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銀行勤務の経験持つ大桃美代子が語る高額預金者の共通点とは

 テレビやラジオのキャスター、コメンテーターとして活躍する大桃美代子さんは、銀行に勤務していた経験を持つ。時はバブル、「銀行なら堅実で安定している」という両親のすすめもあり、都銀に就職した。

「当時は好景気でしたから、男性のボーナスは300万円ほど出ていました。でも、絶対に奢ってくれませんでしたね。男女雇用機会均等法が制定されて女性の総合職が多かったこともあったからか、それを言い訳にして“女性も同じ”って。

 社内の飲み会もお店に行くんじゃなくて、社食にポテトチップスやするめいかを持ち寄って、それを肴に乾杯する。そこでもきっちり500円取られるんですよ。同期の女の子と銀行の近くにあるサーティーワンアイスクリームに行って、“銀行に就職してよかったのかな?”ってよく愚痴ってました(笑い)」

 預金課に配属された大桃さんの業務は、窓口係の後ろで伝票をオンラインに入力するオペレーターの仕事だった。多くの顧客を見ていた彼女は、やがて高額預金者の共通点に気づいた。

「みんな財布が綺麗でお札もほとんどピン札なんです。印鑑も象牙や翡翠などの高級印鑑を必ず持っていましたね。やっぱりお金を大切にする人にお金は入ってくるんですよね。あと、お金にまつわる迷信を信じているかたが多いんです。

 財布のお札の向きを揃えるのはよくある話ですけど、変わった人では、私が担当していた女性の会社経営者は必ず45円を財布に入れているんですよ。“しじゅうごえん(始終ご縁)がありますように”って。使ってしまったら、すぐに近くで両替してまた45円入れる。45円を意識することで、財布の中身を確認しているんです」

※女性セブン2014年9月18日号

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