香川真司一覧

【香川真司】に関するニュースを集めたページです。

日本ラグビー躍進でコーチ陣に熱視線 海外から高額オファーも
日本ラグビー躍進でコーチ陣に熱視線 海外から高額オファーも
 サッカー界でW杯は自分の価値を世界にアピールする「見本市」と言われる。香川真司、本田圭佑など日本代表で活躍した選手はW杯後、いずれもビッグクラブへとステップアップした。 では初の決勝トーナメント進出という大躍進をしたラグビー日本代表も、世界の有名チームからスカウトされるのか。ラグビージャーナリストの村上晃一氏がいう。「前回W杯(2015年)では五郎丸歩が仏一部リーグの強豪トゥーロンからオファーを受けました。ただし今回は、それほど多くはないと思われます。日本代表の躍進は、チーム全体が機能的に動いた結果であって、フィジカル面で突出した選手はいない。 それよりも戦術面で日本を牽引したコーチ陣にスポットライトが当たっている。攻撃担当コーチのトニー・ブラウン氏はすでに母国・ニュージーランドのコーチ就任が確実視されています。続投が濃厚といわれるヘッドコーチのジェイミー・ジョセフ氏も海外クラブからの高額オファーを受ける可能性がある」 前回大会後にエディー・ジョーンズ前監督(オーストラリア出身)が、ラグビーの母国・イングランドから代表監督に招聘された前例もある。さらに日本の弱点だったスクラムを強化したスクラムコーチの長谷川慎氏の評価もうなぎ上りだという。 逆に、海外の有力選手が日本にやってくる流れも起きそうだという。「海外リーグのトップ選手でも年俸は2000万~3000万円程度。報酬面でも環境面でも、日本のトップリーグは魅力的です。今回のW杯で日本のプレー環境やホスピタリティに好感を持った選手は多く、日本に大物が大挙してやってくるかもしれません」(同前) 過去にはニュージーランドの英雄ソニー・ビル・ウイリアムズが1年間パナソニックでプレーした例もある。今回は惜しくも準々決勝敗退となったが、日本が本場顔負けの「ラグビー大国」となる日も近そうだ。※週刊ポスト2019年11月1日号
2019.10.23 07:00
週刊ポスト
移籍間近? 香川真司が早着替えで“高級天ぷら合コン”撮
移籍間近? 香川真司が早着替えで“高級天ぷら合コン”撮
 トルコの強豪クラブ、ベシクタシュへの移籍報道で揺れるサッカー日本代表の香川真司(29才)。渡欧前に意外な相手とのディナーを楽しんでいた。 7月中旬の夜。香川は東京・渋谷のホテルでスイスの高級時計メーカー「タグ・ホイヤー」のトークイベントに参加。ベスト16入りしたW杯ロシア大会の秘話を披露するなど、会場を賑わせた。 イベントを終えた香川がホテルから出て来ると、一斉にファンが取り囲む。笑顔でファンのサイン要請に応えながらタクシーに乗り込み、四谷駅の近くで降り立った。 この時、香川の服装に異変が。タクシーに乗り込んだ時は黒いTシャツ姿だったが、降りた時は白シャツにジャケットという出で立ちに変わっていた。車の中で着替えたのだろう。 午後8時頃、“正装”に着替えた香川が向かったのがてんぷら店の『K』だった。住所、電話番号非公開、カウンター6席のみで完全紹介制、ひとり5万円はくだらない高級店で、芸能界一の食通と言われるアンジャッシュ渡部建が「説明不要の日本一のてんぷら屋」と賞賛するほどの店である。こんな“お忍び会食スポット”で香川は誰と食事をしていたのだろうか。「一緒だったのはGMOインターネットの熊谷正寿社長で、この店も熊谷社長が用意したそうです。香川選手は2016年からGMOのグローバルブランド『Z.com』のブランドアドバイザーに就任していて、帰国のたびに熊谷社長と食事をするなど親交を深めてきた。この日は、関ジャニ∞の村上信五さんのほか、若くてきれいな女性陣も参加しての合コンのような“食事会”だったようです」(香川の知人) 午後11時過ぎ、スーツ姿の男性たちが店外に出てきて周囲を警戒するように見渡すと、黒塗りのハイヤーなどを呼び寄せた。その後、香川と村上、熊谷社長、ドレッシーに着飾った女性たちが別々に店から出てきて解散となった。 この日の会についてGMOインターネットに聞くと、「プライベートな会合なので詳細は把握していません」(広報担当者)とのことだった。 束の間のオフで英気を養った香川。今季はどのチームで輝くのか。
2018.07.27 16:00
NEWSポストセブン
「おっさん」は褒め言葉かハラスメントか、その基準とは?
「おっさん」は褒め言葉かハラスメントか、その基準とは?
 作家の甘糟りり子氏が、現代の「ハラスメント社会」での処世術について考察する。今回は「おっさん」というワードの使い方について。 * * * おっさんという言葉がやたらとピックアップされている今日この頃。 筆頭は、なんといってもサッカーW杯日本代表、おっさんジャパンの躍進だろう。直前の監督交代でほとんど期待されていなかったのに、まさかの決勝トーナメント進出だ。対ポーランド戦での最後のパス回しにはいろいろな反応があるが、とにもかくにも生き残った。あの戦い方、というか処世術にブーイングする人は、ゴジラ松井秀喜の高校時代、5打席連続敬遠にも文句いったんだろうなあ。スポーツに清廉潔白を求める度合いは人それぞれだ。 予選トーナメントのゴールを振り返ってみれば、香川真司29歳、大迫勇也28歳、乾貴士30歳、本田圭佑32歳。見事な「高年齢ゴール」のオンパレードである。守護神・川島永嗣に至っては35歳。サッカーは詳しくないが、野球やゴルフならまだしも90分間走り続けるスポーツでこれだけアラサーが活躍するのはすごいことなのではないだろうか。 最後の最後、監督からのあの異例の伝達のために投入されたキャプテン長谷部誠は34歳。これこそ、おっさんが適任である。年齢とキャリアによる説得力がものをいう。 おっさん、やるじゃん。 W杯の少し前、『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)というドラマが放送されていた。 大手不動産会社での社内恋愛を描いた物語だが、恋愛の中心人物のほとんどが中年男性なのである。それ以外は至ってオーソドックスなトレンディ・ドラマだ。ビジネススーツを着たおっさんがビジネススーツを着たおっさんに、ワクワクしたりもやもやしたり、照れくさいセリフをいったりする。フラッシュモブでプロポーズするのもされるのも、おっさん。 これが若いイケメンと美女とならシラけるのだろうが、おっさん=恋愛弱者たちだと勝手に思っているから、応援もしたくなる。ついおっさんをいたいけに感じてしまうように、ドラマは作ってある。 おっさん、かわいげあるじゃん。 若者のピュアさは何にも侵略されていない良さなら、おっさんのピュアさは清濁を煮詰めてさらにそれを濾した味わいではないだろうか。仮に、そんなものがあるとしたならば、だけれど。 クルマの中でそんなことを考えながら、打ち合わせに向かった。相手は同世代の男性編集者。三十代の頃から、何度も一緒に仕事をしてきた。 最近では本題に入る前に健康の話題をするのが恒例だ。愚痴半分、報告半分で。かつては、どんな新しいレストランに行ったか、を競い合っていたのというのにね。 彼は、アーモンドミルクラテを注文してから、ガンマの数値についてあーだこーだと話し始めた。中年ならたいていご存じかと思うけれど、γ-GTPとは肝臓の機能を測る数値である。 ひとしきり話してから、彼はいった。「ああ、すっかりガンマのことばっかり話しちゃった。やだなあ。すみません」「いえいえ。いいじゃないですか、流行りのおっさんぽくて」 私が何の気なしにそういうと、件のガンマ編集者の表情が強張った。「甘糟さん、僕は確かにおっさんですけれど、正面切っていわれると、いい気持ちはしませんね」 あー、やっちまったあぁ! 五十代の男性に向かって、無意識に「おっさん」といってしまったのだ。 自分を「おばさん」といったり「BBA」と書いたりすることはある。中年の女だということをストレートに伝えたい時やウケ狙いの自虐の時などだ。でも、だが、しかし。他人にいわれると、もちろんカチンとくる。文句もいう。例外は同世代の親しい女友達だけである。 私は文章を書いて発信する仕事をしているから、自分に対してだけでなく、すべての女性に対しての偏見やお仕着せや嫌がらせには敏感でいようと務めているつもりだ。 それなのに、そっくりそのまま普段私が目を光らせているはずの行為を「おっさん」に対して行ってしまった。悪気はなかった、などといいわけをしたら、どこかの国のセクハラおじさんと同じである。ああ、自己嫌悪。 件のガンマ編集者に対して、からかいの気持ちがゼロではなかったのは事実。でも、からかわれた側がこちらと同じように笑いで受け止めるとは限らない。 話は飛躍するけれど、どんなにすばらしいアートであれ作品であれ表現であれ、それが誰かの苦痛の上に成り立つものであってはならない。表現だの芸術だのよりも、個人が自由に健全に生きていくことの方が優先されるべきなのだ。 ところで、ガンマ編集者という呼び名はハラスメントではないですよね?
2018.07.06 16:00
NEWSポストセブン
W杯「3戦全敗」を予想した高原直泰氏と中西哲生氏の言い分
W杯「3戦全敗」を予想した高原直泰氏と中西哲生氏の言い分
 失礼ながら、大方の見方を覆す健闘となった西野ジャパン。もちろん、日本中がお祭りムードになって当然の躍進なのだが、まずは「貶してごめんなさい」があってからの話ではないだろうか。本誌・週刊ポストも6月11日発売号では〈期待感ゼロ〉〈W杯開幕を目前に、ここまで日本代表への期待が高まらないことも珍しい〉などと書いてしまった。素直に謝るしかない。そこで、事前予想で西野ジャパンを酷評していた人たちに「本誌と一緒に謝りませんか」と呼びかけてみた。 まずは2006年ドイツW杯の時のエース・高原直泰氏だ。6月10日放送の『ジャンクSPORTS 3時間スペシャル』(フジテレビ系)に出演し、小野伸二氏が「2勝1分」、稲本潤一氏が「1勝2分」といった具合に元代表選手たちが1次リーグの結果予想を述べるなかで、ただ一人「3戦全敗」を予想。「現実問題、これはあり得る」と力説していた。 まさかの快進撃を受け、どう答えるのか。高原氏が代表を務める沖縄SVに取材を申し込むと、広報担当がこう回答した。「取材依頼はたくさんいただいていますが、チーム(沖縄SV)にとって重要な試合が続くので、W杯関連の取材は一切お断わりしています。予想が外れたことですか? 高原も日本が勝ったことをすごく喜んでいます。負けてほしいという意味でいったのではなく、“それぐらい厳しい相手でレベルが高い”ということがいいたかったわけですから。反省や謝罪というより、むしろ外れて一番喜んでいるのが高原ですよ」 何だか言い逃れのようにも聞こえるが、本誌もまったく同じ気持ちである。 戦前に酷評予想をしていたコメンテーター陣のなかには、テレビなどで“謝罪”に追い込まれた人も少なくないが、その表情は暗くはない。高原氏と同様に、「日本は3戦全敗の可能性が高い」とテレビでコメントしていた中西哲生氏は、コロンビア戦後に『サンデーモーニング』(TBS系、6月24日放送)で「ボクに対して『喝』を……」とコメントして笑いを誘った。 本誌で、「一次リーグを突破できる可能性は10%以下」とコメントしていたサッカージャーナリスト・財徳健治氏は、「西野ジャパンに総懺悔だな」と苦笑しながら、こう答えた。「悪ければ3戦全敗と言っていたので、参ったなぁというのが素直な感想(笑い)。ただ、こういう例は色んな国であるわけです。1998年のフランス大会では、大会前、地元のフランス代表の評判が最悪だった。特にスポーツ紙『レキップ』はエメ・ジャケ監督を徹底的に叩いていたが、チームが予想外の優勝を果たすと、翌日の一面で『ジャケ、ごめんなさい』と大見出しを打った。だから、みんな潔く謝っていいと思う。 とにかく今大会は本田圭佑(32、パチューカ)、香川真司(29、ドルトムント)、そして岡崎慎司(32、レスター)の“ビッグ3”の働くべき場所が、西野采配ではっきりとし、それでチームが一丸になったのが大きかったと思う」※週刊ポスト2018年7月13日号
2018.07.02 07:00
週刊ポスト
「おっさんJAPAN」メディアの手のひら返し、半端ないって!
「おっさんJAPAN」メディアの手のひら返し、半端ないって!
〈期待感ゼロ〉〈W杯開幕を目前に、ここまで日本代表への期待が高まらないことも珍しい〉 週刊ポスト6月11日発売号で、本誌はそう書いてしまった。さらにコロンビア戦直前の6月18日発売号では、勝利は到底望めないだろうと考えて、〈「4年後のW杯」の話をしよう〉と題した2022年カタールW杯のメンバー予想までやってしまった。 素直に謝るほかない。 本誌が“期待感ゼロ”と報じた西野ジャパンは、コロンビア戦で勝利を収め、第2戦ではセネガルと引き分け。そして6月28日の第3戦ではポーランドを相手に0-1で敗れたものの、セネガルとの“フェアプレーポイント”の差で、2大会ぶりの決勝トーナメント進出を果たした。第3戦の終盤は、他会場の経過を踏まえ、ビハインドのまま時間稼ぎのパス回しに徹する“凄まじい執念”を見せた。 5月末にメンバーが決まった時、本誌は平均年齢28.17歳と“過去最高齢”であることをもって〈おっさんジャパン〉と貶し、西野監督の選手起用について〈年功序列フォーメーション〉とまで書いた。 ところが、いざフタを開けてみたら、ピッチ上では“おっさん”たちが躍動し、“おっさんの経験”が得点を生み出した。 コロンビア戦で開始早々PKを獲得してゴールを決め、快進撃の口火を切った香川真司(29、ドルトムント)は、豊富な運動量で攻守の要となった。セネガル戦では長友佑都(31、ガラタサライ)が、ロングボールに技ありのトラップで反応し、相手DF2人を置き去りにして、乾貴士(30、ベティス)のゴールをアシスト。 何より、本田圭佑(32、パチューカ)である。コロンビア戦、セネガル戦の2試合で出場時間は45分ほどにもかかわらず、1ゴール1アシスト。セネガル戦での落ち着きはらってのゴールは若造には真似できない、まさに“おっさん力”の真骨頂だった。 出場時間を限定する西野監督の起用が奏功した格好だ。本誌は見出しに〈本田は出さなくていい〉(6月25日発売号)とも掲げてしまっていた。これも素直に間違いを認めてお詫びします。 ただ、酷評していたのが本誌だけではないことは書き添えておきたい。 メンバー発表翌日の6月1日、スポーツ紙には〈忖度ジャパン〉(日刊スポーツ)といった見出しが並んでいた。チームが成田から出発した際には、見送るファンが前回ブラジル大会の700人に対し、150人しかいなかったことについて、〈チームへの世間の関心度を表すような人数となった〉(スポーツ報知、6月3日付)など、これでもかというほど冷たい書きぶり。 それが開幕後の快進撃を受けて、いきなり礼賛の嵐。“手のひら返し半端ないって”状態である。 本田には、〈ベッカムに並んだ〉(サンスポ、6月26日付)、〈本田の偉業に最敬礼〉(デイリー、同)と称賛の言葉が並び、西野采配を、〈采配ズバッ!ズバッ!“西野マジック”〉(サンスポ、同)とまで持ち上げていたのである。※週刊ポスト2018年7月13日号
2018.07.01 16:00
週刊ポスト
ポーランド戦 それでもGK川島を起用せざるを得ないか
ポーランド戦 それでもGK川島を起用せざるを得ないか
 ここからが正念場。日本代表は、サッカーロシアW杯をどこまで勝ち進んでいけるのか。サッカー協会元副会長の釜本邦茂氏は、「ここから先は、不用意にファウルをする選手は外すという選択を徹底していくことになる」とみており、槙野智章(31、浦和レッズ)や長谷部誠(34、フランクフルト)が外される可能性があると予想している。しかし、長谷部はW杯3大会にわたってキャプテンを務めてきた功労者。6月28日の大一番、ロシア・ボルゴグラードでのポーランド戦で、簡単に外す決断ができるのか。 1996年のアトランタ五輪で、西野朗監督率いる代表チームの背番号10をつけ、「マイアミの奇跡」と呼ばれたブラジル戦の勝利に貢献した遠藤彰弘氏は、「たとえ実績豊富な選手でも、西野監督は必要となれば迷わず外す」とみている。「西野監督は基本的に感情を表に出さず、“自由にやってこい”と選手をピッチに送り出すタイプ。ただ、重要な局面では自分の考えを譲らず、決断は速くて大胆です。選手起用の面では、スタメンを早くから明言するようなことはなく、調子がいいとみた選手をどんどん使っていく。選手の側としては“誰が使ってもらえるのかわからない”という緊張感があった」 主将の長谷部であろうとも、状況次第では外す覚悟があると考えられるのだ。 ただ、そんな西野監督も難しい判断を迫られるのがGKだ。川島永嗣(35、メス)が所属クラブで実戦から遠ざかっていた期間が長く、試合勘が戻っていない。コロンビア戦での失点シーンを見ても明らかだ。「それでも、西野監督はポーランド戦で川島を外しにくいでしょう。何より東口順昭(32、ガンバ大阪)、中村航輔(23、柏レイソル)に国際的な大舞台での経験が足りない。コロンビア戦の勝利でチャンスが見えただけに、大一番で“いきなりの抜擢”は難しいと考えざるを得ない状況です」(サッカージャーナリスト・財徳健治氏) 直前のパラグアイ戦でアピールしてスタメンの座を掴んだDFの昌子源(25、鹿島アントラーズ)とは対照的に、同戦に出場した東口、中村はそれぞれ1失点を喫し、結果を残せなかったことも大きいとみられている。 攻撃陣に目を転じると、やはり本田圭佑(32、パチューカ)をどう扱うかがポイントだ。 コロンビア戦は途中出場ながらCKで決勝点となる2点目をアシスト。一方で、1人少ないコロンビアに決定機を与える致命的なパスミスや右サイドに張り付く運動量の少なさが気になった。前出・釜本氏ははっきりとこう指摘する。「西野監督が本田を先発から外しているのは、トップ下に求められる運動量が欠けているからで、その判断は正しい。本田にボールが渡ると明らかに周りの選手よりスピードで劣っているために、コンビネーションが取れていない。ポーランド戦でも活躍できる場所はないのではないか」 西野監督が本田をベンチに置くと決断し、代わりにトップ下に入った香川真司(29、ドルトムント)は「攻撃では消える時間帯も多いが、運動量は豊富で守備面での貢献度が高い」(同前)という状況で、西野監督は自身の選択に自信を深めていると考えられる。 もちろん、本田、長谷部のこれまでの貢献は大きい。ただ、ポーランドは温情采配で勝てる相手ではない。「エースのレバンドフスキ(29、バイエルン)にボールを送るために、サイドから崩してくるパターンが多いので、4バックとボランチでしっかり対応する。その上で、素早いカウンターを狙っていくことで日本は勝機を見出せる。グループHの3チームの中で、対応策は一番はっきりしている相手。ただ、個人のレベルは非常に高い。バラバラに対応したら必ずやられる」(サッカージャーナリスト・西部謙司氏)※週刊ポスト2018年7月6日号
2018.06.26 07:00
週刊ポスト
原口元気、真のポリバレント男として必要不可欠な存在
原口元気、真のポリバレント男として必要不可欠な存在
 2018サッカーワールドカップ日本代表を率いる西野朗監督が代表選考基準のひとつとして発言した「ポリバレント(多様性)」という言葉が話題だ。選ばれたメンバーのなかで、強気が頼もしいポリバレント男として期待されているのが、原口元気(27)だ。 3-4-3では右ウイングバックと右シャドウ、4-2-3-1では右MFと多彩な役割をこなすのが原口だ。ハリル時代にはボランチや右サイドバックまで担った「真のポリバレント男」は必要不可欠な存在だ。「どこでもできるとは思ってる。一番得意なのは前めだけど、自分のよさは『やれ』と言われたことをすぐにできたり、求められてることを深く理解して表現できるところ。それは僕の強み」と本人も自信をのぞかせる。 そんな原口に必要なのがゴールという結果。「ビッグ3」と言われる本田圭佑(パチューカ)、岡崎慎司(レスター)、香川真司(ドルトムント)の得点力が低下したロシア最終予選の序盤をけん引したのは、4戦連続弾という日本記録を樹立したこの男に他ならない。原口のゴールが2016年11月のサウジアラビア戦からストップしているのが、昨今の苦戦の一因という見方もできる。「どの試合も取れたらいいけど、本番で取れたら一番いい。本当に重要な一発勝負で気持ちをグッと入れるのは得意なんで、あんまり心配していないです」という強気の姿勢は実に頼もしい。「器用貧乏」から脱して、ロシアを「原口元気の大会」にしてほしい。【プロフィール】はらぐち・げんき/1991年5月9日、埼玉県熊谷市生まれ。全国制覇した少年時代から異彩を放ち、浦和レッズでは17歳でJデビュー。2014年にドイツのヘルタ・ベルリンへ移籍。多彩な役割をこなせる万能型MFへ飛躍を遂げた。妻はキャスターの香屋ルリコ。実家は動物病院。■取材・文/元川悦子※週刊ポスト2018年6月29日号
2018.06.23 07:00
週刊ポスト
「不思議ちゃん」評の香川真司 ストレスは長友の歌声か
「不思議ちゃん」評の香川真司 ストレスは長友の歌声か
 5月31日に行われたサッカーW杯日本代表のメンバー発表で注目されたのが、本田圭佑(32・パチューカ)、香川真司(29・ドルトムント)、岡崎慎司(32・レスター)の“ビッグ3”の去就。結果的には3人ともメンバー入りしたが、2大会連続で10番を背負う香川は存在感を示せずにいる。「本人も焦っているのか、練習後もチームの輪から離れ、居残り練習を繰り返しています。元々、周りの選手からも“不思議ちゃん”と評されていて、交流は苦手です。隣の部屋の長友佑都(31・ガラタサライ)の歌声が聞こえてくるのがストレスだと報道陣にコメントしていましたが、冗談か本音かわからず、現場は微妙な空気が流れた。 代表復帰のガーナ戦で決定力不足を露呈した以上、チームメイトの信頼を得られなければ試合でどれだけパスが回ってくるかもわからない」(現地記者) それゆえ、香川はベンチスタートが濃厚とされているが、本田が「俺と真司の共存もあり得る」と“監督”のような発言をし、起用法を巡る波風が立ちそうだ。一方、岡崎に至っては左足首故障の回復が遅れ、練習では控え組に回っている。「西野(朗)監督でなければ、選ばれることもなかったでしょう。本番にも間に合うとは思えません」(同前)※週刊ポスト2018年6月22日号
2018.06.14 07:00
週刊ポスト
本田圭佑に唯一ツッコめる槙野智章、控室BGMの選曲も担当
本田圭佑に唯一ツッコめる槙野智章、控室BGMの選曲も担当
 ロシアW杯開幕を目前に控えた西野ジャパン。代表メンバーは2008年北京五輪組、2014年ロンドン組といった同世代の仲間で集まる傾向が強い。本田圭佑(31・パチューカ)、香川真司(29・ドルトムント)、岡崎慎司(32・レスター)の“ビッグ3”や長友佑都(31・ガラタサライ)らベテランは、北京組だ。「自由時間などの行動はこうした世代ごとに分かれがち。そのなかで世代をまたぐ“ポリバレントな存在”が吉田麻也(29・サウサンプトンFC)です。北京世代ですが、オーバーエイジ枠でロンドンにも出場しているので下の世代とのパイプ役になっている」(スポーツ紙デスク) 一方、五輪出場経験がなく、W杯も初選出ながら、メンバー同士のコミュニケーションの“司令塔”を担う存在が槙野智章(31・浦和)だという。「トレードマークの髪型をイジられると“加藤鷹さんも真似している”と返し、笑いを誘っている。吉田も、昨年10月にニュージーランド戦で槙野と初めて一緒に先発した時に『お笑い担当だと思っていたけどプレーもちゃんとしている』とジョークを飛ばしていたという話です」(サッカー雑誌記者) ピッチ外でのDF陣の連携はよさそうだ。 さらに槙野は“一匹狼”とみられがちな本田の信頼も勝ち得ているという。5月14日放送のNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』に出演した際、「プロフェッショナルとは?」という質問に「ケイスケ・ホンダ」という名言(?)を残した本田。「槙野はこれをネタにして本田にツッコむ唯一の選手。いまや本田も苦笑いしながら周囲に“お前らもケイスケ・ホンダになれ”と冗談で返すようになった。ロッカールームに流す音楽の選曲も槙野の担当です」(現地記者)※週刊ポスト2018年6月22日号
2018.06.12 16:00
週刊ポスト
合宿中の西野J、高級リゾート地で和気藹々と英気養う
合宿中の西野J、高級リゾート地で和気藹々と英気養う
 19日にロシアW杯初戦を迎える西野ジャパンは、オーストリアでの直前合宿中。緊張感が漂っているのかと思いきや、高級リゾート地で“和気あいあい”と英気を養っているという。「宿舎のホテルはスパやプールなど各種施設が完備されている。夜間の外出は禁止ですが、卓球台やビリヤードといった娯楽施設もある」(現地記者) 日本代表にとっては“チームの和”が最優先事項になっているようだ。W杯開幕2か月前にハリルホジッチ監督が電撃解任され、本田圭佑(31・パチューカ)が“引き金を引いた”という報道が駆け巡ったこともあり、一時は「誰を信じていいか分からない」と疑心暗鬼に陥る選手もいたという。「西野朗監督はチームの風通しを良くすることに腐心している。ハリル時代は練習中の私語厳禁が徹底されるなど選手の行動は厳しく管理され、朝の散歩も禁止。食事は長テーブルで全員一斉で、昼寝の時間に至っては分刻みで指定され、“俺たちは子供じゃない”という声が上がるほど。西野監督はそうした規則を撤廃するところから“チームづくり”を始めた」(同前) だが、チームが置かれている状況は厳しいままだ。「一次リーグを突破できる可能性は10%以下とみています」と手厳しく論評するのは、サッカージャーナリストの財徳健治氏だ。 日本代表は19日コロンビア(FIFAランキング16位)、25日セネガル(同27位)、28日ポーランド(同8位)と予選リーグを戦うが、いずれも61位の日本より格上。その一方で、5月31日のメンバー発表に新鮮味はなかった。コンディションが疑問視される本田、香川真司(29・ドルトムント)、岡崎慎司(32・レスター)の“ビッグ3”が選ばれ、視聴率やスポンサーに配慮した“忖度ジャパン”と揶揄する声も相次いだ。「長年、一緒にやってきた間柄だから、選手の間では誰がどの程度の動きをするかが分かっていて、安心感はあるでしょう。ただ、格上に勝つには誰かが予想以上の働きをする必要がある。そのシナリオが想像しづらいのです」(財徳氏)※週刊ポスト2018年6月22日号
2018.06.11 07:00
週刊ポスト
香川真司 ギリギリの西野ジャパン入りで一番喜んだ人たち
香川真司 ギリギリの西野ジャパン入りで一番喜んだ人たち
 本戦開幕間近のハリルホジッチ監督電撃解任という前代未聞の大騒動を経て、6月14日に開幕するロシアW杯のメンバーが決まった。注目の集まっていた香川真司(29、ドルトムント)も“西野ジャパン”の一員として本大会に臨むことになった。 だが、昨年10月から代表を外れていた上、右足首の負傷で約3か月間も実戦から遠ざかっていただけに、5月31日のメンバー発表では驚きの声があがった。「ケガ以上に懸念されているのがメンタルです。今大会を“集大成”と位置づけるあまり、気合いが空回りしている。前日のガーナ戦でも後半からの出場ながら終盤には“ガス欠状態”。コンディションが低調なため本大会ではベンチスタートが濃厚」(専門誌記者)という状況だ。 ハリルホジッチ監督の電撃解任に加え、ビッグネームがギリギリまで“当落線上”という状況は、関係各所に波紋を広げた。スポンサー各社は代表選手の写真入り関連商品などをすでにリリース済み。「たとえばJALは特別塗装機『SAMURAI BLUE応援ジェット』の運航を始めていて、4月から就航の2号機には代表ユニフォーム姿の香川の画像が大きく使われている。当然“香川落選”でも機体のペイントは変えられない。おかしな機体を飛ばすハメにならないか、気が気ではなかったはず」(経済紙記者) JAL広報部に香川のメンバー入りについてコメントを求めたところ、「『サポーティングカンパニー』として日本代表全体を今後も応援していく」と答えた。※週刊ポスト2018年6月15日号
2018.06.05 16:00
週刊ポスト
キリン「日本代表応援缶」包装紙にハリル氏写真が残る理由
キリン「日本代表応援缶」包装紙にハリル氏写真が残る理由
 6月14日に開幕するロシアW杯の代表メンバーが決まった。注目の集まっていた香川真司(29、ドルトムント)も西野朗監督率いる“西野ジャパン”の一員として本大会に臨むことになった。 今回の日本代表は、ハリルホジッチ監督の電撃解任に加え、香川らビッグネームがギリギリまで“当落線上”という状況が続いていたため、関係各所に波紋を広げた。スポンサー各社は代表選手の写真入り関連商品などをすでにリリース済みだったからだ。 サッカー協会のオフィシャルパートナーであるキリンは、ビールに代表選手の画像をプリントした“応援缶”を発売済み。こちらは2017年11月のブラジル戦の写真を使用しているため、代表を外れていた香川の姿はなく、メンバー選考の結果に気を揉む必要はなかった。だが、6缶パックを包装する板紙の一部にはなんと「ハリル前監督の写真」が印刷されている。 パッケージを変える考えはなかったのかを聞くと「そのときどきのチームの姿を採用しているため、刷り直しは検討していない」(コーポレートコミュニケーション部)と回答。 チームはどん底なだけに、このままでは“メンバー選考までが一番盛り上がった”といわれかねない。※週刊ポスト2018年6月15日号
2018.06.05 07:00
週刊ポスト
サッカー西野ジャパンに帯同する「謎の美女医」のカネとコネ
サッカー西野ジャパンに帯同する「謎の美女医」のカネとコネ
 ロシアW杯開幕を間近に控えるいま、西野朗監督(63)率いるサッカー日本代表は、まだ混乱の最中にある。電撃的なハリルホジッチ前監督の解任劇に続き、メンバー選考への疑問の声も絶えない。そして、この“急造代表”に今、もう一つ懸念材料が浮上している。 代表チームに帯同する“紅一点”──そう呼ばれる女性がいる。2016年5月から代表合宿などで選手たちのケアにあたり、国際試合ではベンチにも座る美女医。それが土肥美智子氏(52)だ。「土肥さんは国立スポーツ科学センターに所属するスポーツドクターです。まだ女医が少なかった1980年代半ばに千葉大医学部に入った才媛で、卒業後は画像診断医として慈恵医大病院などでキャリアを積みながら、スポーツ医学の道へと進んだ」(サッカー協会関係者) 土肥氏は2008年北京五輪、2012年ロンドン五輪、2016年リオ五輪ではメディカルスタッフとして日本選手団に帯同した経験を持ち、日本サッカー協会の医学委員会のメンバーでもある。「ハリルホジッチ監督のもとでW杯アジア最終予選を目前に控えていた2016年5月に“経験豊富なスポーツ医”という触れ込みで帯同ドクターとなりました。ただ、驚いたのはこの美女医が、その2か月前にサッカー協会会長に就任したばかりの田嶋幸三氏(60)の奥さんだったことです」(サッカー担当記者)◆フランス語ができるから……「2人が知り合い、結婚に至ったのは十数年前だといい、当時、日本代表のチームドクターを務めていた慈恵医大の整形外科医の紹介だったそうです。現在もサッカー協会の顧問を務めるこのドクターが2人の結婚にあたっては仲人を務めた」(同前) ただ、いくらスポーツ医としての実績があるとはいえ、代表チームにはもともと、整形外科医のチームドクターとコンディショニングコーチが帯同している。そこに、わざわざ協会会長夫人である土肥氏が、内科医としてスタッフに加わる理由として、当初は「ハリルホジッチ監督がラブコールを送った」という話が強調されていた。「土肥さんはフランスに留学経験があって語学も堪能であるため、ハリル前監督が求めていた“通訳を介さずに意思疎通できるメディカルスタッフ”の条件に合致したという話で、各紙そう報じた。土肥氏は明るくて周囲に気さくに話しかけるタイプなので、チームにうまく溶け込んでいたようです」(スポーツ紙デスク) だが、そうしたなかで今年4月、田嶋会長が「コミュニケーションや信頼関係が多少薄れた」ことを理由に、ハリルホジッチ監督を解任すると発表し、事態は複雑になる。 後任の西野監督率いる日本代表では、当然ながら“フランス語が堪能なドクター”の必要性はなさそうだが、「もともと技術委員長としてチームに携わっていた西野監督ともウマが合うようで、親しいという話を聞く。ロシアにも帯同するとみられている」(前出の協会関係者)のである。 西野監督のもとでは、本田圭佑(31)、香川真司(29)らハリルホジッチ監督が代表から遠ざけていた“ビッグネーム”が招集される一方、海外で活躍中の中島翔哉(23)が外れたことなどに疑問の声も噴出している。「協会の強引なやり方に疑問を持つ選手やスタッフも当然います。代表に帯同する会長夫人を“お目付役”と受け止める者も出てくる。本来、帯同ドクターはちょっとした体調の異変などを気軽に相談できる存在であるべきなのに、それが会長夫人のままで大丈夫なのか。 会長と名字が違うので、世間一般にはあまり知られていないが、仮にロシアで惨敗すれば田嶋会長批判が高まるのは確実で、この“身内重用”も問題になるのではないか」(同前) 不協和音が生じているチームのさらなる懸念材料になっているというのだ。◆ガバナンスがなってない 協会は土肥氏が帯同ドクターに選ばれた理由を、「内科医としての実績、国際大会における豊富な経験があることから、JFA医学委員会に推挙された」(コミュニケーション部)とする。田嶋会長の妻であることは選任と「一切関係ない」とし、日当は規定額を支払っているという。公益法人のガバナンスに詳しい慶応大学の中島隆信教授はこう指摘する。「そもそも、様々な税制優遇を受ける公益法人のトップである人の身内が、その法人から報酬を得て仕事を請け負うことに賛成できないし、ガバナンス上、適切だとは思えません。そういう採用をすると、何か問題が起きた時に客観的な評価や説明ができるのかが担保できなくなる。たとえば、医師としての診察に疑念が生じた時に、会長や周りにいる理事がそれを指摘できるのでしょうか。その人の能力の有無は別にして、身内の採用は避けるのが当然です」 協会は、土肥氏がロシアにも帯同するかは「5月31日のメンバー発表に合わせて決定する。現時点では決まっていない」とした。西野ジャパンで“選考基準”が問われているのは、選手だけではない。※週刊ポスト2018年6月8日号
2018.05.29 16:00
週刊ポスト
ハリル監督解任 スポンサー離れに危機感じた協会の忖度も?
ハリル監督解任 スポンサー離れに危機感じた協会の忖度も?
 サッカーW杯開催2か月前の監督解任は世界でも例がない。無謀にしか見えない賭けに出なければならないほど、日本サッカー協会は追い込まれていた。複数の主力選手が戦術に対する意見を出し合い、集約して協会に伝えたり、ヴァヒド・ハリルホジッチ監督に戦術転換を直談判したこともあった。だが、意見のすれ違いは続き、いずれも実を結ばなかった。 そして、ベルギー遠征でのウクライナ戦(3月27日/1-2で敗北)後、これまでどんな不調の時でもマスコミ対応を欠かさなかった本田圭佑は、記者らの質問に無言のまま所属チームのあるメキシコに向け、機上の人となった。「試合後の記者対応は選手個人の裁量というより、協会とメディアの約束事として行なわれている。それを拒否したのは、マスコミから逃げたというより、協会に対する抗議に映った」(スポーツ紙記者) 選手の間では、協会に対する不信感まで渦巻いていったのだ。「協会は事態を打開するため急遽、全選手にヒアリングを実施しました。ハリルホジッチ監督を支持する声も一部ではあったが、ほとんどが批判的だったようです。この時期で選手が一枚岩になれていない状況を危惧した協会は、“解任やむなし”との結論に至った」(サッカー協会関係者) 一方で、ハリル監督にとっては予想外の解任だった。「契約解除に伴う手続きもおざなりだった」とサッカー協会を批判し、「ハリルが訴訟を準備か」と報じる海外メディアもあった。 W杯の2か月前というタイミングでの解任に監督も世間も驚いたが、一部の選手は違ったようだ。〈It’s never too late〉(遅すぎることはない) そうツイッターで呟いたのはハリルから冷遇されてきた本田だった。「代表への招集頻度が下がっていた本田や香川真司にとっては、歓迎すべき環境になった。協会としても、スター選手不在で苦戦続きだった最近の代表には“スポンサー離れ”という危機も感じていた。本田や香川が再び代表に定着すれば、スポンサー収入も期待できる」(前出・スポーツ紙記者) 後任に選ばれたのは、協会の技術委員長を務め、選手から“不満”をヒアリングした西野朗氏。いわば“身内枠”であり、本田や香川が再び主軸に返り咲く可能性が高い。代表経験のある選手はこう話す。「本田さんも香川さんも経験豊富で、頼りになる存在です。しかし、選手としてのピークは過ぎている。2010年の南アフリカ大会でベテランの域に達していた中村俊輔さんは、試合に出られなくてもベンチから声を張り上げ仲間を鼓舞していました。しかし、サポート役に回るタイプじゃない2人に同じことができると思いません。彼らの扱いを巡って、同じように“内紛”が起きないとも限らない」 本田とは対象的に“ハリル擁護”を展開した代表選手もいる。現在フランスでプレーするGKの川島永嗣は、〈自分にもっとできることがあったのではないかと、後悔の念で頭が一杯だ〉と綴っている。 指揮官の交代によって、今度は「選手間の信頼関係」に危うさが漂い始めたように見える。※週刊ポスト2018年4月27日号
2018.04.18 07:00
週刊ポスト
ハリル電撃解任を仕掛けた更迭直訴状と“リエージュの夜闘”
ハリル電撃解任を仕掛けた更迭直訴状と“リエージュの夜闘”
 サッカーW杯イヤーの監督解任は過去にも複数例があるが、いずれも良い結果を残せていない。ロシア大会本番2か月前の指揮官交代は世界でも例がない。解任の理由は実に抽象的だった。とりわけ「ロジカル(論理的)な判断」が口癖の指揮官にしてみれば、理解不能に聞こえたに違いない。「選手とのコミュニケーションや信頼関係が多少薄れてきた」 日本サッカー協会の田嶋幸三会長は、4月9日の緊急記者会見でヴァヒド・ハリルホジッチ監督解任の理由をそう説明した。しかし、それ以上の具体的な理由を挙げることはなく、関係が薄れた選手が誰だったかも明言しなかった。異例の更迭劇の裏では選手と監督、そして協会の三つ巴の“攻防戦”が繰り広げられていた。 3月のベルギー遠征時、1-1で何とか引き分けたマリ戦(23日・リエージュ)の夜──。 W杯不出場国相手にドローに持ち込むのが精一杯だったことに危機感を覚えた選手たちは、その日の夜、戦術を修正するためのミーティングをハリル監督に訴えた。この遠征では代表歴が浅い選手も多く招集されていたため、ミーティングには選手間の理解を深めるという狙いもあった。“建設的な提案”だけに選手たちは当然了承されるものと思っていた。ところが、指揮官は首を縦に振らなかった。 マリ戦直後、選手らは「縦に速い攻撃だけでは……」(FW・大迫勇也)、「(監督は)前へ蹴れ、蹴れと言っていたが、そんなに全部蹴れない」(MF・山口蛍)などと記者らに戦術への不満を口にしていた。それを聞いたハリル監督は、「外部への発言はよくない」と怒りを露わにした。 そんなシーンの直後に要求されたミーティングをハリル監督が拒否したのは、選手の“発言の場”を奪う意味もあったのかもしれない。少なくとも何人かの主力選手はそう受け止めたことだろう。 この“リエージュの夜闘”が解任への決定打となったと見られているが、主力選手の一部と監督の亀裂は、その前から埋めることができないほど広がっていた。 端緒を開いたのは、長らく代表の10番を背負ってきた香川真司だった。サッカー協会関係者が明かす。「昨年10月のニュージーランドとの親善試合後、香川がハリルの部屋に赴いて、戦術転換を直談判したんです。香川は丁寧にパスを繋ぐサッカーを理想としていて、カウンター主体の監督のサッカーと合わなかった。2人の議論はどこまでも平行線で次第にハリルがヒートアップし、怒号がホテルの廊下に響き渡った。そして、香川は11月の欧州遠征に招集されなかった」 選手の反乱は連鎖していく。日本は12月16日の東アジア選手権の韓国戦で1-4の大敗を喫した。ここで動いたのが複数の主力選手たちだった。協会関係者が続ける。「韓国戦の結果を受けて、本田圭佑ら選手数人がハリルの戦術に対して意見を出し合ったそうです。“このままじゃW杯で1勝もできずに終わる”といった意見が集まり、それを集約して協会に伝えることになったそうです」 だが、そんな“直訴状”が実を結んだ形跡はなかった。協会関係者はこんなことを話す。「田嶋会長が緊急会見で、昨年末の韓国戦後にもハリル監督の解任について『議論を交わした』と説明していますが、この話は選手の耳にも届いていたのではないか」 その後も、選手とハリル監督の関係は改善されなかった。選手たちにとっては協会が代表監督を制御できていないと映った。その鬱憤が積もっていった末に“リエージュの夜闘”を迎えた。※週刊ポスト2018年4月27日号
2018.04.17 07:00
週刊ポスト

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