スポーツ

青木宣親ヤクルト退団 後釜に二軍盗塁王・上田剛史挙げる声

日本球界屈指の巧打者、前ヤクルト・青木宣親の移籍先がミルウォーキー・ブルワーズに決定した。ヤクルトは、青木という大きな穴を埋めることができるのか? スポーツジャーナリストの安倍昌彦氏は、イースタンの盗塁王・上田剛史を、青木後任の一番手として挙げる。

* * *
ミルウォーキー・ブルワーズに決まった青木宣親(ヤクルト)は大丈夫だろうか。1、2番タイプの俊足の左打者、中南米出身の中に叩いても死なないような屈強なのがマイナーにわんさといると聞いている。同じ早大野球部の出身であるし、1人のファンとしてもその行く末を期待もし、案じてもいる。

さっと手を打ったヤクルト。ホワイトソックス3Aのラスティングス・ミレッジ外野手を獲得したが、外国人はやらせてみないとわからない。彼らが親しんできた「ベースボール」と「野球」とは異なった競技だからだ。ヤクルト6年目、昨季のイースタンで55盗塁、ダントツでタイトルを手にした上田剛史外野手。キミの出番だ。

シーズン終盤には、一軍でも1つも刺されず6盗塁。この俊足を飛ばしての広い守備範囲に、しなやかなスローイングで相手走者の進塁意欲を削ぐ強肩の持ち主。バッティングではバットを振り抜いて広角に打ち分ける「本格派アベレージヒッター」だ。

この手の打者は、スピードに慣れるにつれて高い確率で「結果」を出す。誰よりも、先代・青木宣親がそうだった。岡山・関西高当時はセンバツの甲子園で、早稲田実業・斎藤佑樹投手からバックスクリーンへ放り込んでいることも言い添えておきたい。

※週刊ポスト2012年2月3日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
女性セブン
山下智久と赤西仁。赤西は昨年末、離婚も公表した
山下智久が赤西仁らに続いてCM出演へ 元ジャニーズの連続起用に「一括りにされているみたい」とモヤモヤ、過去には“絶交”事件も 
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン