「ドラマのキャスティングの際、制作サイドは石原プロが解散したこともあり、舘さんに浅丘さんとの共演を打診したそうです。舘さんは多少の戸惑いはあったようですが、浅丘さんへのリスペクトもあり、決断したようです。浅丘さんも舘さんがよろしければということで、初共演が実現しました」(ドラマ関係者)
だが浅丘もそのオファーを承諾するのは、簡単ではなかった。相当な覚悟が必要だった。浅丘は今年3月、帯状疱疹を発症していたことを明かしている。
「帯状疱疹とは高齢者に罹患率が高い病気で、ヒリヒリとした痛みやかゆみが2〜3日続いた後に、小さな水疱を伴う発疹が帯状に現れるのが特徴です。発疹が消えても痛みやしびれが残ることがあります」(医療関係者)
現在は症状をコントロールしながらの生活が続いているという。それだけではない。
「2017年に『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)に出演した際、一部の視聴者から、浅丘さんに対し『ろれつが回っていないときがある』といった指摘が、インターネット上で囁かれていたのです。確かに、年齢的な衰えもあるのでしょう。浅丘さんは、そんな心無い指摘も覚悟して、オファーを受ける決意をした。
舘さんの再出発の足を引っ張りたくないからと、毎日少しずつ体力づくりを続けてクランクインを待っているようです」(前出・芸能関係者)
初共演となるドラマで、浅丘はわが子を殺した罪で服役していた女性を演じ、舘が演じる保護司の支援を受けて新たな人生を歩み始める。裕次郎さんもきっと、2人の共演を楽しみにしているに違いない。
※女性セブン2021年6月3日号