安倍政権が7年間の長期政権で政治を嘘で塗り固め、国民に正確な情報を伝えようとしなかったために起きた失態だろう。上智大学文学部新聞学科の水島宏明教授の指摘。
「いまの日本の政治を見ると、安倍首相の言葉がたとえ嘘でも、閣僚や政治家、官僚たちは従い、その言葉が正しいことであるように振る舞っている。首相の言葉に対する同調圧力によって、まるで彼らが自発的に安倍体制に奉仕していくようなシステムが作られているようにも見えます。
この状態がまだ続くようであれば、政治家や官僚だけではなく、メディアも国民までも、安倍首相の嘘に対する同調圧力に飲み込まれ、何が嘘なのかさえもわからなくなっていく危険があります」
※週刊ポスト2020年3月13日号