ライフ

女性のパンツ 「3軍」の基準は人前でとても履けないこと

 毎日、一日も欠かさず、私たちはパンツと共にある。一心同体といってもいい。しばし人生の道連れにして、やがて別れを迎えるパンツ。

 女たちはそんな相棒に対してランクづけをしてはばからない。整理だんすの中を思い出していただきたい。自分なりに決めた“花の1軍、いつもの2軍、後がない3軍”が並んでいるはずだ。

 人それぞれの“ルール”から格付けの基準までを120人に聞いてみた。

 まずは、心躍る出合いのエピソードから。

「運が落ちたと感じた時、肌に密着するものを新しくするといい、と聞きました。運の落ち具合によって値段を決めていますが、今までで最高は3800円。最低で百均です」(大阪・38才・メーカー勤務)

「半年に1度、デパートで開催されるバーゲンで、半年分買います。そのときどきの気分で買っているつもりでも、整理だんすに並べると、代わりばえしないんですよね」(東京・60才・主婦)

 皆、人生の節目節目で新しいパンツを買っているようだ。冒頭で述べたとおり、女性のたんすの中には「花の1軍といつもの2軍」パンツが存在している。何をもって1軍としているのか、何が2軍に落とすきっかけなのか。格付けの基準は人それぞれだったが、繊細なレースがついているものを1軍にしている人が多かった。

「繊細なレースが施されていて、布は小さめなのに価格は8000円と高め。これをはくと自信がついて物事がうまく運ぶ。縁起のいいパンツ」(福岡・40才・飲食業)

「元彼と熱い夜を過ごした思い出のベージュのシルクパンツ。8年たってスルメみたいになっているのに、私の中ではまだ1軍。捨てられません」(埼玉・46才・商社)

 晴れ舞台を踏んだことがあるから1軍、ということか。かたや2軍は「買う店が決まっている」という人が多い。

「無印良品のコットン製。いろいろ試したけど、値段とはき心地のバランスがいい」(静岡・45才・主婦)

「巣鴨で買った赤いパンツ。体によさそうだし、はいていると下半身が温まる気がします」(埼玉・48才・歯科衛生士)

 中にはわざわざ2軍は買わないという人も。

「1軍落ちを使う。ブラとお揃いで買うと、ワイヤーが歪んでブラが先にダメになるから。そんな相棒のいなくなったパンツを“後家パン”と呼んで、家や近所で愛用してます」(北海道・52才・主婦)

 2軍落ちは、どこかもの悲しさがつきまとうような…。

 3軍の基準は「とても人前でははけない」(島根・50才・地方公務員)が、おおかたの意見。

「しっとり肌に吸いつくようなはき心地で、捨てがたい物もあるけど、うっかりはいて会社に行った日は、更衣室でいたたまれなかった。翌日、紙袋に入れてからゴミ箱に捨てた」(東京・41才・銀行)

「綿のものは保管しておいて、雨で靴が汚れたり、何かをこぼしてしまった時の使い捨て雑巾に」(愛知・33才・主婦)

 これが女のパンツの一生。

※女性セブン2015年10月29日号

関連キーワード

トピックス

大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
フランスが誇る国民的俳優だったジェラール・ドパルデュー被告(EPA=時事)
「おい、俺の大きな日傘に触ってみろ」仏・国民的俳優ジェラール・ドパルデュー被告の“卑猥な言葉、痴漢、強姦…”を女性20人以上が告発《裁判で禁錮1年6か月の判決》
NEWSポストセブン
ホームランを放った後に、“デコルテポーズ”をキメる大谷(写真/AFLO)
《ベンチでおもむろにパシャパシャ》大谷翔平が試合中に使う美容液は1本1万7000円 パフォーマンス向上のために始めた肌ケア…今ではきめ細かい美肌が代名詞に
女性セブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
告発文に掲載されていたBさんの写真。はだけた胸元には社員証がはっきりと写っていた
「深夜に観光名所で露出…」地方メディアを揺るがす「幹部のわいせつ告発文」騒動、当事者はすでに退職 直撃に明かした“事情”
NEWSポストセブン
“進次郎劇場”で自民党への逆風は止まったか
《進次郎劇場で支持率反転》自民党内に高まる「衆参ダブル選挙をやれば勝てる」の声 自民党の参院選情勢調査では与党で61議席、過半数を12議席上回る予測
週刊ポスト
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト