ライフ

徳川方に捕縛された石田三成 再起誓いニラ雑炊を要求

石田三成最後の食事「ニラ雑炊」

 乱世を生き抜いた戦国の英傑たちは、食への並々ならぬこだわりを持っていた。ここでは石田三成、豊臣秀吉、織田信長の食事を再現写真とともに紹介しよう。

【石田三成】敗軍の将の最後の食事「ニラ雑炊」

 ニラには整腸効果があり、古くから消化不良や冷え性の改善食とされてきた。関ヶ原からの敗走中、徳川方に捕縛された三成は食事にニラ雑炊を要求。再起を誓い、最期まで食事に気を配ったが刑場の露と消えた。

【豊臣秀吉】農民から天下人へ押し上げた「秀吉の膳」

 秀吉は根菜類が好物で生涯食膳から欠かさなかったという。味噌汁や焼き蛸の味付けに必須アミノ酸のトリプトファンが豊富な豆味噌を使った。ごぼうは食物繊維、大根は消化酵素を含む。

【織田信長】パワーフード「アワビ」で天下統一

 塩辛い味付けを好んだと言われる信長。愛好した料理は肉体疲労と精神力を回復させるものが多い。やきとりの皮にはヒアルロン酸などが含まれ細胞の老化を防ぐ。アワビのタウリンには疲労回復効果がある。

●写真は食文化史研究家・永山久夫氏監修の『武将メシ』(宝島社刊)より(撮影・明石雄介)

※SAPIO2016年6月号

関連記事

トピックス

交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
身長145cmと小柄ながら圧倒的な存在感を放つ岸みゆ
【身長145cmのグラビアスター】#ババババンビ・岸みゆ「白黒プレゼントページでデビュー」から「ファースト写真集重版」までの成功物語
NEWSポストセブン
『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
《長野立てこもり4人殺害事件初公判》「部屋に盗聴器が仕掛けられ、いつでも悪口が聞こえてくる……」被告が語っていた事件前の“妄想”と父親の“悔恨”
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
鳥取県を訪問された佳子さま(2025年9月13日、撮影/JMPA)
佳子さま、鳥取県ご訪問でピンクコーデをご披露 2000円の「七宝焼イヤリング」からうかがえる“お気持ち”
NEWSポストセブン
長崎県へ訪問された天皇ご一家(2025年9月12日、撮影/JMPA)
《長崎ご訪問》雅子さまと愛子さまの“母娘リンクコーデ” パイピングジャケットやペールブルーのセットアップに共通点もおふたりが見せた着こなしの“違い”
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン