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女子マラソン・福士 力の源は「マイコちゃんの家の唐揚げ」

福士加代子の力の源泉は?(HPより)

 リオ五輪で女子マラソン中継(TBS系)の解説を務める元マラソン選手でスポーツジャーナリストの増田明美さんといえば、細かすぎる選手情報でバラエティ番組に特集されるほど。そんな増田さんが本番を前に、女子マラソン福士加代子選手の情報をお届けする。

 * * *
 女子マラソンで上位入賞が期待される福士加代子さん(34、ワコール)の力の源である“お袋の味”は「マイコちゃんの家の唐揚げ」なんです。

 マイコちゃんとは、青森県にある福士さんの母校・五所川原工業高校の同級生である瀬川麻衣子さんのこと。高校時代、ソフトボール部に入部した福士さんの素質を見抜いて「陸上をやれば」と勧めた、“陸上選手・福士加代子”の生みの親です。

 卒業後も福士さんはレースがある時は全国どこでも自腹で麻衣子さんを呼び寄せている。福士さんのご家族と一緒にいる女性がいたら、きっと麻衣子さんです(笑い)。

 何より驚いたのは、彼女の「結婚の条件」。現在、東京の小料理屋で働く麻衣子さんは既婚者で子供もいますが、イケメンの旦那さんとの結婚の条件は、「加代子が走る時は家を空ける」ことだったと教えてくれました。

 自然体ゆえに、時に奔放な発言が話題となる福士さんは、実は繊細な内面の持ち主。彼女が競技を離れてリラックスできるのは勝手知ったる麻衣子さんのおかげです。

【プロフィール】ますだ・あけみ/スポーツジャーナリスト。1964年、千葉県生まれ。成田高在学中、長距離種目で日本記録を樹立。引退までの13年間で日本記録12回、世界記録を2回更新。緻密な取材に基づく「詳しすぎる解説」で人気を博す。

※週刊ポスト2016年8月5日号

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