世界中でセレブら感度の高い人たちに流行中のアスレジャーファッション(左・日本のアスレジャーブランド「RUELLE」のInstagramより、右・Backgrid/アフロ)
発端は、ある女性がTikTokに投稿した1本の動画だった──。
11月5日(現地時間)、オーストラリア・クイーンズランド州に住む女性Aさんが、「公共の場でレギンスを履く女性たち」に疑問を呈する動画を投稿した。動画内では、本来スポーツなどをする際に着用するタイトなレギンスを普段使いする女性に対して、「あなたたちのスタイルは素晴らしいと思うわ。でも、局部のカタチが丸見えだって気づいてる?」と問題提起。米メディア『ニューヨーク・ポスト』など複数のメディアが取り上げ、大論争を巻き起こす事態となった。
ファッションライターが解説する。
「日本の街中でも極端にタイトなレギンスを履いて歩く女性を見かけるようになりました。彼女らのファッションは『アスレジャー』と呼ばれる近年のトレンドで、『アスレチック(運動競技)』と『レジャー(余暇)』を組み合わせた造語です。近年、アスレジャー市場は急成長しており、世界市場は約3500億米ドル(55兆円)とも言われています。2030年までに倍増するという予測もある」
ただし、議論を呼びがちな側面もあるという。
米メディア『ニューヨークポスト』によると、今年6月にはディズニーワールド(米フロリダ州)をスポーツブラとレギンス姿で訪れた女性の服装が“不適切”だとしてトラブルに発展した事例もあったという。大手紙国際部記者が語る。
