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話題の「塩レモン」 新陳代謝UPと夏バテ予防が期待できる

 最近、テレビなどで毎日のように取り上げられ、注目度がグングンアップしている話題の手作り調味料「塩レモン」。

「もともとモロッコの伝統的な“香り調味料”なんです」と語るのは、『すごい! 塩レモン 使いこなしレシピ まろやかさっぱり! ミラクル調味料』(7月2日発売予定)著者で、料理研究家の柳澤英子さん。

 モロッコの代表料理である「タジン(蒸し鍋)」に使われているほか、レストランから家庭料理に至るまで、どんな料理にも欠かせない調味料なのだという。

「さわやかなレモンの香りとコクのある塩味が、いつものお料理をさらにおいしくしてくれます。どんな料理にも使えますが、生臭さを和らげてくれるので、とくに魚料理に使うのがおすすめです」(柳澤さん)

 レモンを塩に漬けるだけで誰でも簡単に作ることができる。さらに、ちょっとした工夫で食べ頃までの熟成期間や使いやすさも変わってくる。

「暑いモロッコでは、元来料理に塩をたくさん使うのですが、それだと日本人の味覚にはちょっと合わないんです。しょっぱさ(塩分濃度)をしょうゆと同じくらいにするのがポイント。そうすれば、味も量もイメージしやすく使い勝手がよくなります」(柳澤さん)

 また、漬けてから約1か月ねかせるのが一般的なレシピだが、レモンの切り方を工夫することで、熟成の時間を短縮できるウラ技も。

「スライスしたり、4等分にしたり、レモンの切り方はさまざまですが、時短するなら、8等分に切るのがコツです。2週間ほどで食べ頃になります。一度食べたら、きっとハマりますよ!」(柳澤さん)

「塩レモン」は美容・健康効果もバッチリだ。

「塩レモンに含まれているクエン酸は、新陳代謝UPに効果があります。ビタミンB群を含む豚肉や玄米、雑穀ご飯、納豆、豆類と合わせればより効率的に吸収されるので夏バテ予防にもなります」(管理栄養士・柴田真希さん)

 そして、ストレス軽減効果や美肌効果があるビタミンCも一緒に摂れる。効率的に摂取する方法として、「カルシウムを多く含む桜えびやチーズ、小松菜、ひじきと組み合わせるのがおすすめです」(柴田さん)。

 また、リラックス効果のある「リモネン」も含まれている。

「仕事や家事で疲れた時のおやつや、夜遅い時間の食事に“ちょい足し”すれば、さわやかな風味を楽しみながらリラックス効果も期待できますよ」(柴田さん)

※女性セブン2014年7月3日号

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