(橋本)大二郎さんは本当に準備をしっかりされるので、影響を受けました。私ももっとしっかり準備しなければ…とだんだん出社が早くなったんです(笑い)。“スマステ”で香取さんとご一緒していることも、“ワイド”にすごく生かされていて。香取さんのお話の転換のされ方や、さりげなくユーモアも交えながら進行できるところが、本当に勉強になっているんです」
確かな技術と実力を兼ね備えたベテランアナウンサーながら、「向いていないと日々よく思う」と自らへの評価は謙虚。長年、仕事を続ける上で大切にしていることを尋ねると「自分が素直に感じたことを大切にして、視聴者に伝えること」だという。昨年、番組で共演している香取に関連する話題を『ワイド!スクランブル』で取り上げた際に、大下アナのコメントが話題になったが、その発言の裏には、一人の取材者としてのプロ意識があった。
「香取さんとは、長年ずっと番組をご一緒しているので、何も言わないのは…と思いました。自分が見て、聞いて、感じたことには嘘はないし、一人の取材者としての視点で伝えたいと思いました。たくさんのかたに救われたと言っていただき、こちらこそ救われる思いです」
“スマステ”15周年を記念して香取を取材した際に、「15年後も大下アナと一緒に番組を続けたい」と答えた香取。大下アナに、今後の夢を尋ねると、茶目っ気のある笑顔で即答された。
「15年後も、香取さんと一緒に“スマステ”を続けられたら。定年超えちゃってますけど(笑い)」
撮影/marron.
※女性セブン2017年3月30日・4月6日号