国内

「高市早苗氏という“最後の切り札”を出すか、小泉進次郎氏で“延命”するか…」フィフィ氏が分析する総裁選の“ウラの争点”【石破茂首相が辞任表明】

昨年10月の総裁選で石破首相と一騎打ちとなった高市早苗氏(時事通信フォト)

昨年10月の総裁選で石破首相と一騎打ちとなった高市早苗氏(時事通信フォト)

 9月7日、石破首相が辞任の意向を表明し、はやくも総裁選レースが熱を帯びている。8日には茂木敏充前幹事長が出馬を表明し、林芳正官房長官も意向を固めた。そんななか、次期総裁として有力視されているのが、昨年10月の総裁選で石破首相と一騎打ちとなった高市早苗氏と、1回目の投票で2人に次いで3位となった小泉進次郎氏だ。エジプト人タレント・フィフィ氏は、今回の総裁選をどう見るか──。

 * * *

 私は、高市早苗さんが自民党にとっての“最後の切り札”だと考えています。自民党=保守政党というイメージが瓦解しつつあるうえ、前回の参院選でも参政党の躍進によって保守層の票が流れたという印象がある。そんななか、自民党が原点回帰するためには保守色が強い高市さんを推すしかない。

 問題はそれが、諸刃の剣でもあること。

 仮に高市内閣が発足し、自民党支持者の期待に応えられなかった場合、後のない自民党はいよいよ崩壊の道を辿ることになるからです。しかも、今の自民党の環境下でこれまで高市さんが掲げてきた政策を実現できるかといえば、容易ではありません。また党内の結束面においても苦労を強いられるでしょう。“保守政党としての自民党”に期待している有権者たちの支持を一時的に取り戻すだけに尽きる可能性が高いと思います。

 その点、小泉進次郎さんの場合は、自民党崩壊の“決定打”にはならないかもしれない。父・小泉純一郎さんが長期政権だったことに付随する期待感やフレッシュなイメージから、国民ウケを狙える首相になるとも思う。知名度も十分です。ただ、安全保障や国防、アメリカとの関係強化が望まれるこの時代にトップとして推すには心許なさもあります。

関連記事

トピックス

小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン