2.の「得意ジャンルだからといって無駄に張り切るべからず」は、彼女が「はじめてのベース!アルプス一万尺を弾いてみたよ!」という動画をアップしたら、「ピックの持ち方が違う」「手首硬い」などと言ってくるような人に学びたいポイント。これも「アドバイスしてあげて何が悪い!」と、その行為の卑しさに気づいていないおっさんもいそうです。
それはアドバイスではなく、自分が楽器にちょっと詳しいことを自慢したいだけ。若い女性のフェイスブックのコメント欄には、こうした「頼まれてもいないのに教えたがる=ここぞとばかりに優位に立ちたがる」おっさんがたくさん湧いて出てきます。おっさんは威張れる場面が少ないので、得意ジャンルの話になると張り切る気持ちはよくわかるんですが、優位に立つどころかむしろ憐みの目で見られていることは自覚しましょう。
3.の「相手の気持ちを無視した自分アピールをするべからず」は、彼女がほかのグラドルと何人かで集合写真を撮って、全員をタグ付けして写メを載せると、全員が読めるリプで「もっちーが一番可愛い」って送ってくるような人に学びたいポイント。送った側は喜ばれていると思っていそうですけど、送られた側の気まずさは半端ではありません。
ほかにも、彼女が言うところの「隙あらば自分語りおじさん」や、イベントの告知に対して「そもそも行く気ない上に行けませんコメントおじさん」も同類です。日頃、周囲に相手にしてもらっていないおっさんは、ついつい自分のことを唐突に語ったり「俺はここにいるぞ!」と叫びたくなったりしがち。当然ですが、おっさんの自分アピールなんて誰も興味ありません。誘惑に負けずに、全力で控えましょう。
このコラムは大きな話題となり、彼女のツイッターにもたくさんの反響が寄せられました。アップから2日後の28日の朝に、そこでもまた多くのクソリプおじさんをゲットしたとブログなどで報告しています。「最後まで読まないおじさん(条件反射リプ科)」「ブラック企業おじさん」「お客様は神様だぞおじさん」「おじさんに過剰反応おじさん」など11種。ああ、クソリプおじさんの闇は広く深い……。
おっさんの振り見て我がおっさんの振り直せ。SNSで知らないあいだに顰蹙を買わないために、書き込む前には「これはクソリプではないだろうか」と念入りに自問自答しましょう。「そんな面倒なことをするぐらいなら、どう思われてもいいよ」という方もいそうですけど、本人はよくても送られた側や世の中が迷惑です。おっさんの評判をこれ以上悪化させないためにも、クソリプ撲滅に向けて力を合わせてがんばりましょう!