5月31日に行われたサッカーW杯日本代表のメンバー発表で注目されたのが、本田圭佑(32・パチューカ)、香川真司(29・ドルトムント)、岡崎慎司(32・レスター)の“ビッグ3”の去就。結果的には3人ともメンバー入りしたが、2大会連続で10番を背負う香川は存在感を示せずにいる。
「本人も焦っているのか、練習後もチームの輪から離れ、居残り練習を繰り返しています。元々、周りの選手からも“不思議ちゃん”と評されていて、交流は苦手です。隣の部屋の長友佑都(31・ガラタサライ)の歌声が聞こえてくるのがストレスだと報道陣にコメントしていましたが、冗談か本音かわからず、現場は微妙な空気が流れた。
代表復帰のガーナ戦で決定力不足を露呈した以上、チームメイトの信頼を得られなければ試合でどれだけパスが回ってくるかもわからない」(現地記者)
それゆえ、香川はベンチスタートが濃厚とされているが、本田が「俺と真司の共存もあり得る」と“監督”のような発言をし、起用法を巡る波風が立ちそうだ。一方、岡崎に至っては左足首故障の回復が遅れ、練習では控え組に回っている。
「西野(朗)監督でなければ、選ばれることもなかったでしょう。本番にも間に合うとは思えません」(同前)
※週刊ポスト2018年6月22日号