芸能

次の「NiziU」狙うK-POP業界 日本で日本人メンバーを発掘

日本人メンバーが中心の「NijiU」は韓国でも人気

 ソニーミュージックとJYPエンターテインメントとの共同オーディション番組『Nizi Project』からデビューした「NiziU」は、日韓で大きな反響を呼んでいる。韓国大手芸能事務所は「次のNiziU」を発掘しようと既に動き出しているようだ。ソウル在住のKDDI総合研究所特別研究員・趙章恩さんが解説する。

 * * *
 今年のK-POPはガールズグループが大躍進している。この6月にIZ*ONEが4か月ぶりに新曲『幻想童話(Secret Story of the Swan)』を発売し、TWICEも療養のため活動を休止していたミナが戻り、9か月ぶりにメンバー9人揃って新曲『MORE & MORE』を発表し活動を再開した。BLACKPINKも1年2か月ぶりに新曲『How You Like That』でカムバックを果たし、特に人気のある3大ガールズグループが同時期に新曲を発表し注目を浴びている。また、6月最後の日にもNiziUがデジタルミニアルバム『Make you happy』をリリースし、韓国アイドル業界のニューフェイスとして華々しくプレデビューした。

 10~20代の間で最近ブームになっているのが、「ガールクラッシュ」と呼ばれる、「可愛いよりはかっこいい」、「女性に愛される強い女性」をコンセプトとしたBLACKPINK。だが、従来のガールズグループの王道とも言える、「元気いっぱいで可憐」なイメージのIZ*ONE、TWICE、NiziUは男女老若に根強い人気で、ガールズクラッシュとの差別化の意味でも、韓国内で改めて評価されている傾向がある。

 IZ*ONE、TWICE、NiziUの共通点は、オーディション番組から生まれたグループであること。デビュー前からオーディション番組を通して見守ってきたファンは、彼女らの人柄や才能、陰ながら努力する姿勢や成長する姿に感動し応援する。厳しい「K-POP式養成システム」で生き残った根性や、世界を舞台に活躍するための語学の勉強、ダンスの練習、作詞・作曲、プロデュースなどに励むメンバーの姿は、最初から完成されたアイドルよりも、より親しみを持って応援したくなるファン心理が働き、熱狂を呼んでいる。

関連キーワード

関連記事

トピックス

日米通算200勝を達成したダルビッシュ有(時事通信フォト)
《ダルビッシュ日米通算200勝》日本ハム元監督・梨田昌孝氏が語る「唐揚げの衣を食べない」「左投げで130キロ」秘話、元コーチ・佐藤義則氏は「熱心な野球談義」を証言
NEWSポストセブン
ギャンブル好きだったことでも有名
【徳光和夫が明かす『妻の認知症』】「買い物に行ってくる」と出かけたまま戻らない失踪トラブル…助け合いながら向き合う「日々の困難」
女性セブン
破局報道が出た2人(SNSより)
《井上咲楽“破局スピード報告”の意外な理由》事務所の大先輩二人に「隠し通せなかった嘘」オズワルド畠中との交際2年半でピリオド
NEWSポストセブン
河村勇輝(共同通信)と中森美琴(自身のInstagram)
《フリフリピンクコーデで観戦》バスケ・河村勇輝の「アイドル彼女」に迫る“海外生活”Xデー
NEWSポストセブン
《私の最初の晩餐》中村雅俊、慶応大学に合格した日に母が作った「人生でいちばん豪勢な“くずかけ”」
《私の最初の晩餐》中村雅俊、慶応大学に合格した日に母が作った「人生でいちばん豪勢な“くずかけ”」
女性セブン
『君の名は。』のプロデューサーだった伊藤耕一郎被告(SNSより)
《20人以上の少女が被害》不同意性交容疑の『君の名は。』プロデューサーが繰り返した買春の卑劣手口 「タワマン&スポーツカー」のド派手ライフ
NEWSポストセブン
ポジティブキャラだが涙もろい一面も
【独立から4年】手越祐也が語る涙の理由「一度離れた人も絶対にわかってくれる」「芸能界を変えていくことはずっと抱いてきた目標です」
女性セブン
生島ヒロシの次男・翔(写真左)が高橋一生にそっくりと話題に
《生島ヒロシは「“二生”だね」》次男・生島翔が高橋一生にそっくりと話題に 相撲観戦で間違われたことも、本人は直撃に「御結婚おめでとうございます!」 
NEWSポストセブン
木本慎之介
【全文公開】西城秀樹さんの長男・木本慎之介、歌手デビューへの決意 サッカー選手の夢を諦めて音楽の道へ「パパの歌い方をめちゃくちゃ研究しています」
女性セブン
大谷のサプライズに驚く少年(ドジャース公式Xより)
《元同僚の賭博疑惑も影響なし?》大谷翔平、真美子夫人との“始球式秘話”で好感度爆上がり “夫婦共演”待望論高まる
NEWSポストセブン
中村佳敬容疑者が寵愛していた元社員の秋元宙美(左)、佐武敬子(中央)。同じく社員の鍵井チエ(右)
100億円集金の裏で超エリート保険マンを「神」と崇めた女性幹部2人は「タワマンあてがわれた愛人」警視庁が無登録営業で逮捕 有名企業会長も落ちた「胸を露出し体をすり寄せ……」“夜の営業”手法
NEWSポストセブン
男装の女性、山田よねを演じる女優・土居志央梨(本人のインスタグラムより)
朝ドラ『虎に翼』で“男装のよね”を演じる土居志央梨 恩師・高橋伴明監督が語る、いい作品にするための「潔い覚悟」
週刊ポスト