──経済成長の牽引役として、医療分野も掲げられている。その結果、平均寿命は90?95歳と大幅に延び、世界から患者を受け入れるようになるとも記されている。なぜ日本が世界をリードするような医療大国になると考えられるのか。
「日本は当面は高齢化社会だから高齢者のための医療がきわめて発達している。日本社会は人間関係が緊密であり、国民の責任感も強い。その状況がすべての年齢層への医療技術の進歩をもたらすだろう。
とくに遺伝子関連の革新的な研究など、アメリカのように宗教的な障害もない。新しい医療技術の発展が他の諸国より円滑に進む土壌がある」
※SAPIO2016年5月号