国際情報

20分で犯人射殺&事件解決 世界最強特殊部隊候補はフランス

 テロなどに備えて実戦的な訓練を積む日本の特殊急襲部隊SATだが、ヨーロッパにはそのお手本となる部隊が存在する。なかでもフランス警察特殊部隊の実力は抜きんでている、と世界各国の部隊を取材したジャーナリスト、笹川英夫氏は解説する。
******************************
 犯罪が凶悪化し、テロが頻発する今、世界的に「警察特殊部隊」が必要とされてきている。多くの人がまず真っ先に思い浮かべるのが、米国のSWAT、日本のSATあたりだろう。だが世界各国の特殊部隊を取材してきた身からすれば、歴史的にも、装備やスキルの面からも、一目置かれているのは、むしろヨーロッパの特殊部隊だ。

 1994年12月26日深夜。フランスのマルセイユ空港に、アルジェリアからのエールフランスの旅客機が1機、給油のために降り立った。イスラム武装集団によるハイジャックだった。

 この時出動したのが、フランスの国家憲兵隊治安介入部隊GIGNだ。後に「エールフランス8969便ハイジャック事件」と呼ばれ、アメリカ同時多発テロ事件に連なる事件であったことがわかったこの事件に、GIGNはどう対処したか。

 1班15人編成のGIGNは、3つの班を出動させた。突入開始のGOサインが出されてからわずか20分。双方で1500発の銃弾が飛び交う銃撃戦の結果、4人の犯人は全員射殺。残った人質を無事救出したのだった。

 GIGNの本部はベルサイユ宮殿の隣にあり、隊員は国家憲兵隊10万人の中から選ばれたエリート中のエリートだ。

 私は訓練に同行したが、そのスピードとテクニックは、間違いなく世界1、2位だろう。ハイジャック事件の解決の仕方を見てもわかるように、常に先手を取り、迅速性で勝負する。特に射撃の腕は秀でており、ライフル200メートル射撃で95点以上という命中精度を誇り、すべての火器のエキスパートである。ハイジャック事件でコックピットにいた犯人を射殺したことでも、その技術がわかるだろう。

※SAPIO 2010年9月29日号

関連記事

トピックス

年末、大谷夫妻はハワイで過ごしていたようだ
《お団子白コーデの真美子さんに合わせたペアルック》大谷翔平の「イジられる」魅力…ハワイではファンに妻と笑顔の対応、後輩も気を遣わない「自信と謙虚さのバランス」
NEWSポストセブン
トイレ使用をめぐって揉めることも多い(写真提供/イメージマート)
《年末年始にトラブル増加》わざと女性用トイレを使う男性問題 「注意すると”なぜ小便器がないのか”と逆ギレ」嘆く居酒屋店長
NEWSポストセブン
一世を風靡したビートきよしの現在とは
《意識失い2025年に2度の救急搬送》難病で体重22キロ増減のビートきよし、週3回人工透析も…“止められない塩分摂取”「やり残したことなんてない」 
NEWSポストセブン
川島なお美さんを支え続けた、夫でパティシエの鎧塚俊彦氏(2011年10月)
《また恋をしたいとは思っています》パティシエの鎧塚俊彦氏、妻・川島なお美さんを亡くして自問自答の10年「僕らの選択は正しかったのか…」
NEWSポストセブン
引退する棚橋弘至(右)と、棚橋への思いを語る武藤敬司(左)
《棚橋弘至がついに引退へ》「棚橋も俺みたいにハゲていけばよかったんだよ」武藤敬司が語ったかつての付き人に送る“はなむけの言葉”
NEWSポストセブン
餅つきに現れた司忍組長
《六代目山口組の餅つきに密着》近隣住民も驚いた「6時間の“ヨイショ”の掛け声」…高山清司相談役の登場に警察が驚愕したワケ
NEWSポストセブン
静岡大学名誉教授で文学博士の小和田哲男氏(右)と駿河台大学教授の黒田基樹氏
《大河ドラマ『豊臣兄弟!』がスタート》弟・秀長はなぜ主役たりえるのか 「秀長こそが人たらしだった」時代考証担当が明かす“戦国最高の交渉人”の素顔【小和田哲男氏×黒田基樹氏対談】
週刊ポスト
フジテレビをはじめ、女性アナウンサーをめぐる様々な「組織改変」があった2025年(時事通信)
《テレビ各局の社内改革》ひっそりとなくなっていた「女性アナウンサーの人気グッズ」…フジテレビは「コーディネーター職」新設も止まらぬ“退社ラッシュ”
NEWSポストセブン
店を出て言葉を交わす2人(2025年11月)
《寄り添う夫婦の黒コーデ》今井美樹と布袋寅泰、街中でかかげたキラりと光る指輪に妻の「プライド」高級スーパーでお買い物
NEWSポストセブン
結婚を発表した長澤まさみ(時事通信フォト)
《圧巻の8頭身ボディ》結婚発表の長澤まさみが語っていた「タイプの男性」 インタビュアーも虜になったオーラと「人間力」
NEWSポストセブン
今森茉耶(事務所HPより、現在は削除済み)
《ゴジュウジャー降板女優の今森茉耶》SNS投稿削除で“消息不明”に…母親が明かした複雑な胸中「何度でもやり直せる」
NEWSポストセブン
2025年に離婚を発表した加藤ローサと松井大輔(左/本人インスタグラム、右/時事通信フォト)
《ファミリーカーの運転席で弁当をモグモグ…》2児の母・加藤ローサ、離婚公表後の松井大輔氏との現在 いまも一緒に過ごす元夫の愛車は「高級外車」
NEWSポストセブン