スポーツ

《水原一平を追って刑務所へ》違法胴元・ボウヤーが暴露した“大谷マネー26億円の使い道”「大半はギャンブルでスった」「ロールスロイスを買ったりして…」収監中は「日本で売る暴露本を作りたい」

賭博の胴元・ボウヤーがついに収監された

賭博の胴元・ボウヤーがついに収監された

 米ドジャース・大谷翔平選手(31)の個人口座から約1700万ドル(約26億円)を不正に引き出した水原一平受刑者(40)の事件。ギャンブルの胴元とされるマシュー・ボウヤー被告(50)は、違法なスポーツ賭博の運営やマネーロンダリングなどの罪で禁固1年1日の実刑を言い渡された。8月上旬には、水原受刑者とのやりとりなどを書いた“暴露本”を出版していたことも話題になった。

 刑務所に収監される10日10日の出頭期限の直前、ボウヤーは取材に応じ、「大谷マネー」の使い道について赤裸々に明かしたのだった。ノンフィクションライターの水谷竹秀氏がレポートする。(敬称略)

 * * *
「大谷マネー1700万ドル(約26億円)のうち、1300万ドル(20億円)はラスベガスのカジノでギャンブルにつぎ込み、全てスってしまったんだ。残りは違法賭博を一緒に運営していた仲間に渡したり、あとはロールスロイスを買ったり、だね」──10月10日の収監を前にボウヤーに電話取材を申し込むと、本人は悪びれもせずにこう語った。

 ボウヤーは2021年9月、カリフォルニア州サンディエゴのホテルで開かれたエンゼルス関係者とのポーカーゲームで大谷の元通訳、水原一平と知り合った。この出会いをきっかけに水原はボウヤーが運営するスポーツ賭博に賭け始め、負け続けて借金が膨らんだ。この返済のために、水原は大谷の口座から50万ドルほどの大金を何度もボウヤーの仲間たちの口座に送金したのだった。

 仲間から大谷マネーを受け取ったボウヤーは、家族や友人たちを連れてプライベートジェットに乗り込み、ネバダ州ラスベガスにあるカジノリゾート「リゾート・ワールド」などの高級カジノへ通ったという。

「カリフォルニア州の自宅から車で15分ぐらいのところにプライベートジェットの乗り場がある。カジノ側から用意された飛行機に乗って『リゾート・ワールド』に2年間で80回通ったよ。1回につき3〜4日滞在し、最高級の部屋に滞在したんだ」

関連記事

トピックス

10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン