業界きっての大物俳優である鈴木京香(52才)と中井貴一(59才)は、かつて交際していたが、25年前にとある恋愛トラブルで破局。以降、お互いに「共演NG」となっていたのである。ところが、今クールの連続ドラマ『殺したいほど愛してる』の主演としてついに共演を果たす。2人は再会の瞬間からバチバチと火花を散らし、長年の憎しみとプライドが激しく交錯する──。
実はこれ、10月26日スタートのドラマ『共演NG』(テレビ東京系)のストーリー。京香と中井が四半世紀の因縁を持つ元カップル役で、山口紗弥加(40才)、リリー・フランキー(56才)らが脇を固める。企画・原作を務める秋元康氏はこんなコメントを寄せる。
《テレビや映画のキャスティングをしていると、スタッフから『〇〇さんと××さんは共演NGなんで……』と言われることがよくあります。明確な理由を説明されることもありますが、たいていは、芸能プロダクションのマネージャーから、『色々ありまして……』と言葉を濁されます。共演NGの2人は過去に何があったのでしょうか? そんな興味から、今回のドラマを企画しました》
業界を知り尽くした秋元氏が手がけるドラマだけに興味津々だが、キャスティングを担当するテレビ局関係者は「共演NGは実際にありますよ」と苦笑する。
「上層部からお達しがくるというより、“この2人はヤバいかも”と周囲が忖度することがほとんど。特に破局報道があって元カレ・元カノの関係とわかると“気まずいんじゃないの”と声があがる。ごくまれにキャスティング最中に事務所からお達しがあり、“この2人は共演NGだったのか!”と大慌てになることもあります」
冒頭のドラマ『共演NG』は別の意味でも業界をザワつかせている。
「主演が京香さんというところがリアルでビックリしました。というのも京香さんは、知る人ぞ知る共演NGの多い女優さんですから。なかでも米倉涼子さん(45才)は同じモデル出身のトップ女優ということで、京香さんサイドが難色を示すことが多いとされますね。
2001年の『非婚家族』(フジテレビ系)以来、共演は20年もない。あの作品では真田広之さん(60才)の元妻を京香さんが、2番目の妻を米倉さんが演じたのですが、現場で何かあったのでしょうか……」(ドラマ制作スタッフ)