5月9日発売の「週刊ポスト」は、ゴールデンウィークの余韻にひたる間もなく迫ってくる内外の危機を徹底解剖したスクープ特大号。いよいよ都議選、参院選モードに入った政界については、驚きの再編構想を秘めた動きを大相関図で読み解く。海外からはアメリカ産の危険な食品、中国の「大学入試カンニング業者」が日本に進出しようとしていた。大谷翔平の二刀流危機、日本球界を占う恒例ENT座談会、永野芽郁ショックに揺れるCMギャラ異変、そして長寿を実現する健康特集、保存版復刻グラビアなど、見逃せないコンテンツ満載でお届けします。
今週の見どころ読みどころ
◆<これも“属国外交”か>新聞・テレビが報じない「危ないアメリカ産食品」の脅威
トランプ関税におののく日本政府は、なんとかご機嫌を取ろうと米国産食品の輸入拡大を打ち出そうとしている。これまで、中国産や韓国産の食品が危険物質に汚染されていることはたびたび報じられてきたが、なぜか米国産に関する報道はほとんどなかった。しかし、本誌の調査では、実は中国産と同じような、あるいはさらに危険な食品がすでに流入していることが判明した。その恐怖のリストと「米国産ならでは」のリスクを詳報する。
◆政界大再編! 財務省・増税派vs減税連合の旗印はコバホークと玉木か
実は日本の税収はどんどん増えている。財界に甘い自民党政権のおかげで企業業績が伸びて法人税が増え、物価高で「自動的に消費増税」になっているからだ。しかも日本政府のバランスシートは十分に健全なのに、財務省は「赤字が大変だ」としか言わない。その財務省の言いなりになる石破政権の路線継承を図る勢力と、自民党内にも勃発した減税派を巻き込んだ与野党連合への再編が現実味を帯びてきた。政界のキーマン123人をマッピングしたMEGA相関図で俯瞰する。
◆永野芽郁トラブルで激変する「有名女優80人」最新CMギャラ・ランキング
10本以上のCMに出演する永野のギャラは1本6000万円もするという。失った収入は莫大だが、今後は契約企業からギャラの返還要求などの厳しい措置が取られる可能性さえある。そんな「大物」が消えた広告業界では激変が起き始めている。本誌は大手広告代理店が作成した極秘のギャラリストを入手した。「不動のトップ」吉永小百合は相変わらず「1億円~」とされている一方、主に若手女優の金額は上下動が激しいことがわかった。30代で1億円の大台をうかがうのが新垣結衣と長澤まさみ、20代のトップ争いは今田美桜、広瀬すず、そして永野だったが……。
◆<スクープ>中国人だらけの日本の大学受験で暗躍する「カンニング業者」の手口
フリーライターの廣瀬大介氏が中国で暗躍する「日本留学の裏口業者」に直撃取材し、その巧妙な手口と“実績”を明らかにする。いわゆるFラン大学では、かねて留学生だらけにして助成金を稼ぐ手法が批判されてきたが、いま暗躍している業者が標的にしているのは早慶・MARCHなどの有名大学だ。実際にそうした大学で中国人留学生は急増しているか……。カンニングに使用される小型イヤホンやスマートウォッチ、さらに替え玉受験などやりたい放題の実態が浮上した。
◆<株価急変>最新AIがはじき出した「人気銘柄200」騰落予測リスト
トランプ・ショックの行方が読み切れず、専門家も投資に二の足を踏む状況だが、最新の株価予測AIはどう読んでいるか。マネックス証券の協力のもと、個人投資家に人気のある200銘柄の予測を一挙掲載する。輸出企業に厳しい、内需関連に期待という大きな傾向はアナリスト予測と変わらないが、同業のなかでも大きな差が出るなど、AIならでは注目の結果も多く出た。あわせて専門家のAIへの評価と相場予測も紹介する。
◆「大混セ」に江本孟紀×中畑清×達川光男が断!「阿部巨人は藤川阪神に勝てんわ」
今年のプロ野球はセ・パともいまだ混戦が続いて、12球団ファンは期待と不安と不満で盛り上がっている。特にセ・リーグは、下馬評が高かった巨人と阪神が首位争いをしつつも抜け出せず、しかもどのチームにも主力の離脱があって展開が読みにくい。本誌ご意見番の3氏に緊急招集をかけ、歯に衣着せぬ分析を依頼した。いつも激論となる座談会だが、今回は珍しく(?)「巨人に不安あり」で意見が一致した。その理由とは……。
◆<深掘り分析>大谷翔平「二刀流復活」に潜む「3つの難題」
ようやく打撃も上向いてきて、いよいよ次は二刀流復活が期待される大谷だが、過去に例がない偉業だけに不安もつきまとう。データや専門家の評価では、主に3つの難題があるようだ。ひとつは「ドジャースの先発崩壊」、もうひとつは「前代未聞のマイナー調整なしのメジャー復帰」、そして「打撃への影響」だ。克服するための条件とは。
◆大相撲5月場所の「天王山」は綱取り・大の里vs王鵬の「因縁の対決」だ
大の里は場所前の状態が芳しくない。稽古総見では横綱・豊昇龍、大関・琴櫻に6勝10敗と散々な結果。これまでも序盤の下位力士との対戦で取りこぼしが多いだけに、前半戦こそが綱取りのカギになりそうだ。そこに立ちはだかるのが、同い年の大の里に並々ならぬライバル心を燃やす王鵬だ。角界では先輩でありながら番付で抜かれただけでなく、高校時代には無敵を誇りながら一度だけの対戦で敗れているなど因縁の相手なのだ。
◆和田秀樹が強く訴える「高齢者こそ性を堂々と楽しむことが長寿の条件です」
高齢者専門の精神科医として活動する和田氏は、特に日本でタブー視される「高齢者の性」こそが健康長寿のカギであると説く。人生論としてそれを推奨する意見はこれまでも多くあったが、和田氏は医師として世界各国のデータや論文を分析したうえで、性と長寿の関係を解き明かす。パートナーとの性行為はもちろん、自慰行為の頻度も多くの病気と寿命に関連しているという驚くべき指摘だ。
◆<健康大特集>沈黙の3大臓器「肝臓」「腎臓」「すい臓」を100年元気にする方法
生命維持と健康に大きく寄与するにもかかわらず、異変を自覚しにくいのがこの3つの臓器だ。それぞれの名医を取材すると、実は「異変に気付く方法」もあるし、「悪くなっても回復させる方法」も存在するという。3項目とも自己診断チェックリストと復活方法を公開する。お酒は「飲んだほうがいい」、油ものより糖質を警戒、フルーツを食べるのは危険、歯磨きの効用、入浴は食前に、チョコレートは毎日食べよう――など、新常識と呼ぶにふさわしい助言が並んだ。
※全国の書店、コンビニで絶賛発売中!