ライフ

沖縄の豆腐の味を東京でも再現した竹富島定食のチャンプルー

『竹富島』の「竹富島定食」

淡泊な風味であるがゆえに、いろいろな料理に応用されるのが豆腐。……というわけで、『料理王国』誌の元編集長・土田美登世氏がセレクトした絶品豆腐料理として、『竹富島』(東京・銀座)の「竹富島定食」を紹介します!

* * *
沖縄の豆腐は「島豆腐」といわれ、水分が少なくてしっかりした味わいだ。その味を東京でも再現し、なおかつでき立てを提供したいと、銀座の『竹富島』は自家製で島豆腐を作っている。

「東京は軟水。にがりを打つタイミングなど苦労しました」と、沖縄出身の店長・仲里堅一さんはいう。国産の大豆を使い、試行錯誤してできた豆腐はチャンプルー(炒め物)にぴったり。定番の「ゴーヤチャンプルー」はゴーヤ、豆腐、豚肉、卵だけ。これをゴーヤや豆腐の水気を出さないように強火で一気に炒める。「豆腐チャンプルー」もいい。

写真は昼の定食で「ゴーヤチャンプルー」のほか「沖縄そば」もついている。でも、個人的には夜がおすすめ。豆腐を固める前のゆるゆるした「ゆし豆腐」があるし、店長が考案した“沖縄の冷奴”ともいえる「つるし島豆腐」というのもある。豆腐の「白和え」「煮付け」もあるし、大豆ではないが落花生で作った自家製の「ジーマミー豆腐」も入れて豆腐三昧はいかがでしょう?

■『竹富島』の「竹富島定食」800円

【住所】東京都中央区銀座6-12-13大東銀座ビルB1F
【営業時間】11時半~14時半(LO。月~土のみ)、17~24時(LO。土日祝は~23時LO)
【定休日】無
【カード】可

銀座4丁目の交差点から徒歩5分にあるビルの地下1階。広い店内で、沖縄・竹富島のイメージ通り、ゆったりと料理と泡盛を楽しめる店だ。ランチは定食で800円~。夜は飲み放題の宴会コース5000円など、お得な値段設定。一品料理も充実していて「沖縄そば」「テビチ」などのポピュラーな料理のほか、沖縄から直送される「刺身」は特におすすめ。

撮影■岩本朗

※週刊ポスト2012年2月10日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

70歳の誕生日を迎えた明石家さんま
《一時は「声が出てない」「聞き取れない」》明石家さんま、70歳の誕生日に3時間特番が放送 “限界説”はどこへ?今なお求められる背景
NEWSポストセブン
イスラエルとイランの紛争には最新兵器も(写真=AP/AFLO)
イスラエルとの紛争で注目されるイランのドローン技術 これまでの軍事の常識が通用しない“ゲームチェンジャー”と言われる航空機タイプの無人機も
週刊ポスト
一家の大黒柱として弟2人を支えてきた横山裕
「3人そろって隠れ家寿司屋に…」SUPER EIGHT・横山裕、取材班が目撃した“兄弟愛” と“一家の大黒柱”エピソード「弟の大学費用も全部出した」
NEWSポストセブン
ノーヘルで自転車を立ち漕ぎする悠仁さま
《立ち漕ぎで疾走》キャンパスで悠仁さまが“ノーヘル自転車運転” 目撃者は「すぐ後ろからSPたちが自転車で追いかける姿が新鮮でした」
週刊ポスト
無期限の活動休止を発表した国分太一
「こんなロケ弁なんて食べられない」『男子ごはん』出演の国分太一、現場スタッフに伝えた“プロ意識”…若手はヒソヒソ声で「今日の太一さんの機嫌はどう?」
NEWSポストセブン
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《模擬店では「ベビー核テラ」を販売》「悠仁さまを話題作りの道具にしてはいけない!」筑波大の学園祭で巻き起こった“議論”と“ご学友たちの思いやり”
NEWSポストセブン
1993年、第19代クラリオンガールを務めた立河宜子さん
《芸能界を離れて24年ぶりのインタビュー》人気番組『ワンダフル』MCの元タレント立河宜子が明かした現在の仕事、離婚を経て「1日を楽しんで生きていこう」4度の手術を乗り越えた“人生の分岐点”
NEWSポストセブン
元KAT-TUNの亀梨和也との関係でも注目される田中みな実
《亀梨和也との交際の行方は…》田中みな実(38)が美脚パンツスタイルで“高級スーパー爆買い”の昼下がり 「紙袋3袋の食材」は誰と?
NEWSポストセブン
5月6日、ニューメキシコ州で麻薬取締局と地区連邦検事局が数百万錠のフェンタニル錠剤と400万ドルを押収したとボンディ司法長官(右)が発表した(EPA=時事)
《衝撃報道》合成麻薬「フェンタニル」が名古屋を拠点にアメリカに密輸か 日本でも薬物汚染広がる可能性、中毒者の目撃情報も飛び交う
NEWSポストセブン
カトパンこと加藤綾子アナ
《慶應卒イケメン2代目の会社で“陳列を強制”か》加藤綾子アナ『ロピア』社長夫人として2年半ぶりテレビ復帰明けで“思わぬ逆風”
NEWSポストセブン
2人の間にはあるトラブルが起きていた
《2人で滑れて幸せだった》SNS更新続ける浅田真央と2週間沈黙を貫いた村上佳菜子…“断絶”報道も「姉であり親友であり尊敬する人」への想い
NEWSポストセブン
ピンク色のシンプルなTシャツに黒のパンツ、足元はスニーカーというラフな格好
高岡早紀(52)夜の港区で見せた圧巻のすっぴん美肌 衰え知らずの美貌を支える「2時間の鬼トレーニング」とは
NEWSポストセブン