけでなく稀勢の里も休場となった。元横綱日馬富士の暴行問題で減給処分を受け、横綱審議委員会からは立ち合いでのかち上げや張り手を批判されていたが、2場所連続41度目の優勝を狙っていた白鵬。そして、ケガによる休場明け、「戦える準備ができた」と初場所前に語っていた稀勢の里。黒星となった取り組み後の様子から、対照的な二人の横綱の表情を見てみよう。 初場所3日目、稀勢の里が関脇の逸ノ城に破れると、場内は静まりかえった。だが白鵬が前頭の北勝富士に負けると歓声が上がった。立ち合いのタイミングが合わずに仕切り直し。組んだ後は押し出されて土俵の下に落ちた白鵬。顔を上げると、負けた時によくやる口を尖らせる仕草を見せた。自分の相撲に納得がいかないのか、終わったばかりの取り組みに不満があるのか、悔しさや納得がいかない、面白くないという気持ちを示しているのだろう。 左手を大きく振りながら土俵に戻ると、唇を固く結び一瞬、北勝富士を凝視する。礼をするように頭を下げたまま、くるりと背を向け、再び2度、口を尖らした。納得のいく相撲ができず、闘士がまだまだ納まらない。そんな印象の仕草ではないか。それだけ勝利へのこだわりが強いのだろう。花道を戻る時も口はへの字。よほど負けたことが悔しかったと推察できる。白鵬は比較的感情が表情や仕草に表れやすい力士である。表情や仕草でマイナス感情やストレスを表に出すことで、無意識のうちに自らの心を落ち着かせようとしているのかもしれない。 そして迎えた4日目、相手は関脇の嘉風。九州場所では土俵の外まで寄り切られて初黒星を喫した後、茫然とした顔で立ち上がり、左手を挙げて立ち合い不成立をアピール。行司の軍配が返っていたにも関わらず、物言いをつけて、横綱の品格を問われた時の対戦相手だ。 見合った時の表情はいつもと変わらないが、はたき込まれて土俵に手をついた。起き上がると、やはり口先を尖らしたものの、左手が力なくぶらぶらと揺れている。白鵬にしては珍しい左手の動き。勝った時は、当然のことながら左手を悠々と力強く振るし、負けた時でも、その手を力なく揺らすようなことは滅多にないのだ。 場所中、保ち続けているはずの集中力が一旦、途切れたのだろうか? それとも自分の取り組みへの落胆と言えばいいのだろうか? 戦意を喪失したような、どこか投げやりな手の動きなのだ。 だが、それも一瞬のこと。礼をすると、口を尖らして思い切り息を吐き、花道でも下唇を強く噛んだ。歯痒さといら立ちが大きいのだろうか。そして足を軽くひきずりながら、苦々しそうに顔をしかめ、鼻と眉間にシワを寄せた。その表情には、思うようにいかない怒りだけでなく、悲しみや恥への嫌悪感など、複雑な感情が入り混じっていたようだ。マイナス感情をあえて表に出すことで、自分の心にそんな感情が積み重ならないようにしていると思われる。 一方、稀勢の里はマイナス感情やストレスが表情や仕草に出にくく、内側に抑え、ため込みやすいタイプだ。そんな“おしん”のような耐える性格が、力士として愛される所以でもあるが、黒星が続くと、抑え込んだマイナス感情が膨らみ、気持ちに余裕がなくなってしまう。 4日目には大関琴奨菊に突き落としで金星を配し、土俵に転がった。起き上がると土俵際で右膝を立て、土俵に左手をつき、しばしうなだれた。そこには悔しさというより、失意と情けなさが透けて見える。土俵を下りてからも、一点を見つめたままだ。頭の中で今の取り組みを思い返し、「なぜだ? どこがいけない?」と自問しては堂々巡りになっているように見える。思いつめると、ますます動きがなくなり、無表情になっていくようだ。。 それでも5日目の早朝稽古の後は「最後までやり抜く」とでコメントした稀勢の里。取り組みでは嘉風に押し倒され、土俵下に転落してしまった。視線を上げることなく礼をすると土俵を下りた。自分自身の相撲に自信がもてなくなったのだろう。横綱らしい相撲を取れない、見せられないという思いが強いのか、まっすぐに前を見ない。そのまま稀勢の里は、顔を上げてはいるものの視線を落とし、無表情で花道を戻っていった。視線の動きだけでなく、表情がないことで、かえって精神的な辛さを想像させてしまうのだ。 立ち合いに迷いがあると言われた白鵬、そして休場続きで相撲の勘が戻っていないと言われた稀勢の里。それぞれの心中はおもんばかるしかないが、なんとも重たい空気がたちこめる角界だけに、次の場所こそ、ぜひともスカッとする相撲を見せてほしいと願うばかりだ。
2018.01.20 16:00
NEWSポストセブン
相撲協会理事選 注目すべきは親方株の所有者
相撲協会理事選 注目すべきは親方株の所有者
 日本相撲協会では、2年に一度の理事選が近づくと、存在しながら誰も襲名していない“空き株”を襲名するためにベテラン力士の引退が相次ぐのが慣習だ。ただし、引退した力士が親方となった時、自らの意思で理事選に「1票」を投じられるとは限らない。「借株」という慣習の存在が、事態を複雑にする。「相撲協会が2014年に公益財団法人化された際、年寄株の売買は表向き禁じられました。しかし、実態としては退職した元年寄などが所有権を持ったまま、後継者から指導料などの名目で“家賃(名跡使用料)”を受け取っているケースがある。それが『借株』です」(若手親方の一人) たとえば、昨年末に翔天狼が襲名した「春日山」は、借株であるために大トラブルに発展した過去を持つ年寄株だ。 先代の春日山親方(元前頭・濱錦)が、先々代の春日山親方(元前頭・春日富士=故人)から借りていた年寄株を買い取る交渉が決裂し、法廷闘争に発展。2016年8月、東京地裁は元濱錦に名跡証書を受け取る対価として1億7160万円を支払うよう命じている(高裁で和解)。「億単位の額を一度に払える引退力士はほとんどいないので、多くが借株となる。借株の場合、理事選の投票では“所有権”を持つ人物の意向が優先されるのです。 今回の元翔天狼が継承した『春日山』も借株で、元春日富士の遺族が所有しているとされます。翔天狼は出羽海一門の力士でしたが、春日富士は時津風一門の力士だったので、この『1票』は時津風一門のものになる。しかも、春日富士の遺族の意向で反貴乃花サイドの票に回されると見られます」(ベテラン記者) つまり注目すべきは残る空き株の“所有者”なのである。残る5つある空き株のうち3つは、現役力士が所有している。「押尾川」は尾車部屋(二所ノ関一門)のベテラン力士・豪風(前頭13)が、「秀ノ山」は佐渡ヶ嶽部屋(二所ノ関一門)の元大関・琴奨菊(前頭2)、「安治川」は先場所幕内に返り咲いた伊勢ヶ濱部屋の安美錦(前頭10)が所有する。「残る『間垣』は時津風部屋に所属した元小結・時天空の遺族が、最後の『熊ヶ谷』は元十両・金親(2015年、暴行事件で協会解雇)の所有とされています」(同前) これら空き株が、借株として理事選における「1票」に変わっていくことで、協会の勢力図が少しずつ書き換えられていくのだ。「執行部が警戒するのは『秀ノ山』と『間垣』の行方です。前者は所有する琴奨菊の師匠である佐渡ヶ嶽親方(元関脇・琴ノ若)が貴乃花親方に近いし、昨年1月に悪性リンパ腫のため37歳で亡くなった時天空も、師匠だった時津風親方(元前頭・時津海)は貴乃花グループとみられています。この2つの空き株が貴乃花親方サイドの『1票』に変わることを八角理事長陣営は全力で防ぎにいくはず。初場所の土俵なんかに、構っている暇はないのです」(同前) 空き株に限らず、借株が存在することで情勢はより混沌としてくる。幕内上位の力士が、引退前に年寄株を取得し、その株をすでに引退した元力士に貸すケースもあるのだ。「田子ノ浦部屋(二所ノ関一門)の横綱・稀勢の里が所有する『荒磯』は、元前頭・玉飛鳥が借株として襲名し、同じ一門の片男波部屋の部屋付き親方となっている。こういうふうに同じ一門内での貸し借りなら話はシンプルだが、一門をまたいだ貸し借りは意図が訝られることになる。 たとえば八角理事長(元横綱・北勝海)のいる高砂一門に属する九重部屋の千代鳳(幕下9)が所有する『佐ノ山』は、時津風部屋の元前頭・土佐豊が借株で襲名して部屋付き親方になっている。時津風親方と貴乃花親方が近いとされるため、そのパイプは九重親方(元大関・千代大海)にもつながっていると考えられるわけです」(協会関係者)※週刊ポスト2018年1月26日号
2018.01.18 07:00
週刊ポスト
ゲン担ぎ実例集 石川遼、浅田真央、白鵬、野村克也らの場合は
ゲン担ぎ実例集 石川遼、浅田真央、白鵬、野村克也らの場合は
 アスリートや俳優、角界でもゲン担ぎをしている人は多い。そのほか業界にまつわるゲン担ぎもさまざまある。やっぱり効果があるとしか思えない…。そんな著名人のゲン担ぎを紹介する。◆プロゴルファー・石川遼 ツアー最終日には赤いウエアパンツ ◆プロゴルファー・横峯さくら トーナメント中は「金色のネイル」 ◆元フィギュアスケート選手・浅田真央 左足からシューズを履き、左足からリンクに入る。 試合直前にラベンダーオイルを手首に塗る。◆横綱・白鵬(土俵での仕切り制限時間いっぱいの場面で)小走りで塩を取りに行き、汗を拭うタオルを左手で受け取り、土俵に戻る前に花道の奥にいる付け人と目を合わせる◆元プロ野球監督・野村克也 勝ち続けると下着を替えない 楽天監督時代は真っ赤なパンツを3日間はき続けた 監督時代(南海・ヤクルト・楽天)の背番号は「19」「73」「82」でどれも足すと「10」になるような番号を選んでいた ◆俳優・佐々木蔵之介 舞台に立つ時は「赤いパンツ」 ◆力士・石浦 勝っている間はヒゲをそらない ◆小結・琴奨菊 両手で交互に尻を叩きながら塩を取りに行き、土俵に向き直ったところで上半身を大きくのけぞらせる(通称・琴バウアー)※女性セブン2018年1月18・25日号
2018.01.12 16:00
女性セブン
稀勢の里と琴奨菊、貴景勝と北勝富士など1月場所注目取組
稀勢の里と琴奨菊、貴景勝と北勝富士など1月場所注目取組
 1月14日に初場所の初日を迎える大相撲。場所後には日本相撲協会の理事選が控えており、理事長争いに名乗りを挙げるのは、日馬富士の暴行事件を機に激しく対立する八角理事長(元横綱・北勝海)と貴乃花親方だ。土俵外の遺恨が持ち込まれる因縁の取組が予想されるなか、遺恨とは関わりなく好取組が期待される顔合わせもある。【稀勢の里vs琴奨菊】(30勝35敗=前者から見た対戦成績、以下同) モンゴル勢が問題だらけで、存在感を見せたい日本人横綱・稀勢の里だが、15日皆勤は昨年3月場所以来ない。「鬼門は対戦成績で負け越している元大関・琴奨菊。一門の連合稽古もあり、手の内はわかっている。押し相撲の琴奨菊にとって、立ち合いで変化しない稀勢の里は与しやすい」(スポーツ紙デスク)という。 今場所も餌食になるようだと皆勤さえ危うくなる。【豪栄道vs高安】(9勝16敗) 土俵で真価が問われるのは大関陣も同じ。「先輩大関でありながら対戦成績で後れを取る豪栄道が、高安への対抗意識を燃やしている」(同前)というから、直接対決が注目だ。 豪栄道は出羽海一門でありながら、二所ノ関一門の連合稽古に毎回のように参加。高安対策を練っている。【松鳳山vs千代翔馬】(1勝1敗) 入院中で初場所後は理事を降りるのが濃厚とされる二所ノ関親方(元大関・若嶋津)の愛弟子・松鳳山は師匠の苦境に闘志を燃やす。「特にガチンコモンゴル力士・千代翔馬との一番が見もの。2016年9月場所の初顔合わせで、千代翔馬が立ち合いで強烈な張り手をくらわせた。激怒した松鳳山は鬼の形相で千代翔馬を土俵下に叩きつけた。今場所は番付が近いので、“遺恨試合”が見られる」(同前)【貴景勝vs北勝富士】(1勝1敗) 初場所最注目の大一番は、八角理事長と貴乃花親方の弟子による代理戦争だ。「2人は同じ埼玉栄高相撲部出身で北勝富士が4年先輩。ただ、馴れ合いなどない。初顔合わせとなった昨年5月場所では、8回も頭でぶつかり合う激しい一番を貴景勝が制した」(同前)※週刊ポスト2018年1月12・19日号
2018.01.06 16:00
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【著者に訊け】星野智幸氏 相撲への無自覚な差別が怖い
【著者に訊け】星野智幸氏 相撲への無自覚な差別が怖い
【著者に訊け】星野智幸氏/『のこった もう、相撲ファンを引退しない』/ころから/1600円+税 目の前の事象に目を凝らすことで、世の中の構造や行く末さえ看破してしまう能力者がごく稀に存在する。例えば作家・星野智幸氏だ。〈スポーツとは、社会の深層で起こっていることを、社会よりも少し早く先取りする場〉と書く彼にとって、大相撲もその一つ。中でも観客らが必要以上に日本人力士に肩入れする、〈日本人ファースト〉を問題視する。 確かにヘイトスピーチやネトウヨの存在も問題だが、〈問題は、そのような人たちの暴力的な言葉に対して、一般社会が多少眉をひそめつつも無関心な態度を取り続け〉〈差別が大手を振ってまかり通るようになってしまったこと〉。 特にスポーツなどの非日常的局面では〈不作為的差別から積極的差別への転換〉が起きやすく、日本人が日本人を応援しても誰も疑問を抱かない。表題はその名も、『のこった』──。土俵際寸前まで追いつめられているのは、果たして力士か私たちか? 子供の頃から力士に憧れ、初めて投稿した作品も相撲小説だった(!)という純文学作家に会おうとした矢先、とんでもない事件が起きた。当時の現役横綱・日馬富士による貴ノ岩暴行事件とその後の引退劇である。「まだ全容が解明されていませんが、僕は両力士のファンなので、寝込みそうなぐらいショックです。横綱時代に僕の人生まで託した貴乃花親方には今は不信感が募るばかりだし、相撲協会は、ちゃんとファンや力士のことを考えた明快な対応ができていないし、苦しくて仕方ないです」 本書では19年ぶりの日本人横綱誕生に沸いた2016~2017年のブログやエッセイの他、著書『スー女のみかた』もある和田靜香氏との対談や、相撲小説「智の国」を収め、自身愛してやまない相撲の魅力やファンの変化についても、その筆は冴える。 例えば「豪・栄・道!」などと、力士を集団で応援する〈コール〉の是非だ。これに〈日本、チャチャチャ〉にも似た違和感を抱く氏は、〈個人対個人で勝負する相撲は、応援するほうも個人であるべきだ〉と書く。「僕は輪湖(りんこ)時代の初代貴ノ花とか、あの千代の富士も手を焼いた花乃湖など前捌きの巧い力士が昔から好き。そうした好みを満たすのが、僕が社会に出た1988年に初土俵を踏んだ貴乃花でした。 新聞社を辞めたのも彼の相撲に対する一途な姿の影響ですし、2001年5月場所の優勝決定戦で貴乃花が武蔵丸を破り、小泉首相の〈感動した!〉に日本中が沸いた時は、貴乃花同様に僕も孤独を感じた。結局、彼は2003年に引退し、僕は白鵬の優勝記録更新が話題になった2014年9月まで、相撲を見なくなるんです」 そして2015年1月。久々の観戦に訪れた氏は、大鵬の大記録に挑む白鵬をよそに、〈日本人力士がんばれ〉と声援が飛ぶ光景に目を疑う。「あの時は思わず〈白鵬! 白鵬!〉と叫んだくらいです。その空気は翌2016年の琴奨菊の優勝を経て、稀勢の里の横綱待望論に繋がっていく。僕には〈日本出身力士〉の優勝と日本国籍を持つ旭天鵬の優勝を区別する理由がわからないし、稀勢の里の早すぎる横綱昇進には当人が最も苦しんでいると思う。ところがファンやメディアにも差別の自覚は一切なく、無意識だから、怖いんです」◆国技という概念もフィクション その点、スー女は違った。一般には美形力士・遠藤や2012年創刊のフリーペーパー『TSUNA』が火付け役とされるが、鶴竜や千代丸をアイコン化し、稀勢の里を〈魔性の男〉と呼ぶ独創性には、なるほど舌を巻く。「あの朝青龍が〈朝さま〉として尊敬されていたり、意外と顔じゃないんですよね(笑い)。国籍も単にキャラの一つで、高安や御嶽海のフィリピン人のお母さんは『若くてカワイ~』で、それ以上でも以下でもない。かくいう僕も理屈を語りたがる分析オヤジの一人で、そうか、好きに理屈は要らないんだと気づかされたし、純粋に好きなものを守ろうとするスー女の存在は相撲界の希望だと思います」 彼はそこに韓流ファンにも通じる〈フィクションをさらにフィクション化して、自分の物語に変える〉ミーハー力を見、全てのスポーツは〈フィクションであることを意識に留めながらのめり込むべき〉だと書く。「僕は大のサッカー好きでもあって、僕ら観客の熱狂が所有意識や排他性に転じる危うさと向き合ってきた。考えてみれば僕は土俵上の貴乃花に心酔していただけですし、高橋秀実著『おすもうさん』によれば、国技館ができる前は国技という概念自体なかったらしい。つまり日本人とか国家とか国技というのも全部、一種のフィクションなんです」 その虚構が時に途轍もない真実を孕むから私たちは胸打たれるのだが、昨今はトランプ政権の言う〈代替的事実〉やフェイクニュースが幅を利かせ、フィクションの取り扱いに関するリテラシーも低下しつつある。「確かに。今は何事も声の大きい方の意見が罷り通り、印象だけで事実が決まっていくご時世ですからね。一方で現実がつらい時ほどフィクションはワンクッションになるし、目の前の事実が孕むフィクション性を自覚する訓練にもなる。今はみんなが孤独でつらいんだとは思う。だからって日本第一主義みたいな捏造的虚構にしがみついても、かえって自分たちの現実を息苦しくするだけです」 そんなフィクションとの幸福で成熟した関係を築くためにも、相撲は有効だと星野氏は言う。「2歳までロスにいた僕は出身地の話が嫌い。文学とサッカーが目的で訪れた南米の、国籍も人種も全てが溶け合う空気に、未来への希望を確信したものです。 なのに日本では最盛期で30万人いたブラジル人労働者も見えない存在にされるし、2017年春場所の照ノ富士への〈モンゴルに帰れ〉ブーイングなんて言語道断でしょ。2014年の〈「Japanese Only」〉事件でレッズに無観客試合を科したサッカー界のように、相撲界はもっと厳しく対処していいと思う。 僕は相撲が差別の温床になることだけは避けたいし、むしろスポーツこそがそれをギリギリ食い止められる砦だと思っている。そして白鵬のスゴさとか、嘉風や安美錦の巧さの話だけを、本当はしていたいんです」〈相撲ファンを引退することは、もうありません〉という彼の『のこった』宣言は、流れに流されそうになっても徳俵で踏みとどまり、あくまで私的で自由な「好き」をやめないことを、おそらくは意味する。【プロフィール】ほしの・ともゆき:1965年アメリカ生まれ。早稲田大学第一文学部卒。新聞記者を経て、メキシコへ留学。帰国後は翻訳業の傍ら新人賞に応募、1997年『最後の吐息』で文藝賞を受賞しデビュー。2000年『目覚めよと人魚は歌う』で三島由紀夫賞、2003年『ファンタジスタ』で野間文芸新人賞、2011年『俺俺』で大江健三郎賞、2015年『夜は終わらない』で読売文学賞。ちなみに本書の帯は「嘉風色」。「特殊な緑らしく、お金がかかってます!」。170cm、60kg、B型。■構成/橋本紀子 ■撮影/国府田利光※週刊ポスト2017年12月22日号
2017.12.18 16:00
週刊ポスト
力士の酒豪伝説 日本酒を36L飲んで酩酊しなかった雷電
力士の酒豪伝説 日本酒を36L飲んで酩酊しなかった雷電
 角界が揺れる中、「謎のスー女」こと相撲女子の尾崎しのぶ氏が、相撲コラムを週刊ポストで執筆中。相撲界は酒席の事件で揺れているが、過去の名力士たちは酒をどう付き合ってきたのか? 尾崎氏がつづる。 * * * 十一月場所十両入りした隆の勝は酒が全く飲めないと相撲誌に書いてあった。日馬富士の真っ赤な目をした優勝翌日会見が記憶に新しいだけにおどろいた。しかし思い出せば琴奨菊は奈良漬けすらアウト。松鳳山も酒を飲まない。安芸乃島はウイスキーボンボン一個食べただけで寝てしまう下戸だった(安芸乃島の親方は、兄・二子山親方の厳しさへの反感から兄弟子に飲酒を強要され内臓を悪くした大関・貴ノ花だったから、自分の弟子の育成には気遣いがあったのだろう)。 それでも力士には飲み放題を適用させない居酒屋もあると耳にしたり、白鵬がテレビでものすごいスペシャルカクテル(ウイスキーのビール割りシークワーサー風味)を披露していたことなどが力士は酒好きとの印象を残す。だからこそ、新十両力士を華々しく紹介する質問の中に「酒量は?」とあるのだ。 力士の酒のエピソードは数多くあるが、強烈なのは太刀山の好敵手だった駒ケ嶽。日本酒を毎日六升飲んでいた。そして現役中の一九一四年、巡業地の茨城でどぶろくを飲んだ後日向で気持ちよく昼寝をしていたところ、胃の中のどぶろくが発酵して毒になって腸と脳に回り急死。享年三十三。 横綱を嘱望されていた時期もあった実力者だったが酒が好きで体を壊し、負けがこんではまた酒を飲んだ。その末に好きな酒のせいで亡くなった。周囲や遺族の気持ちはあろうが、駒ケ嶽にとっては愛した酒との心中にあたるように思う。 悲しい駒ケ嶽とは違い、ニヤリとさせてくれるのは江戸時代のスーパースター雷電。雷電が現役時代より記した日記『諸国相撲控帳』に、こんな話が書いてある。 享和二年(一八〇二年)、長崎で清の学者の陳景山と出会う。飲酒に関しては李白の生まれ変わりであると自称する陳先生と飲み比べをした。互いに酒を注ぎ合い気付いたときには一斗ずつ飲み干していた。先生はここでダウンしたのだが、雷電はさらにもう一斗飲み鼻歌を歌いながら高下駄で宿に帰った。 三十六リットルの日本酒を飲んで酩酊しないとは、いくら百九十七センチ百七十キロでもおどろきだ(巨人でないのに十八リットル飲んだ陳先生も李白を名乗るだけのことはある)。翌朝目覚めて雷電の様子を聞いた陳先生は書と絵を贈ったという(黒星のほとんどは引き技だった雷電。二日酔いの疑惑を私は持っている。どれだけ飲んでそうなったのか知りたい)。 寛政二年(一七九〇年)の初土俵から二十一年の現役生活で、黒星はたったの十個。三十四場所に出場したうち優勝は二十八回。通算成績は二百五十四勝十敗十四あずかり二引き分け五無勝負で、勝率は九割六分二厘。年に行われる場所数も日数も今とは異なっているから単純に比べられはしないのだが、白鵬ですら現在まで勝率八割に満たないのだから今後塗り変えられる数字ではないだろう。 雷電の死から三十七年後に出身地信濃国(長野県)に建てられた「力士雷電之碑」には、佐久間象山による文が彫られている(死後二十七年と書かれているのは、弟子吉田松陰の密出国未遂に協力したとして謹慎させられる前にしたためた文だと偽るためだったという説がある)。間違っているかもしれないが、私なりに読んでみた。〈雷電の力は比べるものがなく、世と間を空けて一つだけとび出している。天はあなたを惜しんでいる。私は士人であるけれど、ずば抜けることができない。あなたの為に碑を作りながら恥じ入り心があつい〉 佐久間象山が生まれる直前に雷電は引退。現役をその目で見ていなくても、語り継ぎの中に同郷の英雄の輝きは感じられたのだろう。深い尊敬がこめられている。相撲ぶりにしろ酒にしろ雷電の無類の強さは、絵や文に称えずにはいられない魅力を持っていたということ。酒はやはりいいものだ。飲み会の多いこの季節。くれぐれも駒ケ嶽にならないよう気をつけながら、ほどほどに仲間と飲みたい。※週刊ポスト2017年12月22日号
2017.12.16 16:00
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九州場所の稽古場事情 ファンとの交流が地方場所ならでは
九州場所の稽古場事情 ファンとの交流が地方場所ならでは
 大相撲の本場所は年6回。うち3回は東京(1月、5月、9月)、残り3回が大阪(3月)、名古屋(7月)、福岡(11月)と地方での開催となる。地方場所には、東京とは違った相撲の楽しみ方がある。 まず注目すべきは「宿舎」だ。東京ではそれぞれの部屋から両国国技館へ向かうが、地方場所では各部屋が宿舎を借り、そこから通うことになる。他のスポーツとは違ってホテルではなく、神社や倉庫、公民館などを借り上げるのが一般的だ。宿舎には「土俵」を設置しなくてはならないからである。 そのため部屋によって環境が大きく違ってくる。例えば元大関・魁皇の浅香山部屋は住吉神社内に常設された吹きさらしの土俵を使っているが、宇良や徳勝龍など5人の関取をはじめ36人の力士を擁する木瀬部屋は、屋内に土俵が3面も作られるという角界でも前例のない手厚い環境で稽古ができる。 宿舎は基本的に毎年同じところを拠点にすることが多い。だが最近はより広い場所を求めて宿舎を移すケースが出てきた。 例えば田子ノ浦部屋では、昨年の九州場所以降に横綱・稀勢の里と大関・高安が誕生したこともあって宿舎を新築。これまでの糟屋郡の公民館から大野城市内の新宿舎に移った。 元横綱・武蔵丸の武蔵川部屋は、会場から車で1時間ほどの距離にある福岡県東部の中間市に宿舎を置いた。貴乃花部屋も同じく、車で1時間かかる福岡県中央部の田川市に宿舎を構えている。 郊外を拠点とするメリットは、広い場所を確保できること、そしてファンとの触れ合いを増やせる点だ。地域振興として郊外の市町村が全面協力するイベントも多く行なわれている。◆ファンとの距離の近さが魅力 武蔵川部屋では親方や力士は「小学生相撲」や「植樹祭」などのイベントに参加し、市内の「イオンなかま」のオープンスペースで激励会が行なわれ、多くの市民が集まった。貴乃花部屋では、九州場所前に開催される「炭坑節まつり」に貴乃花親方や貴景勝らが参加。「田川チビッコ相撲大会」の審判や裏方として手伝い、炭坑節総踊りにも加わって市民と一緒に盛り上がっていた。 千代大龍や千代の国など関取5人が在籍する九重部屋では、稽古場の周辺にファンが集まり、稽古後には人気力士の千代丸に赤ちゃんを抱っこしてもらう記念撮影に希望者が殺到。最後のひとりまで笑顔で記念写真に納まっていた。このファンとの距離の近さが、地方場所ならではの魅力である。 タニマチや地元の有名人も稽古見学に多数訪れる。地方場所では米、肉、魚、野菜類はもちろんのこと、調味料や日常必需品までタニマチが差し入れしてくれるのが慣例。 角界最高齢力士の華吹がちゃんこ長として切り盛りする立浪部屋でも、米や野菜などが山積みされていた。その立浪部屋には、飛天龍と同級生のプロ野球、ソフトバンクの本多雄一が顔を見せていた。 場所前の「前夜祭」が行なわれるのも地方場所だけ。名古屋と大阪は新聞社主催で行なわれるが、九州場所では主催はNHK福岡放送局。本場所が開催される福岡国際センターの土俵で、郷土出身力士の琴奨菊と嘉風のトークショーや横綱土俵入り、チビッコ相撲、力士のカラオケなどが行なわれ、土俵を囲んだ500人が声援を送った。 1年の締めくくりとなる九州場所の盛り上がりに日馬富士の暴行事件が水を差したが、その分、土俵の充実を期待したいところである。■撮影/作田祥一、取材・文/鵜飼克郎※週刊ポスト2017年12月1日号
2017.11.21 16:00
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稀勢の里とご当地力士 九州場所は「初顔合わせ」に注目
稀勢の里とご当地力士 九州場所は「初顔合わせ」に注目
 久々の日本人横綱誕生に沸いた今年の大相撲。1年を締めくくる九州場所も例年以上の盛り上がりを見せている。そんななかで起こりそうな“事件”とは──。 1988年の九州場所千秋楽、「双葉山の69連勝」という大記録に挑んだ千代の富士にガチンコ横綱・大乃国が土をつけ、連勝記録は53でストップした。白鵬の63連勝が当時平幕だった稀勢の里に止められたのも、2010年の九州場所2日目だった。「九州場所が開催される福岡国際センターではなぜか大波乱が起き、座布団が乱れ飛ぶことが多かった。そのためか2008年から協会は、桟敷の座布団を1人用のものから、2人用に改めた。4人升席では2人用2枚が縫い合わされ、投げるには重すぎるし、そもそも誰かが座ったままだと投げられないようになった。それ以降は、代わりにスタンディングオベーションが起きています」(協会関係者) 九州場所では21年ぶりとなる15日間通じての満員御礼が確実視されている。「若手の台頭が目覚ましく世代交代の場所になるという期待の表われでしょう」(同前) そんな今場所、優勝争いのカギを握るのが「初顔合わせ」だ。とくに横綱・稀勢の里は、3場所連続休場(途中休場を含む)の間に、実力派のガチンコ若手力士が次々と幕内上位に昇進したことで、「鬼門」だらけになるとみられている。◆稀勢より琴奨菊が人気「横綱にとって『初顔』の相手は手の内が分からず、番狂わせが起こりやすい。かつて千代の富士が初顔の貴花田(当時)に負けて引退を決意した例が象徴的(1991年5月場所)。負ければ金星という重圧もあり、取りこぼしが増える」(担当記者) 初顔に強いか弱いかは横綱のなかでもタイプが分かれ、強い横綱の筆頭格が対初顔34連勝の記録を持つ朝青龍。白鵬も28連勝していたが、今年は初場所で荒鷲(前頭5=番付は今場所、以下同)、貴ノ岩(前頭8)という2人の初顔相手に黒星を喫した。「衰えが見える」(同前)と言われ始めた所以だ。 それ以上にピンチとみられているのが横綱として初めての九州場所を迎える稀勢の里である。 横綱昇進後、初顔との対戦で黒星はないものの、いずれも紙一重の相撲ばかり。新横綱として臨んだ5月場所は3日目に千代の国(前頭4)、5日目に千代翔馬(前頭6)と対戦。とくに千代の国との一番は土俵際に倒れ込みながらの押し出しで勝ちを拾った。続く名古屋場所でも2日目に初顔の貴景勝(前頭1)に土俵際まで追い詰められた(結果は突き落としで白星)。「今場所は、稀勢の里の休場中に3場所連続2ケタ勝利をあげた阿武咲(小結)が初顔になる。激しい動きで相手を翻弄する21歳に手を焼くはず。また、思い切りのいい出足で攻める北勝富士(前頭3)との初顔も気を抜けない」(担当記者) 他にも、稀勢の里が苦戦しそうな相手が並ぶ。今年に入って黒星をつけられている御嶽海(関脇)、嘉風(同)、琴奨菊(小結)、栃煌山(前頭2)と対戦があるのは確実。なかでも厄介なのは、福岡出身の琴奨菊、大分出身の嘉風といった地元出身の力士たちだ。「角界には“江戸の大関より故郷の三段目”という格言がある。地元力士は大声援を受けていつも以上の力を発揮する」(担当記者) 大関を陥落後、7年ぶりとなる平幕も経験した琴奨菊は2場所ぶりに三役に復帰。稀勢の里相手に通算対戦成績では35勝30敗と勝ち越している。「東京のファンには“終わった人”かもしれないが、九州では今でも稀勢の里より人気がありますよ。大分出身の関脇・嘉風も、今年5場所すべてを勝ち越し、本気で最年長大関昇進を狙っている。地元で“嘉風杯”という子供相撲大会を主催するなどやはり人気は抜群で、大応援団が詰めかけるのは間違いない」(後援会関係者) 正代(前頭7、熊本出身)、千代丸(前頭8、鹿児島出身)といった力士も星を伸ばせば横綱との対戦の可能性がある。場所前のスポーツ紙は稀勢の里を〈完全復調の兆し〉などと持ち上げるが、難しい相撲が続きそうだ。※週刊ポスト2017年11月24日号
2017.11.15 07:00
週刊ポスト
琴奨菊 休場だらけの秋場所で一番の気合い見せノリノリ
琴奨菊 休場だらけの秋場所で一番の気合い見せノリノリ
 3横綱に続いて大関・高安も、小兵の宇良も休場に追い込まれ「学級閉鎖」状態の大相撲秋場所、支度部屋で一番気合いを見せるのが、西の前頭筆頭・琴奨菊だ。 取組が進んでいく中、音楽を聴きながら目をふせて精神集中。その後は付け人を前に立たせて立ち合いの稽古を繰り返していた。 カド番だった今年初場所に負け越し、大関を陥落した琴奨菊。10番勝っての大関復帰をかけた春場所でも9勝6敗と復帰は叶わず、今は平幕力士だが、今場所はノリノリだという。「春場所で6敗目をつけられた因縁の相手である照ノ富士を2日目に撃破、3日目には立ち合い不成立気味ではあったが日馬富士からも“初金星”をあげた。3日目までに横綱・大関との対戦を終え、あとは関脇以下との対戦。平幕のガチンコ力士の方が手強いといわれているが、こんなチャンスは、今場所しかないでしょうね」(若手親方)◆売店では「鶴竜引退」 話題にものぼらなくなったのが、2場所連続途中休場を経て、秋場所は初日から休んでいる横綱・鶴竜だ。館外売店には休場中の白鵬や稀勢の里の手形付きサイン色紙は売られているが、なぜか鶴竜のものがない。「館内には置いてますが、館外は白鵬、日馬富士、稀勢の里、高安、遠藤の5種類だけ。それは最初から決まっているので……」 と担当者も歯切れが悪いが、勝てなくなった者が退場を迫られるのも、ガチンコ勝負の世界だ。 そうしたなかで光るのが、御嶽海と嘉風の両関脇を押し倒したうえ、5日目には横綱・日馬富士をはたき込みで下し初金星を挙げるなど、元気な取り口が目立つ21歳の阿武咲(前頭3)だ。「地元・青森の三本木農業高校に進み、1年で全国大会と国体で優勝。卒業を待たずに阿武松部屋へ入門した逸材。中学時代からソリ込みを入れていたというから、休む力士ばかりのなかでツッパリ根性の気合いは違う。期待の星です」(前出の親方) 予想外の「新星」は、こんな場所にこそ、現われるのかもしれない。※週刊ポスト2017年9月29日号
2017.09.17 16:00
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