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SIMフリー携帯 格安と引き換えにこの3点を捨てれば導入可

マイクロSIMカード(右)SIMカード(中)とSIMフリースマホ

 出荷が始まったVAIOブランド初のスマートフォンが、SIMフリー機だと大きな話題を集めている。年度が変わるタイミングでスマホの機種変更を考える人にとって、今年はSIMフリースマホと格安SIMの組み合わせも視野に入っているだろう。ランニングコストが安いことはよく知られているが、これまでの機種変更と大きく違う点がある。SIMフリーを導入するにあたり、決断しなければならない3つのポイントを紹介する。

【1】キャリアメールはあきらめる
  キャリアメールとは、それぞれの電話会社が提供している「@」の後ろにdocomo.ne.jpやezweb.ne.jp、softbank.ne.jpと続くメールアドレスのこと。移動体通信事業者、つまり通信キャリアが提供している電子メールサービスは、その会社と契約しないと使用できない。ランニングコストが安いと評判の仮想移動体通信事業者(MVNO)のSIM、いわゆる格安SIMでは、同じキャリアメールを使い続けるのはあきらめるしかない。

 また、ソフトバンクからドコモへ番号ポータビリティ(MNP)で移動といった既存のキャリア間での移動の場合は、移動先のキャリアメールサービスを利用できるが、現在のところ格安SIMの会社で同様のサービスは提供されていない。SIMフリースマホにするにあたって、この点は悩まなかったとフリーターの20代男性は言う。

「キャリアメールでメールすること、ほとんどなくなりましたからね。メールはYahoo!メールを使っています。電話もしないからフリーテルのネットし放題プラン2GBで月に880円です。安くていいですよ。ガラケーのときは絵文字やデコメールが送られてきたけれど、最近はそれもしないし。たいていFacebookのメッセンジャーやTwitterで用は済むし、滅多にないけれど電話はSkypeなどを使っています。問題ないですね」

 多くの人にとってキャリアメールについては、さして悩まずに済みそうだ。

【2】電話番号なしで最安か番号ありか
 格安SIMには様々なプランがあり、初心者にはわかりづらい。通信容量とは別に、電話番号があるかないかで料金プランが少しずつ変わると覚えておくと便利だ。おおよそ料金の安い順に(1)電話番号なし、(2)SMS機能つき(電話番号は割り当てられるが通話できない)、(3)通話できる(MNP可能なものもあり)、の3段階のプランがある。

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