配字は文字の大きさや字の間隔など文字の配列と位置関係のこと。2人の文字の大きさは同じくらいで、星野さんは1文字ずつ間隔を開け、新垣さんは名字と名前の間に間隔を開けている。その違いはあるが、開けられた間隔はほぼ同じ。それぞれ名前の漢字の両側が高く上がり、真ん中が下がり、U字カーブのようになっているのも同じだ。
字画形態は字の長短、止めやはね、はらいや折れ、曲がり方や直線性、文字の書き始めや書き終わりの状態など、字画の部分的な組み合わせを見るもの。2人の文字は書き始めからしっかりと書かれ、はねる所は丁寧にはねられ、止める所は止められている。また、漢字の中の四角の閉じられる所はきちんと閉じるという「接筆閉」になっている。共に直線は緩やかで、文字は角ばらず柔らかくふっくらした字画から、温かみがありほのぼのした印象を受ける。筆圧は文字の濃さから新垣さんの方が筆圧が強い感じもするが、相対的には同じぐらいだろう。
丸みを帯びたような柔らかい、それでいてしっかりとした丁寧に書かれた文字。メディアで伝え聞く真面目で頑張りや、親しみやすく気作というそれぞれの人柄と、ドラマで演じていた2人の印象が重なってくる。文字の印象がこれだけ似ていると、似た者同士でお互い共通する部分が多かったのかなと思えてくる。きっと自分と共通点があったり、似たような特性を持つ相手に対し、親近感や抱きやすく好感を持ちやすいという「類似性の法則」があったのだろう。
相手の書く文字が自分に似ていると気が付いたのはいつなのか。それを見てどう思ったのか。おめでたい話題だからこそ、聞いてみたい。