芸能

水戸黄門 篠田麻里子の入浴シーン、由美かおるとの違い

入浴シーンが話題の篠田麻里子

 6年ぶりに復活した国民的時代劇『水戸黄門』(BS-TBS・毎週水曜19時~)。同作でおなじみとなっているのが、くノ一の入浴シーンだ。由美かおるが演じてきたことで知られるが、今作で挑戦したのは篠田麻里子(31才)。どんな入浴シーンを演じたのか? 時代劇研究家でコラムニストのペリー荻野さんが、由美らとの決定的な違いについて解説する。

 * * *
 そんなわけで「入る入る」と聞きつつ、なかなか実現しなかった『水戸黄門』篠田麻里子の入浴シーンが第9話にやっと登場。20年以上、シリーズの取材を続けている私としては、この入浴シーンについてしっかりと考えてみたい。

 そもそもの物語は、水戸黄門こと水戸光圀(武田鉄矢)と助さん(財木琢磨)、格さん(荒井敦史)、風車の弥七(津田寛治)一行が、八戸を目指して東北を世直し旅するというもの。詩乃(篠田)はその途中で会ったくノ一。正体を夫に知られ、哀しみの余り、海に身を投げた…と思ったら、記憶喪失に。光圀暗殺を請け負った悪い忍びの頭(中村嘉葏雄)に洗脳され、ご老公の命を狙う。

 そして迎えた第9話。またまたご老公暗殺の計画を練る頭たちのすぐ近くの風呂で入浴する詩乃が! 頭は一言「お前の出番だ」。湯煙の中で腕など流しながら、やっぱり思いつめたような詩乃。これで入浴終了。

 これだけ!? 多くのファンの渇望感をあおる結果となったが、ドラマ的にはこれは珍しい入浴シーンなのである。これまで由美かおる、その後を継いだ形の雛形あきこら、『水戸黄門』の先輩たちの入浴には、たいてい「目的」があった。

 スケベな悪代官を風呂場に誘導し、お湯を大量噴射してやっつけたり、脱いだ着物から重要証拠の書付を抜き取ったり。時には事件について口を閉ざす娘とともに入浴し、「ここは女同士で」とリラックスしたところで聞き取り調査などしていたのだ。

関連記事

トピックス

二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
新たなスタートを切る大谷翔平(時事通信)
大谷翔平、好調キープで「水原事件」はすでに過去のものに? トラブルまでも“大谷のすごさ”を際立たせるための材料となりつつある現実
NEWSポストセブン
4月3日にデビュー40周年を迎えた荻野目洋子
【デビュー40周年】荻野目洋子 『ダンシング・ヒーロー』再ヒットのきっかけ“バブリーダンス”への感謝「幅広い世代の方と繋がることができた」
週刊ポスト
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン
元工藤會幹部の伊藤明雄・受刑者の手記
【元工藤會幹部の獄中手記】「センター試験で9割」「東京外語大入学」の秀才はなぜ凶悪組織の“広報”になったのか
週刊ポスト
映画『アンダンテ~稲の旋律~』の完成披露試写会に出席した秋本(写真は2009年。Aflo)
秋本奈緒美、15才年下夫と別居も「すごく仲よくやっています」 夫は「もうわざわざ一緒に住むことはないかも」
女性セブン
小野寺さんが1日目に行った施術は―
【スキンブースター】皮下に注射で製剤を注入する施術。顔全体と首に「ジュベルック」、ほうれい線に「リジュラン」、額・目尻・頰に「ボトックス」を注入。【高周波・レーザー治療】「レガートⅡ」「フラクショナルレーザー」というマシンによる治療でたるみやしわを改善
韓国2泊3日「プチ整形&エステ旅行」【完結編】 挑戦した54才女性は「少なくとも10才は若返ったと思います!」
女性セブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
女性セブン
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
女性セブン
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
NEWSポストセブン