ライフ

スマホ挫折62歳男「使いもんにならん。断然ガラケーやで!」

 スマホの普及率がグングンとあがる一方、スマホに背を向け続ける人たちも少なくない。実際、大手キャリア3社はこの秋、ガラケーの新モデルを揃って発売。モテを究める人たちもガラケー派だ。

「歌舞伎町のホストには、ガラケーユーザーが多いらしいです」(『東京IT新聞』編集長・西村健太郎氏)

 そのココロは、メールが送りやすいから。

「ホストの一番大切な仕事が出勤前に顧客である女性に大量のメールを入れることですが、デキるホストは、ポケットの中で手探りでメールを送るらしいです」

 日本人とガラケーの親和性に言及する人もいる。50歳会社員は「日本には、使わないものにはフタをする国民性がある」と力説する。

「だから、折りたたみ式のガラケーは、日本人の生理に合っている。画面むき出しなんてとんでもない」

 むき出しだと着信やメールが、誰からのものなのかが周りに丸見えで、よからぬ不幸を招くことも。さらにスマホの中に入っている、情報が流出する怖れもある。

「スマホは個人情報の宝庫。毎日持ち歩くのがどんなに危険か、自覚が必要です。特にアンドロイドは審査が甘く、個人情報を抜き出すような不正アプリも多くあるといわれる」(『IT批評』編集長・桐原永淑氏)

 それなのにスマホに乗り換えて、3日間で挫折した大阪在住の62歳の声を、最後にお届けする。

「スマホ、あんなん使いもんにならん。断然、ガラケーやで! 慣れれば大丈夫やとか息子に言われたけど、たかが電話やで! 日常品として使うもんや。電話は電話がちゃんと使えればええのや。食堂やったって、和食も洋食もある店、ろくな店ないやろ。大事なのは専門分野を持つことやで。あれもこれもやれることは、そんなん大事なことやないんや。ワシはそう思うわ。ガラケー万歳やで!」

※週刊ポスト2013年11月8・15日号

関連キーワード

トピックス

司組長が到着した。傘をさすのは竹内照明・弘道会会長だ
「110年の山口組の歴史に汚点を残すのでは…」山口組・司忍組長、竹内照明若頭が狙う“総本部奪還作戦”【警察は「壊滅まで解除はない」と強硬姿勢】
NEWSポストセブン
バスツアーを完遂したイボニー・ブルー(インスタグラムより)
《新入生をターゲットに…》「60人くらいと寝た」金髪美人インフルエンサー(26)、イギリスの大学めぐるバスツアーの海外進出に意欲
NEWSポストセブン
横山剣氏(左)と作曲家・村井邦彦氏のスペシャル対談
《スペシャル対談・横山剣×村井邦彦》「荒井由実との出会い」「名盤『ひこうき雲』で起きた奇跡的な偶然」…現代日本音楽史のVIPが明かす至極のエピソード
週刊ポスト
大谷が購入したハワイの別荘の広告が消えた(共同通信)
【ハワイ別荘・泥沼訴訟に新展開】「大谷翔平があんたを訴えるぞ!と脅しを…」原告女性が「代理人・バレロ氏の横暴」を主張、「真美子さんと愛娘の存在」で変化か
NEWSポストセブン
小林夢果、川崎春花、阿部未悠
トリプルボギー不倫騒動のシード権争いに明暗 シーズン終盤で阿部未悠のみが圏内、川崎春花と小林夢果に残された希望は“一発逆転優勝”
週刊ポスト
ハワイ島の高級住宅開発を巡る訴訟で提訴された大谷翔平(時事通信フォト)
《テレビをつけたら大谷翔平》年間150億円…高騰し続ける大谷のCMスポンサー料、国内外で狙われる「真美子さんCM出演」の現実度
NEWSポストセブン
「第72回日本伝統工芸展京都展」を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月10日、撮影/JMPA)
《京都ではんなりファッション》佳子さま、シンプルなアイボリーのセットアップに華やかさをプラス 和柄のスカーフは室町時代から続く京都の老舗ブランド
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の公判が神戸地裁で開かれた(右・時事通信)
「弟の死体で引きつけて…」祖母・母・弟をクロスボウで撃ち殺した野津英滉被告(28)、母親の遺体をリビングに引きずった「残忍すぎる理由」【公判詳報】
NEWSポストセブン
焼酎とウイスキーはロックかストレートのみで飲むスタイル
《松本の不動産王として悠々自適》「銃弾5発を浴びて生還」テコンドー協会“最強のボス”金原昇氏が語る壮絶半生と知られざる教育者の素顔
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《黒縁メガネで笑顔を浮かべ…“ラブホ通い詰め動画”が存在》前橋市長の「釈明会見」に止まぬ困惑と批判の声、市関係者は「動画を見た人は彼女の説明に違和感を持っている」
NEWSポストセブン
バイプレーヤーとして存在感を増している俳優・黒田大輔さん
《⼥⼦レスラー役の⼥優さんを泣かせてしまった…》バイプレーヤー・黒田大輔に出演依頼が絶えない理由、明かした俳優人生で「一番悩んだ役」
NEWSポストセブン
国民スポーツ大会の総合閉会式に出席された佳子さま(10月8日撮影、共同通信社)
《“クッキリ服”に心配の声》佳子さまの“際立ちファッション”をモード誌スタイリストが解説「由緒あるブランドをフレッシュに着こなして」
NEWSポストセブン