芸能

『あさが来た』精神継ぐ中之島 近代建築や未来的景観も魅力

『あさが来た』聖地巡礼で注目の大阪・中之島エリア

 大人気の朝の連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)の聖地巡礼が流行している。その中で、大阪の中心・中之島は、登場人物のモデルとなっている広岡浅子や五代友厚のスピリットを受け継いでいると人気になっている。

 あさが生きた幕末から明治、大正初期に骨格ができあがった大阪は、大正後期から昭和初期にかけて東京をしのぐ都市・大大阪(だいおおさか)として繁栄した。

 土佐堀川と堂島川に囲まれた小さな中州である中之島は、江戸時代から大阪の“経済の中心”として栄え、明治から大大阪時代にかけては、欧米の建築技術を取り入れた近代建築が多く建設された。

 それらの建物は、当時とあまり変わらない姿で保存され、現在も“現役”として大切に使用されている。エリアは一周30分程度で歩けるが、対岸の堂島や淀屋橋から眺めたり、見学ツアーを申し込んだりと、旅行者もさまざまな形で楽しめる。

 中之島エリアの見所は近代建築だけではない。『中之島ダイビル』、『中之島フェスティバルタワー』などの個性的な高層ビル群が作る“未来的”な景観も魅力的だ。関西の文化に詳しい編集者の江弘毅さんはこう語る。

「主なビルがここ数年でバタバタと建て替わり、今、ほぼ全ての工事が終わったんです。最先端の建築を好む土地柄か、斬新なかっこええビルがいっぱいです。ぼく、20年以上この辺りで仕事していますけどね、夕暮れ時に、堂島川から中之島を望む景色は本当にきれいやと思いますわ」

※女性セブン2016年2月18日

関連キーワード

関連記事

トピックス

ホームランを放ち、観客席の一角に笑みを見せた大谷翔平(写真/アフロ)
大谷翔平“母の顔にボカシ”騒動 第一子誕生で新たな局面…「真美子さんの教育方針を尊重して“口出し”はしない」絶妙な嫁姑関係
女性セブン
六代目体制は20年を迎え、七代目への関心も高まる。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
《司忍組長の「山口組200年構想」》竹内新若頭による「急速な組織の若返り」と神戸山口組では「自宅差し押さえ」の“踏み絵”【終結宣言の余波】
NEWSポストセブン
1985年、初の日本一は思い出深いと石坂浩二さんは振り返る(写真/共同通信社)
《阪神ファン歴70数年》石坂浩二が語る“猛虎愛”生粋の東京人が虎党になったきっかけ「一番の魅力は“粋”を感じさせてくれるところなんです」
週刊ポスト
第1子を出産した真美子さんと大谷(/時事通信フォト)
《母と2人で異国の子育て》真美子さんを支える「幼少期から大好きだったディズニーソング」…セーラームーン並みにテンションがアガる好きな曲「大谷に“布教”したんじゃ?」
NEWSポストセブン
俳優・北村総一朗さん
《今年90歳の『踊る大捜査線』湾岸署署長》俳優・北村総一朗が語った22歳年下夫人への感謝「人生最大の不幸が戦争体験なら、人生最大の幸せは妻と出会ったこと」
NEWSポストセブン
コムズ被告主催のパーティーにはジャスティン・ビーバーも参加していた(Getty Images)
《米セレブの性パーティー“フリーク・オフ”に新展開》“シャスティン・ビーバー被害者説”を関係者が否定、〈まるで40代〉に激変も口を閉ざしていたワケ【ディディ事件】
NEWSポストセブン
漫才賞レース『THE SECOND』で躍動(c)フジテレビ
「お、お、おさむちゃんでーす!」漫才ブームから40年超で再爆発「ザ・ぼんち」の凄さ ノンスタ石田「名前を言っただけで笑いを取れる芸人なんて他にどれだけいます?」
週刊ポスト
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
「よだれを垂らして普通の状態ではなかった」レーサム創業者“薬物漬け性パーティー”が露呈した「緊迫の瞬間」〈田中剛容疑者、奥本美穂容疑者、小西木菜容疑者が逮捕〉
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で「虫が大量発生」という新たなトラブルが勃発(写真/読者提供)
《万博で「虫」大量発生…正体は》「キャー!」関西万博に響いた若い女性の悲鳴、専門家が解説する「一度羽化したユスリカの早期駆除は現実的でない」
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
《美女をあてがうスカウトの“恐ろしい手練手管”》有名国立大学に通う小西木菜容疑者(21)が“薬物漬けパーティー”に堕ちるまで〈レーサム創業者・田中剛容疑者、奥本美穂容疑者と逮捕〉
NEWSポストセブン
キャンパスライフを楽しむ悠仁さま(時事通信フォト)
悠仁さま、筑波大学で“バドミントンサークルに加入”情報、100人以上所属の大規模なサークルか 「皇室といえばテニス」のイメージが強いなか「異なる競技を自ら選ばれたそうです」と宮内庁担当記者
週刊ポスト
前田健太と早穂夫人(共同通信社)
《私は帰国することになりました》前田健太投手が米国残留を決断…別居中の元女子アナ妻がインスタで明かしていた「夫婦関係」
NEWSポストセブン