高須:どうもね、全部をいっしょくたにして考えてしまう人が多いみたいだからね。「森友学園はけしからんから、教育勅語もけしからん!」ということではないんだよ。不正を働く人間と、教育の理念とはまったく別ものだからね。

 ツイッターでも、「高須が右翼だから西原(理恵子)も右翼になってしまったのか!」って文句を言ってくる人がいるけど、本当にナンセンス。僕と西原はいっしょにいるけど、イデオロギーは別だからね。そうやって西原にいちゃもんをつけてくるのが本当に許せない。だから、そういうやつには「僕のところに文句を言え!」って言ってるんだけど、いざ議論になると逃げちゃうんだよ。本当に卑怯だね。

──なんというか、考え方があまり柔軟ではない人が多いですよね。

高須:そう。すべてを右か左かの二元論で考えたがる人が多い。本質はそうじゃないんだよ。右翼だからって中国人が嫌いなわけではない。もちろん嫌いな中国人もいるけど、好きな中国人だってたくさんいるんだよ。裏を返せば、親中の左翼の人々は、チベット民族に対する迫害はどう考えてるの?っていう話にもなる。人権派だったら、中国がチベットでやってることは絶対に許せないはず。結局、物事っていうのはいろんな側面があって、右か左かだけでは語れないんだよ。重要なのはしっかり筋と義理を通すということ。

 筋も義理も通せない人ばかりだと、世の中はめちゃくちゃになっちゃうのは間違いない。だからこそ教育勅語をしっかり教えていくことが重要だと思う。なんとなくおかしな方向に行きかけている日本を軌道修正するには、いい機会な気がするなあ。

 * * *
 森友学園の問題はさておき、今こそ教育勅語を広めていくべきだという高須院長。筋と義理を通せる日本人を育てるために、教育そのものを見直す時期なのかもしれない。

【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。

昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)など。最新刊は『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)。

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