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乾燥&敏感肌でも“セラミド”配合で寒波に負けないスキンケア

 2012年のユーキャン新語・流行語大賞でトップテン入りした“爆弾低気圧”は、冬に多く発生する。そのため、猛吹雪や大寒波を招きやすい。実際、12月早々に北海道と東北では、大雪とともに猛烈な嵐に襲われ、他の地域でも厳しい寒さを記録している。

 雪や雨で湿度があがり乾燥がゆるんだとしても、寒い冬には肌のトラブルが起きやすい。大気にあわせて肌の温度が下がり代謝が低くなるためだ。冬場は肌トラブルがつきないと話す中山麻衣子さん(38)と白井直美さん(41)が、美容プロデューサーの寺山イク子さん(47)に悩みを相談した。

中山「洗顔した後に肌がヒリヒリすることもあって、冬場は特に敏感になる気がします。夕方になると目の周りとか、カッサカサだし……」

白井「冬は口の周りに粉ふきが……。頬や脚もカユくなります。何を使えばいいか、スキンケア難民になっています」

寺山「乾燥肌や敏感肌の原因は、肌の“セラミド”不足かもしれませんね。セラミドは皮膚のいちばん外側の”角層”に存在する、水分を保持する成分。この角層は、ミルフィーユのように細胞が何層も重なってできています。セラミドがたっぷりある肌は、細胞間の隙間をセラミドが満たしていて、水分をしっかり保っています、セラミドが不足した肌は、水分を維持できず隙間がスカスカになります」

中山「コラーゲンやヒアルロン酸は知ってるけど、セラミドってあまり聞いたことがないかも……」

寺山「セラミドが不足して肌細胞の隙間がスカスカになると、外部からの刺激が入り込みやすくなり、服がこすれる程度のちょっとした刺激でカユくなるなど、肌が敏感になってきてしまうんです。セラミド不足は毎日のスキンケアで補うことができます。外部刺激から守れる肌に育てることが大切です」

 肌トラブルの内容から、寺山さんにセラミド不足のサインを指摘された中山さんと白井さん。さっそく“セラミド”配合アイテムを試してみた。

 セラミド配合の乾燥&敏感肌用スキンケア商品には、ヒフミドクリーム(小林製薬)、ノブⅢモイスチュアクリーム(常盤薬品工業)、薬用アクアコラーゲンゲルスーパーセンシティブ(ドクターシーラボ)など様々あるが、家族で一緒に使うため、赤ちゃんにも使えて顔もボディーもOKな顔・からだ用のキュレル クリーム(花王)を試した。

中山「ベタベタするのが嫌で、実は洗顔の後はいつも化粧水だけでした。でも、サラッとしているのに、ピタッと肌にはりつく感じのクリームもあるんですね! 敏感肌で悩む娘も使って“もちもちしてる~”と喜んでいます」

白井「何を使ってもダメだったのに、ヒリヒリ感がなくなって、肌が元気になってきた。夕方に感じるカユみもなくなりました。私と同じ乾燥肌の娘も一緒に使っていたら、学校でお友達に“肌がぷるぷるしてる”って言われたって、喜んでいました(笑)」

寺山「肌荒れ、敏感になりやすい方はスキンケアの最後に、セラミド配合のクリームを使うことを習慣にしたいですね。顔を包み込むような手つきで、肌をごしごしこすらず、やさしくなじませて。顔だけでなく、衣類がこすれてチクチクしやすい首にもたっぷり塗って保湿を忘れないでください」

 慌ただしくなりがちな年の瀬だが、スキンケアの時間くらいは、ゆったりと丁寧に過ごすのが美しい肌への道のようだ。

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