本田圭佑一覧

【本田圭佑】に関するニュースを集めたページです。

各界のスター選手はその活躍にふさわしい報酬を手に入れている(写真/AFLO)
大谷翔平、大坂なおみ、松山英樹…超一流日本人アスリートの推定年収
 世界中が固唾をのんで見つめるアスリートには計り知れない広告効果が生まれ、桁違いの富が集中する。日本人トップ選手たちもその活躍にふさわしい報酬を手に入れているようだ。億万長者となっている各界のスター選手を一覧してみよう。【※推定年収は、各種報道での2021年の実績をもとに2022年の収入を編集部が推定(1ドル≒125円で換算)】●大谷翔平(27)ロサンゼルス・エンゼルス投手・DH 推定年収/34億円 本業の年俸は550万ドル(約7億円)だが、アシックスやデサントなど日米15社とのスポンサー契約は1件あたり100万ドル以上で、年間総額は2000万ドル(25億円超)にのぼる。●渋野日向子(23) 推定年収/4億円 2020年からサントリーと3年3億円(年間1億円)の所属契約。アメリカツアーでの獲得賞金に加え、RSK山陽放送やナイキなど約9社のスポンサー収入や9000万円にのぼるCM出演料が入る。●松山英樹(30) 推定年収/38億円 獲得賞金は約5億3400万円(2022年4月時点)。ダンロップとの5年契約(総額30億円)、レクサスとの5年契約(総額10億円)など、約10社との契約金は年間30億円以上にのぼる。●大坂なおみ(24) 推定年収/75億円 昨年の女性アスリートの収入ランキング1位。今年、日清食品所属からフリーに転身するも、ルイ・ヴィトンなどとのスポンサー契約は続行。契約料はナイキとタグ・ホイヤーだけで20億円といわれる。テニスの獲得賞金は年間5億円前後。●錦織圭(32) 推定年収/32億5000万円 過去5年の獲得賞金は年平均1億9000万円。所属の日清食品とは昨年末に契約終了し、今季はフリーで臨む。獲得賞金以外の収入は、ユニクロ12億円、ウィルソン2億5000万円など約10社のスポンサー料で総額30億円にのぼる。●村田諒太(36) 推定年収/7億円 日本初のスポーツ独占生配信(アマゾン)となった“世紀の一戦”ミドル級王座統一戦のファイトマネー6億円(日本人ボクサー史上最高額)に加えて、数千万円のグッズ収入を得た。対するゴロフキンのファイトマネーは15億円。村田は他に、マイナビなど約10社と総額1億円のスポンサー契約を結ぶ。●鈴木誠也(27)シカゴ・カブス外野手 推定年収/21億5000万円 今年3月にカブスと5年総額8500万ドル(約106億7000万円)で契約。メジャーに移籍した日本人野手初年度として最高額で、広島時代の年俸3億円から大幅なアップとなった。●田中将大(33)楽天ゴールデンイーグルス投手 推定年収/10億円 年俸9億円は日本球界最高額。大塚製薬、楽天モバイルなどのCMに出演。昨季は4勝どまりだったが、今季はすでに2勝目を挙げ、日米通算200勝まであと17勝に迫る(2022年4月5日時点)。●ダルビッシュ有(35)サンディエゴ・パドレス投手 推定年収/28億円 年俸は日本人メジャーリーガー最高額2200万ドル(約27億6500万円)。この他に約57万人もの登録者を持つ自身のYouTubeで、300万~1000万円の広告収入を得る。●八村塁(24)ワシントン・ウィザーズ 推定年収/20億円 年俸約6億円に加え、NECや日清食品、大正製薬などと結ぶスポンサー契約は約14億円。もう1人のNBA選手・渡邊雄太の年俸は2億円。●井上尚弥(29) 推定年収/11億5000万円 6月7日のノニト・ドネア戦のファイトマネーは、軽量級では破格の100万ドル(約1億2500万円)。ほかに、NTTぷららやTBCなど、国内外の大手企業とのスポンサー契約は総額10億円に達する。●本田圭佑(35) 推定年収/10億円 現在、サッカーは無所属のため、収入は自身の会社やサッカークラブ経営、カンボジア代表監督の年俸、スポンサー料など。日本人現役サッカー選手最高年俸は、リバプール・南野拓実(27)の5億9000万円。海外の超一流アスリートは…?●リオネル・メッシ(34)パリ・サンジェルマン 推定年収/91億6000万円 年俸51億6000万円。その他、生涯契約を交わすアディダスをはじめ、スポンサー収入は総額約40億円といわれる。同じパリ・サンジェルマンに所属するネイマール(30、右)の年俸は65億2000万円で、ピッチ外の収入は約23億8000万円とされる。●レブロン・ジェームズ(37)ロサンゼルス・レイカーズ 推定年収/131億円 年俸は約51億7000万円。コート外では生涯契約となるナイキの21億円の他、スポンサー収入、株や不動産投資のロイヤリティ、企業の役員報酬などでも収入を得ている。●ロジャー・フェデラー(40) 推定年収/102億円 収入のほとんどを占めるスポンサー契約のうち、特に巨額なのがユニクロの340億円(10年契約)。膝の負傷でしばらく大会に出ておらず、今年半ば頃に復帰が予定されている。●タイガー・ウッズ(46) 推定年収/60億円 昨年2月に交通事故で大ケガを負うも、今年のマスターズで電撃復帰。現時点での獲得賞金は約550万円ながら、ブリヂストンなど10数社と結ぶスポンサー契約で総収入は60億円を超える。※週刊ポスト2022年4月29日号
2022.04.20 19:00
週刊ポスト
熱愛が明らかになった南野拓実(写真/AFP=時事)と柳ゆり菜
サッカー日本代表・南野拓実、マッサン女優と“国際恋愛”
 サッカー日本代表FWで、昨年12月にイングランド・プレミアリーグの名門リバプールFCに電撃移籍した南野拓実(25才)に、初ロマンスが発覚した。お相手は抜群のスタイルを武器にグラビアアイドルから女優へと転身した柳ゆり菜(25才)。2014年のNHK朝の連続テレビ小説『マッサン』で、半裸で赤ワインを持ったポスターのモデルみどり役といえば、覚えている人も多いだろう。意外な組み合わせの2人は今、日本とヨーロッパの間で“国際恋愛”を育んでいることが、分かった。 今、日本サッカー界で最も期待されているイケメンエースといえば、昨年の年の瀬に、オーストリアのクラブチーム、ザルツブルクから世界的ビッグクラブのリバプールへ電撃的に移籍した南野だ。サッカー専門誌のライターは「リバプールは、昨年のUEFAチャンピオンズリーグ王者。12月のクラブチーム世界一を決めるFIFAクラブワールドカップも優勝して、今やレアル・マドリードやバルセロナを抑えて、世界ナンバーワンのチームと言えます。南野は、そんな最強軍団から熱烈なオファーを受けて移籍したのです」と解説する。 三浦知良、中田英寿、本田圭佑ら海外に渡った歴代の名選手と同じように、日本人サッカー選手として最大級の評価を受けたばかりなのだ。南野の移籍ニュースは、日本だけでなくヨーロッパでも大きく報道されたほどだった。同ライターは「もちろん現在の日本代表でもエースです。23才以下の選手で闘う夏の東京五輪日本代表にも、年齢制限を超えた特例のオーバーエージ(OA)枠でチームに加わる期待がかけられています。南野は金メダルへの切り札なのです」と続けた。 スーパーエースでイケメンとくれば、女性人気も飛び抜けている。そんな彼のハートを射止めたのが柳ゆり菜だった。 グラビア業界の関係者は「昨年の12月4日にゆり菜さんの姉でグラドルの柳いろはさん(29才)が、歌手の板床悠太郎さん(27才)と結婚したのですが、そこが2人の接点」と明かした。 そのグラビア関係者が続ける。「板床さんと南野選手は友人なんです。板床さんといろはさんは一昨年から交際していて、帰国した南野選手が板床さんと食事をした際、いろはさんが妹のゆり菜さんを南野選手に紹介したのがきっかけだったとか」 南野は、ゆり菜のルックスと、同じ大阪出身のノリの良さ、それでいて優しい性格に一目ぼれ。昨年夏には交際がスタート、ゆり菜は先月中旬まで南野がいたオーストリアへ仕事の合間を縫って会いに行っていたという。 同関係者は「ゆり菜は、ヨーロッパに行ったことなどを、ツイッターやインスタグラムには一切公表していない。南野がサッカー人生で最も大切な時期だと理解して、自分の存在が邪魔にならないようにと気を付けているんです」と説明する。 南野のマネジメント事務所は「良いお付き合いをさせていただいていると聞いております」、ゆり菜の所属事務所は「本人より良いお付き合いをさせていただいてると報告を受けております。互いの仕事を優先に考えておりますので、温かく見守ってくださると幸いです」とコメントした。 ザルツブルクに所属していた南野が、リバプールの目に留まったのは、昨年10月3日の対リバプール戦で1ゴール1アシストの大活躍をしたから。ゆり菜との交際が、さらなる発奮材料になっているのは間違いない。
2020.01.24 17:30
NEWSポストセブン
台風は多くの被害も出した(時事通信フォト)
2019年のハッシュタグランキング 中国発ゲームが上位に
 世の中で興味が持たれていること、流行っていることが如実に反映されるのがSNSだ。Twitter Japan調べによる「2019年もっとも使われたハッシュタグ」ランキングは、1位「#fgo」、2位「#nintendoswitch」、3位「#モンスト」、4位「#本田圭佑」、5位「#splatoon2」、6位「#荒野行動」、7位「#ドラゴンボール」、8位「#バンドリ」、9位「#猫」、10位「#アズールレーン」だった。 この「2019年もっとも使われたハッシュタグ」の1~3位、5~6位、10位はすべてゲームに関連するものだ。WEBメディア評論家の落合正和さんはこう話す。「日本のカルチャーであるアニメやゲーム、オタク文化はSNSと非常に親和性が高い。今のクールジャパンは、それらのファンに支えられているという歴史的な流れがあります」(落合さん・以下同) 2019年の特色は、『荒野行動』『アズールレーン』といった中国発のゲームが流行したこと。「かつて中国発はあまりなかった。中国のIT産業、コンテンツ産業が伸びてきていると感じます」 一方、「2019年2019年もっとも使われたハッシュタグ:できごと」 のランキングは、1位「#令和」、2位「#台風19号」、3位「#c96」、4位「#平成最後」、5位「#地震」、6位「#新元号」、7位「#参院選」、8位「#tokyo2020」、9位「#エイプリルフール」、10位「#桜」だった。 できごと編では改元関連が3つランクイン。10位の「桜」を落合さんが分析する。「ラグビー日本代表の愛称『ブレイブブロッサムズ』も思い起こされますし、最近は『桜を見る会』の話題が多く取り上げられました。例年の『桜』とは別の意味で#を付けた人が多いのでしょう」 また、台風19号、地震といった災害に関するキーワードもランクインした。「台風19号に関連して、ほかにもさまざまなハッシュタグがツイートされました。特に印象的だったのは『#台風だけど出社させられた』。これまで我慢していた愚痴をSNSで吐き出せるのは、いいことではないでしょうか」 見えなかったことが可視化されるのは、SNSの利点といえる。※女性セブン2020年1月2・9日号
2019.12.27 16:00
女性セブン
日本ラグビー躍進でコーチ陣に熱視線 海外から高額オファーも
日本ラグビー躍進でコーチ陣に熱視線 海外から高額オファーも
 サッカー界でW杯は自分の価値を世界にアピールする「見本市」と言われる。香川真司、本田圭佑など日本代表で活躍した選手はW杯後、いずれもビッグクラブへとステップアップした。 では初の決勝トーナメント進出という大躍進をしたラグビー日本代表も、世界の有名チームからスカウトされるのか。ラグビージャーナリストの村上晃一氏がいう。「前回W杯(2015年)では五郎丸歩が仏一部リーグの強豪トゥーロンからオファーを受けました。ただし今回は、それほど多くはないと思われます。日本代表の躍進は、チーム全体が機能的に動いた結果であって、フィジカル面で突出した選手はいない。 それよりも戦術面で日本を牽引したコーチ陣にスポットライトが当たっている。攻撃担当コーチのトニー・ブラウン氏はすでに母国・ニュージーランドのコーチ就任が確実視されています。続投が濃厚といわれるヘッドコーチのジェイミー・ジョセフ氏も海外クラブからの高額オファーを受ける可能性がある」 前回大会後にエディー・ジョーンズ前監督(オーストラリア出身)が、ラグビーの母国・イングランドから代表監督に招聘された前例もある。さらに日本の弱点だったスクラムを強化したスクラムコーチの長谷川慎氏の評価もうなぎ上りだという。 逆に、海外の有力選手が日本にやってくる流れも起きそうだという。「海外リーグのトップ選手でも年俸は2000万~3000万円程度。報酬面でも環境面でも、日本のトップリーグは魅力的です。今回のW杯で日本のプレー環境やホスピタリティに好感を持った選手は多く、日本に大物が大挙してやってくるかもしれません」(同前) 過去にはニュージーランドの英雄ソニー・ビル・ウイリアムズが1年間パナソニックでプレーした例もある。今回は惜しくも準々決勝敗退となったが、日本が本場顔負けの「ラグビー大国」となる日も近そうだ。※週刊ポスト2019年11月1日号
2019.10.23 07:00
週刊ポスト
初代大阪都知事は誰?(時事通信フォト)
初代「大阪都知事」 橋下氏でも松井氏でもない意外な候補者
 大阪ダブル選での圧勝から一夜明けた4月8日、大阪維新の会の「生みの親」である橋下徹氏がフジテレビ系の番組で「大阪都構想」実現に向けての新たな“宣戦布告”をした。「全部立てていく。エース級のメンバーがもう準備できている」 維新が次の衆院選で、公明党の現職がいる大阪、兵庫の6選挙区すべてに“刺客候補”を擁立するという意味だ。そして、刺客の1人に大阪市長から府知事に転じたばかりの維新のエース、吉村洋文氏の名前を挙げて驚かせた。「知事になっても次の衆院選になったら、公明党を倒しに行く。公明党がちゃんと話をつけるのか」 住民投票で都構想が可決されれば、大阪市の廃止と、新たに設置される4つの特別区への分割手続きに入り、「およそ3~4年後」には「大阪都」が誕生すると見られている。 そのとき、特別区の区長選に合わせて都知事選も実施されることになるはずだ。2025年の大阪万博の「顔」にもなる初代大阪都知事の座に就くのは誰なのかが注目を集めている。 新大阪府知事の吉村氏がそのまま都知事に就任するのか、それとも大阪市廃止で失職することになる松井一郎・新大阪市長か。 あるいは、いよいよこの人の出番か。政界を引退して弁護士業に戻った橋下氏は現在、維新の役職を離れ、「法律顧問」という立場だが、テレビでの「全部立てる」「公明党を倒す」発言からも、いまなお維新の戦略立案を担う指導者的存在であることが窺える。 振り返っても、松井氏と吉村氏が同時に辞任して入れ替わり出馬する大阪ダブル選挙の見通しを、今年1月のテレビ番組でいち早く指摘したのは橋下氏だった。「初代大阪都知事は府市統合で肥大化する行政組織に大ナタを振るわなければならない。強いリーダーシップが必要で、それができるのは橋下さんしかいない」(維新関係者) 政界復帰を求める声は根強く、都知事選びのキーマンであることは間違いない。だが、それは「橋下都知事」とイコールではないようだ。「橋下氏は都構想が実現した後で自分が大阪都知事になる道は選ばないはずです。もっと大きな仕掛けを考えるのではないか」 そう予測するのは政治ジャーナリストの角谷浩一氏だ。「橋下氏は初代大阪都知事に東京に対抗するインパクトを求めるはずです。小池百合子・東京都知事は国政で環境相や防衛相、自民党三役を歴任し、総裁選にも出馬した経験を持つ。国会議員時代にルノーの社外取締役を務めるなど国際的な知名度もある。 松井氏や吉村氏は市長や府知事としての実績はあっても、知名度は大阪ローカルの政治家です。そこで橋下氏は、東京都知事に負けない存在感と万博の顔としての国際的知名度がある新しい人材を、都知事選に担ぎ出すことを考える可能性がある」 橋下氏が思い描いている“大阪改造計画”を知ると、サプライズの都知事が欠かせない事情が見えてくる。 大阪は2025年に万国博覧会開催を控え、会場の夢洲には国内のカジノ第一号となる大規模リゾート(IR)の誘致計画がある。それに合わせた私鉄や地下鉄延伸、さらにはリニア新幹線の大阪乗り入れなどのビッグプロジェクトが目白押しだ。橋下氏は都構想の狙いをこう指摘している。〈大阪が一本化すれば、今回の万博誘致やIR誘致くらいのビッグプロジェクトをガンガン進めることのできる大阪に生まれ変わる。大阪都構想というのは政策やビジョンそのものではない。政策やビジョンを実行するための装置改革なんだよね〉(『PRESIDENT』2018年12月31日号) そして橋下氏が市長時代から都構想の先に掲げてきたのが「副首都」ビジョンだ。大阪に東京の首都機能のバックアップと、日本を東西に二極化して「西日本の首都」としての役割を持たせるという構想である。 すでに大阪府庁には「副首都推進本部」、大阪市役所には「副首都推進局」が置かれ、万博やIR誘致などに向けたインフラ整備計画の司令塔になっている。 大阪都知事は「府知事」時代とは一段違う「首都の顔」としての性格を持つ。松井氏や吉村氏はそうした橋下ビジョンをともに推進してきただけに、自分たちは「任にあらず」と大阪都知事を支える側に回るのではないか。◆菅vs二階にも影響する 大阪都の誕生は国政にも影響を与える。 中央政界では、今回のダブル選挙は維新の後ろ盾である菅義偉・官房長官と維新に対立候補を立てて陣頭指揮を執った二階俊博・自民党幹事長の「代理戦争」と呼ばれ、勝った菅氏の発言力が増し、二階氏の影響力が低下するとみられている。 実際、菅氏は選挙戦終盤に維新の勝利を確信するように「しっかり改革してほしい」と都構想にエールを送り、“敗軍の将”二階氏は「党が真剣にやっている最中に意識的にサボタージュするということがあったとすれば、それはけしからんことだ」と自民党候補の応援に入らなかった菅氏を暗に批判した。 しかし、「西の首都」建設となればコトは政界実力者同士の陣取り合戦にはとどまらない。国政政党・日本維新の会幹事長で大阪維新の会副代表を兼務する馬場伸幸・代議士は「東京五輪の後は大阪の時代が来る」と語る。「『政治の東京、商いの大阪』と言われたように大阪には昔から経済都市のポテンシャルがある。東京はいま再開発ブームだが、五輪が終わると一段落する。その次は万博やリニア延伸などの大型プロジェクトを控えた大阪が再開発と経済活性化の中心になっていく。大阪都構想というのは東京一極集中を改める政策で、中央集権を覆す一歩になる」 当然、そのためには時の政権の協力が欠かせない。その意味で、第1次安倍政権の総務大臣時代から「地方分権」推進の立場をとってきた菅官房長官が政権内で力を増していることは橋下氏や維新にとって心強い援軍に違いない。 では、そのシンボルになる大阪都知事候補はどんな人物だろうか。 既存の政治家には有力候補は見当たらない。大阪出身で「国際的知名度」がある人物となると関西で人気の高い芸能人も対象から外れるが、学者、経済人、文化人、スポーツ選手などに対象を広げると何人か候補が出てくる。 まずはノーベル賞学者で新元号を決めた「有識者懇談会」のメンバーでもある山中伸弥・京都大学iPS細胞研究所所長(東大阪市出身)のほか、建築家の安藤忠雄氏(大阪市出身)、サッカー元日本代表の本田圭佑選手(摂津市出身)などの名前が取り沙汰される。 果たして橋下氏の眼鏡にかなう「大阪を首都にする男」はこの中にいるのか、それとも別の“隠し玉”が飛び出てくるのか。※週刊ポスト2019年4月26日号
2019.04.16 16:00
週刊ポスト
大谷酷評した米記者、ハリルホジッチ… あの人たちは今?
大谷酷評した米記者、ハリルホジッチ… あの人たちは今?
 個性的なキャラクターが次々と登場し、良い意味・悪い意味で非常に盛り上がった2018年のスポーツ界。騒動の主は果たして今、どう過ごしているのか? 羽生結弦の五輪2連覇、サッカーW杯での日本代表チームの健闘、女子テニスの大坂なおみの快進撃など、スポーツ界では数々の印象的なシーンが生まれたが、1年を通じて大きな話題になったアスリートといえば、海を渡って大活躍したロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平だ。 打者と投手と兼務する“二刀流”はアメリカでも大きな話題を集め、否定的な見解も少なくなかったが、大活躍により新人王のタイトルを獲得。これにより“謝罪”に追い込まれたのが、開幕前に「高校生レベル」と酷評していた米ヤフー・スポーツのジェフ・パッサン記者だ。 手術を経た大谷はどうなるか──同氏に送った質問メールに返信はなかったが、大谷には来季も予想不可能な大活躍を期待したい。 一方、ロシアW杯直前の解任となったハリルホジッチ監督(66)。2015年から日本代表チームを率い、アジア最終予選を1位で通過して出場権を獲得した“ハリル”だが、親善試合で結果が出せず、本番直前で電撃解任されてしまった。「W杯後、日本でのイベント出演の依頼をした関係者に、“(日本には)戻りたくない”とにべもない返事だった」(協会関係者)といい、恨みは深そう。代表から外していた本田圭佑(32)が本番でゴールを決め、実質的なカンボジア代表監督の地位まで手にしてしまったのだから、無理もないか。※週刊ポスト2019年1月1・4日号
2018.12.27 16:00
週刊ポスト
人間とAIの差はどこに? AIが選んだ今年の「1枚」とは
人間とAIの差はどこに? AIが選んだ今年の「1枚」とは
 年の瀬になると話題になるのが、世相を表す今年の漢字。清水寺の貫主が揮毫した一字は「災」だったが、今年を振り返るのは漢字だけではない。「ゲッティイメージズ」が「今年の1枚」を発表した。中でも注目は、AIが選んだ「今年の1枚」だ。 写真やビデオ、音楽などのデジタルコンテンツを世界200か国以上に提供しているゲッティイメージズは、2018年に捉えた報道写真から、「ニュース」「エンタテイメント」「スポーツ」「ダイバーシティ&インクルージョン」「オリンピック」にカテゴリー分けし、それぞれの “決定的瞬間”を展示する「Year in Focus(イヤー・イン・フォーカス)2018 Gallery」を、12月18日(火)~12月21日(金)の期間、東京都港区の新虎通りCORE「THE CORE KITCHEN/SPACE」にて開催。初日の18日には、NTTデータによる脳科学×AIモデルの「NeuroAI by NTT data」が選ぶ「今年の1枚」が発表された。人間とAIで選ぶ写真にはどのような違いがあるのだろうか?  今回AIは、「今年の1枚」を「最も印象的な総合1位」という基準で選んだという。そして、エンタテイメントカテゴリーは「好意的な印象」、ニュースカテゴリーは「ポジネガ共に強い印象」、スポーツカテゴリーは「活発的な印象」を基準にしているという。 エンタテイメントカテゴリーで人間が選んだのは9月5日、チャールズ皇太子70歳の誕生日を記念し撮影された家族との公式写真だ。一方、AIが選んだのは、5月12日、フランス・カンヌ映画祭開催中に行われたマダム・フィガロとディオール主催のディナーに参加するモデルのウィニー・ハーロウ、ヘイリー・ボールドウィン、ベラ・ハディットを写した1枚。ウィニー・ハーロウは「尋常性白班」という疾患を持ちながらモデルとして活躍し、世界で最も美しい「まだら肌」と呼ばれ、話題になっている女性だ。 ニュースカテゴリーで人間が選んだのは5月15日、ハワイでのキラウェア火山から立ち上る噴煙を背景にゴルフを楽しむ人たちを写したもの。そしてAIが選んだのは8月10日、アメリカのカリフォルニア州、クリーブランド国立公園で起きた山火事だ。「Holy Fire」と名付けられた大規模な山火事の火が暗闇の中で不気味に広がっていく様子を捉えている。 ちなみにダウンロード回数が多かった写真も出展されている。世界でのダウンロード数が多かった写真には、ビヨンセやオバマ前大統領とミシェル夫人、イギリスのヘンリー王子と結婚したメーガン・マークルさんの花嫁姿などが。気になる日本国内でのダウンロード数が多かった写真には、2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて注目を集めているせいか、スポーツ関連の写真が多かった。サッカー・ワールドカップロシア大会で本田圭佑選手がゴールを決めて歓喜にわく様子、川島永嗣選手のセーブシーン、テニスの大坂なおみ選手など、今年活躍した選手たちの活躍ぶりを思い出させるものとなっている。 NTTデータの「NeuroAI」は、人間ひとりひとりの異なる感性のメカニズムを脳科学によって解明し、実用的なサービスとして活用するためのものだ。企業の、コンテンツ、広告、製品の最適化などに使われているという。 NTTデータの社会基盤ソリューション事業本部部長・矢野亮氏にAIの利用方法について聞いてみた。「テレビCMの評価に使われています。今まではインタビューやアンケートを書いてもらっていましたが、人のバイアスがかかってしまうので、本当のメッセージが伝わっているかどうか分かりませんでした。この技術は脳から無意識の部分も含めて取り出す技術なので、より効果的なコンテンツを消費者に届けることができます。まずは広告主さんや広告調査をしている会社さんなどに使っていただいています」 ちなみに、このAIの元データは日本人から抽出されているという。今回は“日本人のマスが選ぶ1枚”という視点で選ばれたが、男性や女性、年齢層による好みを反映させて、例えば「20代の女性が選ぶ1枚」とセレクトも可能だという。◆AIが選んだ「今年の1枚」とは? さて、全てのカテゴリーを統合して人間が選んだ「今年の1枚」は6月12日、アメリカのテキサス州で国境警察の取り調べを受ける横で泣く、2歳の女の子の写真。トランプ大統領が発令した不法移民に対する「ゼロ・トレランス」政策について考えさせられる1枚だ。 一方、AIが選んだのは9月22日、イエメンの内線で戦死した戦士の遺体を野外病院の遺体安置所で見る友人を写したもの。悲惨な現実を切り取ったものだが、静寂とある種の美しさを感じる。 ゲッティイメージズ ジャパン株式会社の代表取締役・島本久美子氏にAIが選んだ「今年の1枚」について聞いてみたところ「鳥肌が立ちました。よくこれを選んだなと思いました」と語る。「インパクトのある写真には躍動感があることが多いですが、これは静の写真。遺体の写真なので、ネガティブなことを想像しがちですが、これは写真として美しい。下の方の薄いブルーと白。お見舞いに来られている方の衣装…、まるで映画のワンシーンのようです。AIが、この静の写真をよくぞインパクトのある写真として選んだと思いました」人間とAIが選んだ写真の違いについても、島本氏に聞いてみた。「AIは過去に人間が選んだり、反応したというデータベースを元に、総合的に選んでくれています。一方、人間が選ぶとその時々の判断、意思が入ります。今年はそれが明らかで、政治、政策に影響を与える写真が選ばれています」 島本氏によると、ゲッティイメージズではすでに、写真の選定・審査に独自で開発したAIを活用しているという。撮影する写真、送られてくる写真の数が年々増えてきているので、基本的には全て人間が審査してはいるが、最初のふるいをかける部分などにAIを活用し、人間は人間にしかできない意思の部分に注力していきたいとのこと。 進化を続けるAI、果たして来年はどのような写真を選ぶのだろうか。
2018.12.20 07:00
NEWSポストセブン
宇野昌磨 女性用スニーカー&プラダのバッグの私服姿写真
宇野昌磨 女性用スニーカー&プラダのバッグの私服姿写真
「成田コレクションの後継者がここにいたか…」。そうつぶやくスポーツ紙記者の視線の先にいたのは、宇野昌磨(20才)だった。 海外で活躍するアスリートが帰国した際に、空港で周囲が驚くような奇抜なファッションを披露することがある。 特にサッカー選手に多く、古くは黒いマントにハットという魔法使いのような格好をしたり、長すぎるマフラーを引きずりながらランウェイを闊歩した中田英寿氏(41才)。最近では両腕に腕時計をつけ、赤や白という“寿カラー”のスーツに身を包んだ本田圭佑(32才)も“成コレ”のスターだった。 彼らの後継者が誕生したのは10月31日。フィギュアスケートのGPシリーズ・カナダ大会で逆転優勝を果たした宇野が、成田ではなく羽田空港に降り立った、その時だった。「宇野は、待ち構える報道陣に対応する際はスポンサー名などが入ったジャージを着ていましたが、それが終わると私服に着替え始めたのです」(前出・スポーツ紙記者) まず目についたのは、右太ももに大きな目玉のついた黒いボトムス。かわいらしいデザインは、昨春発売されたスポーツブランド「PUMA」とアメリカの人気テレビ番組「セサミストリート」のコラボ商品だ。足元は秋らしいディープグリーンを基調にしたスニーカー。これはスポーツブランド「ミズノ」のものだが、イタリア人デザイナーが監修した欧州モデルだ。レディース限定の女性用スニーカーだという。 何より驚きなのがロボットのモチーフがデザインされたバックパック。「高級ファッションブランド『プラダ』のロボットモチーフのシリーズで、キュートな雰囲気が女性に人気です。宇野さんは目玉つきのボトムスとロボットバッグをうまく合わせてますね。ちなみにこのバックパック、小さいサイズでも約18万円、大きいと23万円ほどにもなります」(ファッションライター) 20才にしてハイブランドを見事に着こなしている宇野だが、ファンの間ではこうした宇野のファッションは有名だという。「宇野くんは昔から、『グッチ』や『クリスチャン ルブタン』などのハイブランドをよく身につけていましたよ。おじいさんが洋画家、お父さんがIT会社を経営していますし、お母さんの純子さんは観戦する時もいつもきれいにしています。弟の樹くん(16才)はモデルだし、おしゃれ一家で有名です。最近はブランドの着こなし方も宇野くんの個性が出ていてファンの間でも話題です」(宇野のファン) 高難度の“合わせ技”を決めた。※女性セブン2018年11月22日号
2018.11.11 07:00
女性セブン
スルガ銀行、TATERUに続く「不動産不正融資」の新手口とは
スルガ銀行、TATERUに続く「不動産不正融資」の新手口とは
 不正融資を繰り返していたスルガ銀行に、ついに金融庁の鉄槌が下った。金融庁は10月5日、スルガ銀行に対し6か月間の一部業務停止命令を出し、投資用不動産向けの新規融資を禁じる処置を取った。スルガ銀行は11月末までに業務改善計画書も提出しなければならない。背景にあるのは、5月に経営破綻した、女性向けシェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営する不動産会社「スマートデイズ」などを巡る組織的な不正だ。 スルガ銀行は、スマート社などへの投資用不動産向け融資において、組織的に融資資料の改竄などを行うなどの不正融資を繰り返してきた。不動産業者が物件の賃料や入居率を改竄し、そこから弾き出した物件価格をもとに融資額を算出する不正が常態化。なかには借り手である物件オーナーの所得や貯金残高を改竄するケースもあった。そうした不正に、スルガ行員が関与または黙認したとされるケースは1000件超にのぼると報じられている。 金融庁は問題発生の要因を、「創業家支配のもと、厳しい業績プレッシャーやノルマ、叱責で営業現場を圧迫した結果、不正行為を蔓延させる企業文化が醸成された」と指摘している。創業家出身の経営トップは9月の第三者委員会の報告を受けてすでに退任しているが、創業家が関係するファミリー企業への不適切な融資も新たに指摘され、今後の調査によっては刑事事件に発展する可能性もある。投資用不動産向け融資に詳しい税理士が言う。「投資用不動産向けの不正融資はスルガ銀行に特有の問題ではありません。他の地銀や信金でも似たような構図があるのは、何度も目にしてきました。スルガ銀行の件が発覚して以来、各行の融資の審査が厳しくなったことは事実ですが、不動産業者側もさらにズル賢くなっているので、たとえば源泉徴収票そのものの改竄から行うようなところも出てきました。融資を審査する側の金融機関の行員が積極的に関与しているケースも少なくありません」 今年8月末には、東証一部上場の不動産会社「TATERU」をめぐって融資資料の改竄による不正融資が発覚した。融資を行ったのは、TATERUが株主にも名を連ねる西京銀行だった。TATERUといえば、サッカー日本代表の本田圭佑選手を起用したCMで知られる不動産ベンチャーの新興企業。IoTを駆使したアパート経営を標榜するなど、旧態依然とした不動産業界とは一線を画する企業イメージだっただけに、不正融資のニュースは一般投資家を驚かせた。 しかし、投資用不動産に詳しい業界関係者は「この業界はどこも似たり寄ったり」と苦笑しながらこう語る。「この業界の営業マンたちは、投資するオーナーのことを“情弱(情報弱者)”だと思ってるから、平気で非現実的な利回りを提示したり、融資資料の改竄を勧めたりします。オーナー側も、投資の知識にもコンプライアンスにも詳しくないから、“そんなものか”と話に乗ってしまう。今後、似たような不正融資や改竄の問題が噴出する可能性は大いにある」 そして、この業界関係者は、まだ表沙汰になっていない“新たな手口”について明かした。 その大まかな構図はこうだ。まず、不動産会社の営業マンが、土地とそこに建てる予定の建物から物件価格を算出するのだが、その際に建物価格を高めに見積もっておく。例えば、土地価格が4000万円、建物価格5000万円といった具合だ。そして、その金額を元に銀行に融資を申し込む。その場合、物件価格は9000万円になるので、例えばスルガ銀行の基準では9割までの約8100万円の融資が見込めることになる(実際は手数料などで若干の変動あり)。 物件のオーナーになる予定の人物には、残り900万円もの自己資金さえないケースが多い。そこで、銀行から8100万円の融資が下りた後に、建物価格の算出元となる建設費を4200万円まで値下げする覚書を、不動産業者とオーナーの間で結ぶのだ。そうすることで、物件価格は8200万円まで下がるので、オーナーは自己資金が100万円しかなくても足りるというわけである。後から建設費を値下げすることは、不動産会社からオーナーに対して事前の提案書などで説明しており、建設会社側もグルであるケースが多い。 当然ながら、こうした手口は犯罪行為として問われる可能性が十分ある。まず、後から建設費を値下げすることを前提として融資を受けている場合、担保価値を偽っていることになるので、不動産会社とオーナー側は銀行に対して詐欺を行っていることになる。逆に銀行側がそれを把握した上で行っているとすれば不正融資に当たり、スルガ銀行の問題と同じ構図だ。 スルガ銀行やTATERUの問題発覚以降、「自分の契約は大丈夫だろうか」と不安に思った不動産オーナーが契約書を再チェックし、詳しい専門家のところに持ち込んで相談するケースが増えている。「複数の不正な資料で、業界中堅のK社やS社の社名が確認できたので、近くこれらの会社の不祥事が噴出するかもしれない」(ある専門家)との見方もある。 TATERUの特別調査委員会による調査結果の発表は12月上旬になる見込みだが、しばらくは業界全体が荒れそうだ。投資用不動産を考えている方はくれぐれも慎重に。
2018.10.16 07:00
NEWSポストセブン
「おっさん」は褒め言葉かハラスメントか、その基準とは?
「おっさん」は褒め言葉かハラスメントか、その基準とは?
 作家の甘糟りり子氏が、現代の「ハラスメント社会」での処世術について考察する。今回は「おっさん」というワードの使い方について。 * * * おっさんという言葉がやたらとピックアップされている今日この頃。 筆頭は、なんといってもサッカーW杯日本代表、おっさんジャパンの躍進だろう。直前の監督交代でほとんど期待されていなかったのに、まさかの決勝トーナメント進出だ。対ポーランド戦での最後のパス回しにはいろいろな反応があるが、とにもかくにも生き残った。あの戦い方、というか処世術にブーイングする人は、ゴジラ松井秀喜の高校時代、5打席連続敬遠にも文句いったんだろうなあ。スポーツに清廉潔白を求める度合いは人それぞれだ。 予選トーナメントのゴールを振り返ってみれば、香川真司29歳、大迫勇也28歳、乾貴士30歳、本田圭佑32歳。見事な「高年齢ゴール」のオンパレードである。守護神・川島永嗣に至っては35歳。サッカーは詳しくないが、野球やゴルフならまだしも90分間走り続けるスポーツでこれだけアラサーが活躍するのはすごいことなのではないだろうか。 最後の最後、監督からのあの異例の伝達のために投入されたキャプテン長谷部誠は34歳。これこそ、おっさんが適任である。年齢とキャリアによる説得力がものをいう。 おっさん、やるじゃん。 W杯の少し前、『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)というドラマが放送されていた。 大手不動産会社での社内恋愛を描いた物語だが、恋愛の中心人物のほとんどが中年男性なのである。それ以外は至ってオーソドックスなトレンディ・ドラマだ。ビジネススーツを着たおっさんがビジネススーツを着たおっさんに、ワクワクしたりもやもやしたり、照れくさいセリフをいったりする。フラッシュモブでプロポーズするのもされるのも、おっさん。 これが若いイケメンと美女とならシラけるのだろうが、おっさん=恋愛弱者たちだと勝手に思っているから、応援もしたくなる。ついおっさんをいたいけに感じてしまうように、ドラマは作ってある。 おっさん、かわいげあるじゃん。 若者のピュアさは何にも侵略されていない良さなら、おっさんのピュアさは清濁を煮詰めてさらにそれを濾した味わいではないだろうか。仮に、そんなものがあるとしたならば、だけれど。 クルマの中でそんなことを考えながら、打ち合わせに向かった。相手は同世代の男性編集者。三十代の頃から、何度も一緒に仕事をしてきた。 最近では本題に入る前に健康の話題をするのが恒例だ。愚痴半分、報告半分で。かつては、どんな新しいレストランに行ったか、を競い合っていたのというのにね。 彼は、アーモンドミルクラテを注文してから、ガンマの数値についてあーだこーだと話し始めた。中年ならたいていご存じかと思うけれど、γ-GTPとは肝臓の機能を測る数値である。 ひとしきり話してから、彼はいった。「ああ、すっかりガンマのことばっかり話しちゃった。やだなあ。すみません」「いえいえ。いいじゃないですか、流行りのおっさんぽくて」 私が何の気なしにそういうと、件のガンマ編集者の表情が強張った。「甘糟さん、僕は確かにおっさんですけれど、正面切っていわれると、いい気持ちはしませんね」 あー、やっちまったあぁ! 五十代の男性に向かって、無意識に「おっさん」といってしまったのだ。 自分を「おばさん」といったり「BBA」と書いたりすることはある。中年の女だということをストレートに伝えたい時やウケ狙いの自虐の時などだ。でも、だが、しかし。他人にいわれると、もちろんカチンとくる。文句もいう。例外は同世代の親しい女友達だけである。 私は文章を書いて発信する仕事をしているから、自分に対してだけでなく、すべての女性に対しての偏見やお仕着せや嫌がらせには敏感でいようと務めているつもりだ。 それなのに、そっくりそのまま普段私が目を光らせているはずの行為を「おっさん」に対して行ってしまった。悪気はなかった、などといいわけをしたら、どこかの国のセクハラおじさんと同じである。ああ、自己嫌悪。 件のガンマ編集者に対して、からかいの気持ちがゼロではなかったのは事実。でも、からかわれた側がこちらと同じように笑いで受け止めるとは限らない。 話は飛躍するけれど、どんなにすばらしいアートであれ作品であれ表現であれ、それが誰かの苦痛の上に成り立つものであってはならない。表現だの芸術だのよりも、個人が自由に健全に生きていくことの方が優先されるべきなのだ。 ところで、ガンマ編集者という呼び名はハラスメントではないですよね?
2018.07.06 16:00
NEWSポストセブン
釜本邦茂氏「西野監督に謝る? そんなこと必要ない!」
釜本邦茂氏「西野監督に謝る? そんなこと必要ない!」
「3戦全敗」の予想もあったなか、見事に決勝トーナメント進出を果たした西野ジャパン。本誌・週刊ポストも6月11日発売号で〈期待感ゼロ〉〈W杯開幕を目前に、ここまで日本代表への期待が高まらないことも珍しい〉などと書いてしまった。素直に謝るしかない。 その翌週、本誌6月25日発売号で本田圭佑(32、パチューカ)について、「活躍できる場所はない」とコメントしていたのは、メキシコ五輪得点王、“世界のカマモト”こと釜本邦茂氏(元サッカー協会副会長)だ。このコメントの取材後のセネガル戦で、本田は値千金の同点ゴールを決めた。恐る恐る、「一緒に謝りませんか?」と聞いてみると、こんな答えが返ってきた。「西野監督に“ごめんなさい”という記事を書く? そんなことやる必要はない! たまたま大事な初戦が開始3分で10対11になり、そのおかげで勝てた。それで勢いに乗ったことが大きかったわけですからね。戦力分析を大きく外したとは思っていませんし、その評価は1次リーグを終えた今も変わらない。 ただ、本田を90分フルに使うのでなく、残り20分のスーパーサブとして使うのは機能しましたね。西野監督の采配が的中したということでしょう。各選手の役割がはっきりして、責任をもって自分のプレーをしようとしている」 たしかに、西野監督の判断は冴え渡っている。決勝トーナメント進出のかかったポーランド戦の終盤には会場から大ブーイングを受ける露骨な時間稼ぎに走ったが、他会場の展開次第では“勝ちを放棄した挙げ句に敗退”となりかねない大博打だった。賛否はあったが、結果は出した。この結果に面食らっているのは、人間だけではない。『那須どうぶつ王国』の予想ヨウム(大型インコ)のオリビアちゃんは、13歳で占い歴9年の“大ベテラン”だ。W杯では、対戦する2チームの国旗と引き分けの旗の3つのうち、どれをくわえるかで勝敗予想をする。2014年のブラジル大会では7戦中5戦を的中させていたが、今回は初戦で「コロンビア勝利」を予想するなど大外れだった。同園の広報担当者は取材にこう答えた。「予想が外れた後、オリビアと飼育員とで反省会をしました。オリビアは試合を観戦していませんが、飼育員の顔色を見るのが得意なので、予想が外れたことをわかっていると思います。申し訳なさそうな表情を浮かべて落ち込んでいる様子でした」 人間の5歳児並みの知能を持つといわれるヨウムだけに、自分の“間違い”を悔いているのだろう。 2010年の南アフリカW杯でも、大会前の低評価を跳ね返した当時の岡田武史監督に謝る“岡ちゃんごめん”が流行語になった。今回、謝るか謝らないかは人(とインコ)によって対応が分かれたが、本誌は潔く頭を下げた上で、日本代表の次の戦いを見守りたい。※週刊ポスト2018年7月13日号
2018.07.02 16:00
週刊ポスト
W杯「3戦全敗」を予想した高原直泰氏と中西哲生氏の言い分
W杯「3戦全敗」を予想した高原直泰氏と中西哲生氏の言い分
 失礼ながら、大方の見方を覆す健闘となった西野ジャパン。もちろん、日本中がお祭りムードになって当然の躍進なのだが、まずは「貶してごめんなさい」があってからの話ではないだろうか。本誌・週刊ポストも6月11日発売号では〈期待感ゼロ〉〈W杯開幕を目前に、ここまで日本代表への期待が高まらないことも珍しい〉などと書いてしまった。素直に謝るしかない。そこで、事前予想で西野ジャパンを酷評していた人たちに「本誌と一緒に謝りませんか」と呼びかけてみた。 まずは2006年ドイツW杯の時のエース・高原直泰氏だ。6月10日放送の『ジャンクSPORTS 3時間スペシャル』(フジテレビ系)に出演し、小野伸二氏が「2勝1分」、稲本潤一氏が「1勝2分」といった具合に元代表選手たちが1次リーグの結果予想を述べるなかで、ただ一人「3戦全敗」を予想。「現実問題、これはあり得る」と力説していた。 まさかの快進撃を受け、どう答えるのか。高原氏が代表を務める沖縄SVに取材を申し込むと、広報担当がこう回答した。「取材依頼はたくさんいただいていますが、チーム(沖縄SV)にとって重要な試合が続くので、W杯関連の取材は一切お断わりしています。予想が外れたことですか? 高原も日本が勝ったことをすごく喜んでいます。負けてほしいという意味でいったのではなく、“それぐらい厳しい相手でレベルが高い”ということがいいたかったわけですから。反省や謝罪というより、むしろ外れて一番喜んでいるのが高原ですよ」 何だか言い逃れのようにも聞こえるが、本誌もまったく同じ気持ちである。 戦前に酷評予想をしていたコメンテーター陣のなかには、テレビなどで“謝罪”に追い込まれた人も少なくないが、その表情は暗くはない。高原氏と同様に、「日本は3戦全敗の可能性が高い」とテレビでコメントしていた中西哲生氏は、コロンビア戦後に『サンデーモーニング』(TBS系、6月24日放送)で「ボクに対して『喝』を……」とコメントして笑いを誘った。 本誌で、「一次リーグを突破できる可能性は10%以下」とコメントしていたサッカージャーナリスト・財徳健治氏は、「西野ジャパンに総懺悔だな」と苦笑しながら、こう答えた。「悪ければ3戦全敗と言っていたので、参ったなぁというのが素直な感想(笑い)。ただ、こういう例は色んな国であるわけです。1998年のフランス大会では、大会前、地元のフランス代表の評判が最悪だった。特にスポーツ紙『レキップ』はエメ・ジャケ監督を徹底的に叩いていたが、チームが予想外の優勝を果たすと、翌日の一面で『ジャケ、ごめんなさい』と大見出しを打った。だから、みんな潔く謝っていいと思う。 とにかく今大会は本田圭佑(32、パチューカ)、香川真司(29、ドルトムント)、そして岡崎慎司(32、レスター)の“ビッグ3”の働くべき場所が、西野采配ではっきりとし、それでチームが一丸になったのが大きかったと思う」※週刊ポスト2018年7月13日号
2018.07.02 07:00
週刊ポスト
「おっさんJAPAN」メディアの手のひら返し、半端ないって!
「おっさんJAPAN」メディアの手のひら返し、半端ないって!
〈期待感ゼロ〉〈W杯開幕を目前に、ここまで日本代表への期待が高まらないことも珍しい〉 週刊ポスト6月11日発売号で、本誌はそう書いてしまった。さらにコロンビア戦直前の6月18日発売号では、勝利は到底望めないだろうと考えて、〈「4年後のW杯」の話をしよう〉と題した2022年カタールW杯のメンバー予想までやってしまった。 素直に謝るほかない。 本誌が“期待感ゼロ”と報じた西野ジャパンは、コロンビア戦で勝利を収め、第2戦ではセネガルと引き分け。そして6月28日の第3戦ではポーランドを相手に0-1で敗れたものの、セネガルとの“フェアプレーポイント”の差で、2大会ぶりの決勝トーナメント進出を果たした。第3戦の終盤は、他会場の経過を踏まえ、ビハインドのまま時間稼ぎのパス回しに徹する“凄まじい執念”を見せた。 5月末にメンバーが決まった時、本誌は平均年齢28.17歳と“過去最高齢”であることをもって〈おっさんジャパン〉と貶し、西野監督の選手起用について〈年功序列フォーメーション〉とまで書いた。 ところが、いざフタを開けてみたら、ピッチ上では“おっさん”たちが躍動し、“おっさんの経験”が得点を生み出した。 コロンビア戦で開始早々PKを獲得してゴールを決め、快進撃の口火を切った香川真司(29、ドルトムント)は、豊富な運動量で攻守の要となった。セネガル戦では長友佑都(31、ガラタサライ)が、ロングボールに技ありのトラップで反応し、相手DF2人を置き去りにして、乾貴士(30、ベティス)のゴールをアシスト。 何より、本田圭佑(32、パチューカ)である。コロンビア戦、セネガル戦の2試合で出場時間は45分ほどにもかかわらず、1ゴール1アシスト。セネガル戦での落ち着きはらってのゴールは若造には真似できない、まさに“おっさん力”の真骨頂だった。 出場時間を限定する西野監督の起用が奏功した格好だ。本誌は見出しに〈本田は出さなくていい〉(6月25日発売号)とも掲げてしまっていた。これも素直に間違いを認めてお詫びします。 ただ、酷評していたのが本誌だけではないことは書き添えておきたい。 メンバー発表翌日の6月1日、スポーツ紙には〈忖度ジャパン〉(日刊スポーツ)といった見出しが並んでいた。チームが成田から出発した際には、見送るファンが前回ブラジル大会の700人に対し、150人しかいなかったことについて、〈チームへの世間の関心度を表すような人数となった〉(スポーツ報知、6月3日付)など、これでもかというほど冷たい書きぶり。 それが開幕後の快進撃を受けて、いきなり礼賛の嵐。“手のひら返し半端ないって”状態である。 本田には、〈ベッカムに並んだ〉(サンスポ、6月26日付)、〈本田の偉業に最敬礼〉(デイリー、同)と称賛の言葉が並び、西野采配を、〈采配ズバッ!ズバッ!“西野マジック”〉(サンスポ、同)とまで持ち上げていたのである。※週刊ポスト2018年7月13日号
2018.07.01 16:00
週刊ポスト
竹内涼真の新たな魅力を発見できる作品となった
出演者の人選とバラエティ企画 W杯特番に飛び交う賛否の声
 日本代表が決勝トーナメント進出を決め、盛り上がるサッカーW杯。テレビでも、ワールドカップ特集が花盛りだ。しかし、内容によっては視聴者から批判を集めるものも。コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが各局のW杯特番について解説する。 * * * 日本代表の躍進とともに、サッカーワールドカップロシア大会のテレビ中継が注目を集めています。盛り上がっているのは、連日の試合中継やダイジェスト番組、試合前の応援番組だけではありません。 報道・情報番組で長い時間を割いて、ワールドカップの特集を組んでいるのです。特筆すべきは、民放各局が朝から夕方まですべての報道・情報番組で特集が組んでいること。主な視聴者層が主婦や中高年であるにも関わらず、サッカーの専門的な特集を連日放送しているのは異例の状況と言っていいでしょう。 なかでも気になるのは、キャスター・ゲスト・解説者の人選と、特番の企画。各局の狙いが見えるとともに、視聴者から賛否の声が飛び交い、明暗が分かれつつあるのです。◆サイドストーリーとバラエティー企画に賛否 各局のキャスターは、サッカー番組の出演者やサッカーフリークなど、視聴者のイメージに合致するタレントをそろえました。 テレビ朝日は、サッカー番組の顔である矢部浩之さんと川平慈英さんの2人に加えて、中継プレゼンターに村上信五さんを抜てき。日本テレビはメインキャスター・手越祐也さんとスペシャルキャスター・明石家さんまさんのアイドル+芸人というバラエティー色の濃い布陣。 TBSはメインキャスターに長年『スーパーサッカー』のMCを務める加藤浩次さん、スペシャルサポーターにかつて本気でプロを目指していた竹内涼真さんを指名。スポーツ番組への出演が少ない旬の若手俳優を起用して、フレッシュな風を吹かせています。 フジテレビはMCにジョン・カビラさん、NHKはスタジオキャスターにJリーグ名誉マネージャーの佐藤美希さん。ともにサッカーファンにはおなじみの2人であり、キャスティングに違和感はありません。 佐藤さんが何度か言い間違いをしたことで、ネガティブな声も挙がりましたが、もともと日本サッカー界への貢献度が高く必然性のあるキャスティングのため、大きな影響はないでしょう。それよりも、視聴者から賛否の声が飛び交っているのは、ゲストや特番に関することだったのです。 テレビ朝日は、試合のハイライトを見せる番組のゲストに綾小路きみまろさん、あき竹城さん、大久保佳代子さん、指原莉乃さんを迎え、「ワールドカップ珍事件簿」「初心者サッカー講座」「イケメン総選挙」「知られざるちょっとイイ話」などを放送。今大会からかけ離れたバラエティー色の濃い企画が、サッカーファンからの批判を集めてしまいました。 日本テレビは、日本代表の試合直前に特番を放送。ゲストに桐谷美玲さんらを迎え、丸山桂里奈さんによるパブリックビューイング会場のレポートに加え、「本田圭佑はロシアでどれほど有名か?」「現地の占い師が勝敗予想」「大迫ハンパない伝説」「妻・平愛梨が見た長友佑都」「乾貴士、息子との約束」などを放送しました。いずれも日中のワイドショーで放送している企画とほぼ同じだけに、視聴者の反響は今一つのようです。 フジテレビは、小柳ルミ子さん、六平直政さん、JOYさんら芸能界のフリークを招いて、熱いサッカー談義を交わす形を採用していましたが、日本vsポーランドの試合前特番では一変。『奇跡体験!アンビリーバボー』とのコラボ企画としてバナナマンや剛力彩芽さんが登場し、「両国代表のアンビリバボー伝説」「アンビリバボーなキャプテン対決」などの選手にフォーカスした企画を放送しました。 このようなサイドストーリーやバラエティー色の濃い企画が、「どうでもいいネタばかり」「サッカー番組に笑いはいらない」などの厳しい声を受けているのです。さらに、試合を振り返るハイライト番組も、試合に向けて盛り上がる事前特番も、ワールドカップに関する実質的な放送時間は1時間程度。しかし、各局ともサイドストーリーやバラエティー色の濃い企画を加えて約2時間の長時間特番にしたことで、視聴者に冗長なイメージを抱かれてしまったようなのです。 その点TBSは、29日に新旧日本代表選手の人生を追跡する特番を放送しましたが、これは独立したスポーツドキュメンタリー番組の形であり、他局のようなバラエティー色も薄め。その他の番組でも、竹内涼真さんの真摯な現地密着レポートなど、ワールドカップにクローズアップしてタレントが表に出ないものが大半を占めているため、視聴者の声はおおむね好評です。◆サッカー解説者の需要が急増 今回のワールドカップで、もう1つ注目されているのは、各局のサッカー解説者。日本の躍進にともない、サッカー解説者の需要が急増していますが、その人選が興味深いのです。 アジア予選を放送するなど、日ごろからサッカー中継の多いテレビ朝日は、セルジオ越後さん、松木安太郎さん、中山雅史さん、中田浩二さんとおなじみの顔ぶれに、ゲスト的な立ち位置で、西野朗監督とのつながりが深く、バラエティーでの活躍が目立つ前園真聖さんを起用するなど、ひと工夫が見られます。 日本テレビは、北沢豪さん、城彰二さん、都並敏史さんらの常連に、現役選手の中澤佑二さん。TBSは、福田正博さん、戸田和幸さん、鈴木啓太さん、中田浩二さんらおなじみの顔ぶれに現役選手の松井大輔さん。両局は似たスタンスであることが分かります。 一方、フジテレビは、清水秀彦さん、山口素弘さん、鈴木隆行さんとおなじみの顔ぶれに加えて、スタジオに川口能活さん、リトバルスキーさん、田中マルクス闘莉王さん、宮本恒靖さん、永島昭浩さん、ラモス瑠偉さんを招くなど、まさに数で勝負。多くの解説が聞けることで、多くのサッカーファンを喜ばせています。 NHKは、岡田武史さん、水沼貴史さん、早野宏史さん、山本昌邦さん、ラモス瑠偉さん、宮沢ミシェルさん、名良橋晃さん、森岡隆三さん、福西崇史さん、藤田俊哉さん、岡野雅行さん、巻誠一郎さん、市川大祐さん、石川直宏さんらを日替わりで起用。さらに現役選手も遠藤保仁さんから、東京五輪世代の小川航基さんや遠藤渓太さんらを起用するなど、すべての世代をカバーするようなバランスのいい人選が目を引きます。◆サッカー解説者のサバイバルマッチ レジェンド、ワールドカップ経験者、現役選手まで、その人選は多彩ですが、サッカーファンも、そうでない人も、「的確でわかりやすい」「親しみやすく、無意味な毒がない」解説を求めているのは同じ。日本代表が活躍している現在は、「朝から夜までサッカー解説者が番組をハシゴ出演している」という状況になっていますが、ある民放の番組スタッフは「ただ起用しているのではなく、彼らのトークを見極めている」と言っていました。 今後、決勝トーナメントで日本が敗退したら、必然的にサッカー解説者の数は絞られていくでしょう。その意味で、一気に解説者の数が増えた今回の大会は、彼らのサバイバルマッチでもあり、解説者も生き残りを賭けた決勝トーナメントを戦っていくのです。 勝ち進むほど、報道・情報番組でのコーナーが増え、新たな特番も企画されるなど、彼らの仕事が増えるのは確実。それだけに、日本代表が勝ち続けることを一番願っているのは、もしかしたら視聴者よりもサッカー解説者なのかもしれません。【木村隆志】コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月20本前後のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などの批評番組に出演。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動している。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。
2018.06.30 07:00
NEWSポストセブン
西野監督との冷戦乗り越えた本田圭佑 崖っぷちがエネルギー
西野監督との冷戦乗り越えた本田圭佑 崖っぷちがエネルギー
 誤解を恐れずにいえば、「不言実行」はズルい男のやることだ。本田圭佑(32才)はいつも「有言実行」だった。時に“ビッグマウス”と呼ばれても、まず壮大な目標を口にして、厳しく自分を追い込み、失敗することがあっても再び立ち上がって目標を語り、さらに自分を追い込む。そして、結果を出す。だから、彼の姿は大きな感動を呼ぶ。 サッカーW杯の長い歴史の中で、3大会連続でゴールとアシストの両方を記録した選手は、5人しかいなかった。イギリスの“貴公子”デビッド・ベッカム(43才)ら名だたるスタープレーヤーたちに今大会で肩を並べた「6人目」が、本田圭佑選手だ。 連日、熱戦が繰り広げられるW杯ロシア大会(6月14日~7月15日)。本田は6月19日のコロンビア戦で勝ち越しゴールをアシストすると、24日のセネガル戦では絶体絶命のピンチから同点に追いつくゴールを決めた。「ぼくは叩かれるのに感謝して楽しんでる部分もあるんですけど、(チームメートには)そうじゃない人もたくさんいるから。そこの上げ下げを楽しむのはぼくだけにしておいてほしいと思います」 セネガル戦後、前評判を覆す大躍進について、本田はそう話していた。だが、大会前の状況は最悪だった。親善試合で結果が出せなかったバヒド・ハリルホジッチ監督(66才)が大会2か月前に解任された。「監督の戦術に疑問を唱える声が選手からあがり、解任につながりました。特に本田のプレースタイルは監督の求めるものとまったく違っていた。代表落ちも囁かれていただけに、解任劇を首謀したとされています。“自分が代表入りするために、監督を『告発』した”とさえ揶揄する人もいます」(スポーツ紙記者) 急遽指揮を執ることになった西野朗監督(63才)のもとで、本田はメンバーに滑り込むも、世間では「本田不要論」が叫ばれた。《「本田の無理心中で日本惨敗」》。『週刊新潮』(6月21日号)にはそんな見出しが躍り、解説者は軒並み苦戦を予想。本田自身にとっても、先の2試合はスタメンではなく、途中投入の「スーパーサブ」という扱いだ。そんな逆境で、本田は列島を歓喜させる活躍を見せた。「本田選手、ごめんなさい。あなたがいてくれて本当によかった」 セネガル戦の後、多くの日本のサッカー好きは口々にそう呟いた。◆出番が回ってこない可能性もあった 本田のサッカー人生は、逆境の連続だった。1986年、大阪で生まれた本田は、幼い頃に両親が離婚し父親に引き取られたため、母親と離れた環境で育った。「幼い本田にとって、母親のいない寂しさは相当なものだったでしょう。それを紛らわせたのがサッカーでした。3才年上のお兄さんと、毎日暗くなるまでボールを蹴っていたそうです。小学校の卒業アルバムには《必ず世界一になる》と書いているんです。活躍する姿を、お母さんに見せたいというのもあったのかもしれません。父親も指導に熱心で、練習を休んでいると、“今、ブラジルでは選手が練習しているぞ。置いていかれるぞ!”と発破をかけられたそうです。本田の負けん気の強さは、その頃に育まれたんでしょう」(サッカージャーナリスト) 中学時代、本田はガンバ大阪の下部チームに所属していた。だが高校進学時、ガンバ大阪の1つ上のクラスに進むことはできなかった。「プロチームの指導者が見て判断したわけですから、“サッカー選手としての才能や将来性がない”と、失格の烙印を押されたようなものです。中学生にとっては酷な宣告ですよ。ところが、本田は失意に暮れることなく、地元から遠く離れたサッカーの強豪・星稜高校(石川県)への進学を決めます。 “ここに入ったらおれはのし上がれる”と父親を説得したそうです」(前出・ジャーナリスト) 高校3年生のときには、キャプテンとしてチームを全国高校サッカーベスト4に導き、一度閉じかけたプロサッカー選手への扉を再びこじ開けた。プロ入団後の本田を知る人物が明かす。「試合はもちろん、練習でもちょっとした遊びでも負けたくない。ある日、ジュースを賭けて練習後に何人かでリフティングゲームをして、本田が負けた。そうしたら何も言わずプイッとその場から立ち去ったんです。先輩たちは“なんだアイツ”ってなってましたけど、ロッカールームに引き揚げたら、勝った選手のロッカーに100円玉が2枚、ちゃんと置かれていました。本田の姿はもうなかったですけどね(笑い)。よっぽど負けを認めたくなかったんでしょう」 2006年に初めて日本代表に選ばれると、2008年には日本を飛び出し、オランダ、ロシアを渡り歩いた。2013年末にはイタリアの超名門・ACミランに移籍した。だが、世界の壁は厚かった。「思うような活躍ができず、バッシングされることも多かった。プレッシャーをはねのけてきた本田も、さすがにつらい部分もあったようです。しかも、後から後から世界トップレベルの同じポジションの選手がチームメートとしてやってくる。その中で本田は埋もれ、満足に試合に出ることさえできませんでした」(前出・スポーツ紙記者) W杯を1年後に控えた昨年7月、本田は新天地にメキシコのチームを選んだ。ヨーロッパに比べれば、レベルは格段に低い。「『都落ち』という言葉に対しては、その通りだと思います。(中略)これは結構誤解してる人いますけど、ほんまに別にいくらでもオファーありました。ヨーロッパから」 今年5月、本田は『プロフェッショナル』(NHK)でそう明かしていた。「メキシコを選んだのは、チームの本拠地が標高2400mという高地にあるから。年齢的なこともあり、スピードやスタミナの衰えを指摘されていた本田は、日常的に高地で練習していれば、自然と心肺機能が鍛えられるという思惑があったようです」(別のサッカージャーナリスト) その甲斐あって、今回のW杯でめざましい活躍を見せる本田。だが、本番直前にも彼は逆境にいた。「攻撃的なポジションの本田が、ある練習の時に守備的な選手の動きに指示を出したことがあったそうです。その時、西野監督は、露骨に厳しい表情を浮かべたそうです。“戦術を決めるのは監督の役目だろう”と。それから、西野監督と本田は“冷戦状態”になった。大会中の本田のスタメン落ちはおろか、出番が回ってこない可能性さえ囁かれました。それでも数少ないチャンスをものにして、本番で大活躍した。むしろ直前の崖っぷちが、彼の爆発のエネルギーになったんじゃないですかね」(前出・スポーツ紙記者) 最近のインタビューで、本田は次のように語っている。《僕が大事だと思うのは、失敗してどーんと落ちた後に盛り返す力なんですよ。失敗したときにこそ、真価が問われる》※女性セブン2018年7月12日号
2018.06.28 07:00
女性セブン

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