国際情報

中国の巨大100kgカボチャと10kgトマトを金総書記が欲しがる

 8月に中朝国境地帯が豪雨に見舞われ、国境の川・鴨緑江が氾濫するなど洪水被害が深刻化。北朝鮮はただでさえ毎年100万トン以上の食糧が不足しているところに、国境地帯の新義州市では住宅や農地が浸水するなど、今年は食糧不足が深刻化することが明白になった。天安門事件のスクープ報道で知られるジャーナリストで、国際教養大学教授のウィリー・ラム氏によれば、このため、金総書記は食糧支援の緊急性を説明するため、訪中を行ったというのである。以下、ラム氏の解説。

******************************
 中国側は食糧不足に悩む北朝鮮に配慮して、金総書記を吉林農業大学や隣接する農業博覧会に招待。同筋によれば、金総書記は、中国の人工衛星に乗せられて宇宙空間で過ごした農作物の種を植えて育てた「宇宙野菜」に非常に興味を示したという。

 重さ100㎏のカボチャや10㎏のトマト、長さ25㎝の唐辛子など巨大な野菜を見た総書記は「これは何人分?」などと熱心に質問し、いくつかの作物の種を受け取って、中国の技術指導も要請したという。

 まさに、北朝鮮の深刻な食糧不足を物語っている。とうとう金総書記も深刻な食糧不足を前に、中国側に骨抜きになってしまったと言えなくもない。
 
※SAPIO2010年10月13・20日号

関連キーワード

トピックス

二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン