自身も現役時代に年俸1億2000万円から5000万円への大幅減俸の経験がある野球評論家・広澤克実氏が言う。
「最近の選手はサラリーマン化しており、若い頃から税理士に細かな指導を受けているので、現役終盤や引退後の収入減にきちんと備えている。特に5年20億円をもらっていた鳥谷なら十分な蓄えがあるでしょう。20億円を使い切るなんてバカなことはしない。
年俸が大きく下がった場合、予定納税の減額申請という制度もあります。今後、生活のダウンサイジングが必要になったとしても、心配はいらないのではないか」
年俸が億単位でダウンしても困らない──それこそがスター選手の証?
※週刊ポスト2019年9月20・27日号