芸能

ピース又吉 北川悦吏子と初対談、“恋愛下手”トラウマ吐露

 毎週日曜日23:30からオンエアされている対談番組『アシタスイッチ』(TBS系)で、11月25日、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹(32)と脚本家の北川悦吏子(50)が初対談する。女性にどう接していいかわからないという又吉が、中学時代に受けた心の傷を北川に吐露する場面もあり、“本気”の恋愛トークを繰り広げている。

 * * *
 北川は『ロング・バケーション』『素直になれなくて』など、これまで生み出してきたヒットドラマは数知れず、“恋愛の神様”とも称される。そんなドラマの世界に憧れつつも、自分で自分のことを「内向的」「人見知り」と認める又吉は、実生活ではなかなか縁遠い様子だが、週に10冊以上は本を読む、お笑い芸人随一の読書家で、雑誌の連載や舞台、コントの脚本などもこなしている。異色の組み合わせに見えるが、2人は「文章」が共通点だ。

■上京しても一歩踏み出せなかった又吉

 北川が脚本家になったのは、大胆に行動したからこそ。もともと何かを作りたいと思っていた北川は、テレビ番組制作会社にいるときに、脚本に興味をもつ。そして自らの企画の脚本を書いて、持ち込んだのだ。

 又吉も、夢を抱いて高校卒業後に大阪から上京。しかし待っていたのは辛い現実だったという。仕事もなく、バイトの面接さえも不合格。自分が生きていることを確認するためだけに外出すると、今度は会社員や学生など“何かをきちんとしている人”にたくさん出会い、ますます自分の存在の希薄さを痛感する。又吉の“何かをしている”は、せいぜい自動販売機でコーヒーを買う程度だった。

「コーヒーを買って飲んでいる人、という“名前”がついただけで安心した」(又吉)

■北川が引き出す、恋愛に臆病な又吉の「トラウマ」

 家に閉じこもる日が続いた又吉は、現在脚本を書く上で、「経験からしかものが書けない」悩みを吐露する。恋愛経験がないため困るのだ、と。それに対し、北川は実際の物語は、全然別のところからつくるのだと説明。もちろんリアルなことからヒントは得るが、自分の実際の経験は「肉付けに使う」のだという。そうすると「物語が近寄ってくる」――。

 しかし又吉は、そもそもリアルな恋愛経験の増やし方がわからないことを告白。恋愛願望がありながらも、「出会いがわからない」。さらにそこから先もどうしたらいいかわからないのだという。

「出会って、次にどうすれば?」「もし2人でではなくて『4人で会おう』って言われたら?」「誘ったら、その先は?」と北川に矢継ぎ早に質問を投げかけ、北川は丁寧に回答していく。北川に恋愛シミュレーションをしてもらう格好になった又吉は、話しているうちに、中学時代の経験を思い出す。さすがは恋愛ドラマの脚本家、又吉の恋愛に臆病な原因を巧みに引き出した北川のテクニックは見事である。

 番組では、又吉が中学生のときに好きだった彼女に告白しようとしたときに言われた一言が紹介される。多感な時期のその一件から、又吉は、こと恋愛において、自分で自分にブレーキをかけるようになったのではないか…。

 そんな又吉だが、朴訥で可愛い、誠実そうだとして、最近女性人気があがってきているともいう。北川も又吉のことを「目が綺麗、スーッと人のことを見る」と評価。自分の内面を見つめつづけてきた又吉の、人を見る目が肥えているのは想像に難くない。

 北川は、又吉に「人間は3つ、居場所があるといいらしいよ。職場と家と、もうひとつの自分の場所」とアドバイス。又吉が「もうひとつの自分の場所」を見つけるのは、いつだろうか。


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