──私は外交官時代に安倍首相の父・安倍晋太郎さんの海外訪問に随行したことがあり、母・洋子さんとも面識があります。昭恵さんは、今回のことで安倍家の中でかなり窮地に追いやられているようです。
「その昔、離婚した女性は『傷物』と呼ばれましたけど、世の中は変わりました。今や離婚歴は『勲章』です。首相夫人という立場だといろいろ考えなくてはならないでしょうけど、“たまたま結婚した相手が首相になった”というだけなの。そう考えれば、ずいぶん気が楽になるでしょう。あんな旦那さまは、今すぐポイしちゃいなさい(笑い)。首相夫人だからとやかく言われることも多く、要するに不自由なんです。昭恵さんは、もっと自由になってもいいのです。
そうして新しい恋でもすればいいの。若い男性にときめくのもいいものですよ。まだまだいっぱいいるんだから、もっといい男性をさっさと見つけなさいってね。
でも一方で、相手は取り換えるごとに“質”が落ちるものよ。これは私の経験談(笑い)。女と男って、難しいわよね」
【聞き手・小池政行さん】元外交官。青山学院大学法科大学院客員教授(国際法)。日本赤十字看護大学教授や聖路加看護大学客員教授を歴任した。聖路加国際病院名誉院長だった故・日野原重明さんとの対談をまとめた『医師のミッション 非戦に生きる』(藤原書店刊)などの著書がある。
※女性セブン2018年4月19日号