国内

マンション名変更は危ない?「隠れ事故物件」見抜くポイント

 自殺や死亡事故、殺人事件などが発生したアパートやマンションは、「事故物件」と呼ばれ相場よりも安い家賃で賃貸されることも多い。

 とはいえ、事故物件だということを知っていた場合には、居住しないと判断する消費者も多いため、不動産売買や賃貸契約の際に、不動産業者は買い主や借り主に事故物件であることを告知しなくてはならない。しかし、業界の通例では、告知義務があるのは「事故」があった次の入居者まで、となっているという。

 つまり、お得な物件だと思っていたら、知らされていないだけで実は事故物件だった、などというケースが少なくないというわけなのだ。家賃が安いのは嬉しいが、事故物件となれば話は別。どうにかして事故物件を見抜きたいという消費者も多いだろう。

 そこで、事故物件紹介サイト「大島てる」を管理する大島てるさんに、事故物件を見抜く4つのポイントを教えてもらった。

【1】家賃や価格が異様に安い
 周辺の相場より3~5割安いことも珍しくない。

【2】定期借家
 契約期間が1年とか、2年というように賃貸の期限が決まっている。
「告知義務は1人までと解釈し、早く次の入居者に元の家賃で貸したいために期間を限定します」(大島さん)

【3】マンションやアパート名が変わっている
「事件や事故が報道される時は物件名だけのこともあるので、名前さえ変えればわからなくなる。テレビに映ることもあるので、外壁の色をガラリと変えてしまうこともあります」(大島さん)

【4】部屋の一部だけリフォームされている
「例えば、キッチンもトイレも古いのに風呂だけリフォーム済みという時は、お風呂で亡くなった可能性があります」(大島さん)

 ただ、事故物件でも「気にしない」という人にとっては、家賃の安さは魅力かもしれない。他にもこんなメリットがあるという。

「楽器を弾いていいとか、ペット不可だったのが“ペット可”になるなど、条件が緩くなる場合があります」(大島さん)

※女性セブン2015年6月25日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

麻薬取締法違反容疑で家宅捜査を受けた米倉涼子
「8月が終わる…」米倉涼子が家宅捜索後に公式SNSで限定公開していたファンへの“ラストメッセージ”《FC会員が証言》
NEWSポストセブン
巨人を引退した長野久義、妻でテレビ朝日アナウンサーの下平さやか(左・時事通信フォト)
《結婚10年目に引退》巨人・長野久義、12歳年上妻のテレ朝・下平さやかアナが明かしていた夫への“不満” 「写真を断られて」
NEWSポストセブン
人気格闘技イベント「Breaking Down」に出場した格闘家のキム・ジェフン容疑者(35)が関税法違反などの疑いで逮捕、送検されていた(本人SNSより)
《3.5キロの“金メダル”密輸》全身タトゥーの巨漢…“元ヤクザ格闘家”キムジェフン容疑者の意外な素顔、犯行2か月前には〈娘のために一生懸命生きないと〉投稿も
NEWSポストセブン
司組長が到着した。傘をさすのは竹内照明・弘道会会長だ
「110年の山口組の歴史に汚点を残すのでは…」山口組・司忍組長、竹内照明若頭が狙う“総本部奪還作戦”【警察は「壊滅まで解除はない」と強硬姿勢】
NEWSポストセブン
バスツアーを完遂したイボニー・ブルー(インスタグラムより)
《新入生をターゲットに…》「60人くらいと寝た」金髪美人インフルエンサー(26)、イギリスの大学めぐるバスツアーの海外進出に意欲
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘の広告が消えた(共同通信)
【ハワイ別荘・泥沼訴訟に新展開】「大谷翔平があんたを訴えるぞ!と脅しを…」原告女性が「代理人・バレロ氏の横暴」を主張、「真美子さんと愛娘の存在」で変化か
NEWSポストセブン
小林夢果、川崎春花、阿部未悠
トリプルボギー不倫騒動のシード権争いに明暗 シーズン終盤で阿部未悠のみが圏内、川崎春花と小林夢果に残された希望は“一発逆転優勝”
週刊ポスト
ハワイ島の高級住宅開発を巡る訴訟で提訴された大谷翔平(時事通信フォト)
《テレビをつけたら大谷翔平》年間150億円…高騰し続ける大谷のCMスポンサー料、国内外で狙われる「真美子さんCM出演」の現実度
NEWSポストセブン
「第72回日本伝統工芸展京都展」を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月10日、撮影/JMPA)
《京都ではんなりファッション》佳子さま、シンプルなアイボリーのセットアップに華やかさをプラス 和柄のスカーフは室町時代から続く京都の老舗ブランド
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の公判が神戸地裁で開かれた(右・時事通信)
「弟の死体で引きつけて…」祖母・母・弟をクロスボウで撃ち殺した野津英滉被告(28)、母親の遺体をリビングに引きずった「残忍すぎる理由」【公判詳報】
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《黒縁メガネで笑顔を浮かべ…“ラブホ通い詰め動画”が存在》前橋市長の「釈明会見」に止まぬ困惑と批判の声、市関係者は「動画を見た人は彼女の説明に違和感を持っている」
NEWSポストセブン
バイプレーヤーとして存在感を増している俳優・黒田大輔さん
《⼥⼦レスラー役の⼥優さんを泣かせてしまった…》バイプレーヤー・黒田大輔に出演依頼が絶えない理由、明かした俳優人生で「一番悩んだ役」
NEWSポストセブン