とはいえ、YouTubeが独自コンテンツを今よりもっともっと大々的に、全世界に打ち始めたとしたら、個のクリエイターはヤバいと思った方がいい。なぜかというと、「急上昇」や「おすすめ」など、全ての露出は結局プラットフォームのさじ加減だからです。
私でいうと、何をやっても見られる市場ではなくなったのは、とっくの昔に感じている。何をやっても見てもらえるって、トップ層だけ。私はもうトップ層ではないと認識しているので、トンガって、〈ニッチ〉でいこうと思います。
お前が言うなと思われるかもしれないけど、大きな失敗をすることは、やはり誰にでもあると思います。ただ、それで終わりではない。好きなことやろうよ、頑張れることをやろうよ、チャレンジし続けようよ、と。
私も外から見たら、アレをやったりコレをやったり、何をやってるかいまいち分からないかもしれませんが、自分のやり方でもがいてきました。YouTube黎明期からそれを全部見られていて、それらに対する評価も目に見えるってすごい時代。成功も、そうやってチャレンジし続けているところにあると思うんです。
【プロフィール】
マックスむらい – 村井智建(むらい・ともたけ)
AppBank株式会社 代表取締役社長CEO。石川県出身。1981年12月11日生まれ。起業家。
2008年、iPhone3GSの発売後にいち早くスマホアプリ紹介に特化したメディアAppBankを開設。アプリの専門家としてテレビ出演多数。その後、パズドラやモンストといったソーシャルゲームの実況動画等で活躍。YouTubeチャンネルは再生回数が累計約20億回、登録者数150万人以上。現在は、山コンテンツの動画配信や山事業に取り取り組む。