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公認会計士合格の16才 ちらしの裏に必要事項書いて勉強

 昨年11月、16才の長谷川智也くんは、不合格率は実に92%、一流大学の学生でも合格が難しいといわれる公認会計士試験に、史上最年少で合格した。中学時代の成績は「中の上」だったという智也くんは、いったいどんな勉強法でこの快挙を成し遂げたのか。

 父親である時彦さん(52)は「勉強しろ」といったことは一度もなく、「人よりも勉強時間を短くしろ」といっていたのだとか。

「長い時間勉強するよりも、集中して、10分の1の時間で勉強するほうがいい、とアドバイスしました」(時彦さん)

 智也くんの勉強法は「まずはテキストを読むだけ」だった。母・明子さん(48)はこう語る。「実は私から見ると智也はあんまり勉強しているように見えなかったんです。普通勉強というとテキストを見て、ノートに書いてこそ勉強というイメージがあったので…」

 集中力がキーワードだと時彦さんは話す。智也くんは集中するために、勉強中は耳栓をしていたという。

「書くよりも集中して読むことで理解するという勉強法でした。妻のいうこともわかりますが、書いている時間は意外にもったいないんですよ。ノートに書いて、後で見直ししようと考えると、集中力が欠けてしまう。“ここで覚えなくては!”と集中し、そのときに覚えるという勉強をしていました。

 公認会計士の勉強に関してはノートすら持っていなかった。ただ、読んで理解して自分にインプットしたらアウトプットすることも大切です。理解したことを確認するときにはコピーやちらしの裏に書いていました」(時彦さん)

※女性セブン2011年2月3日号

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