歯周病は40代頃から発症しやすくなり、50代、60代になると8~9割の人が歯周病の環境を持っているという。
さらに怖いのは、歯周病が命に関わる病気を引き起こすことだ。
「重度の歯周病になると、かなりの確率で糖尿病を引き起こします。また、ネバネバしている歯周病菌が血液中に流れ込むことがあり、そうなると血管が詰まり脳卒中や心臓発作などの血管系の疾患を引き起こしやすくなる。認知症やがんのリスクを高めることもわかっています」(橋村さん)
歯の病気でも侮ることはできない。小柳のように歯の状態に疑問を感じた人は早めの受診を考えたほうがいいかもしれない。