国内

ワクチンでひと悶着60代女性 区役所に苦情電話入れ、そのまま予約完了

64才記者に送られてきた接種予約票を巡り

64才記者に送られてきた接種予約票を巡りひと悶着

 新型コロナウイルスの大規模接種が始まったものの、なかなかスムーズに進まない現実がある。体当たり取材でおなじみの『女性セブン』の名物記者“オバ記者”ことライターの野原広子も、ワクチン接種に関してひと悶着あったという。オバ記者が体験談を明かす。

 * * *
 連日、テレビをつければ新型コロナウイルスのワクチン接種のことばかり。○○では予定した数に足りないとか、××では温度管理ができずにン回分のワクチンを廃棄処分にしたとか。かと思えば菅義偉総理大臣が「65才以上の高齢者接種は7月末完了」を掲げて、「1日100万人ずつ打っていく」と力んだりして、早い話がしっちゃかめっちゃか。

 で、東京・千代田区のわが家に「新型コロナワクチン接種の予診票」が届いたのは、接種開始から数日後のこと。埼玉や茨城に住む友達から、「え~っ、もう来たの? さすが千代田区だね。こっちは影も形もない。テレビで見るだけだよ」と驚かれた。

 が、しかし、開封して書類をパラリとめくった私は完全に固まったね。「65歳以上対象 新型コロナウイルス予防接種(要予約)のお知らせ」と太字でドーンと書いてあって、その半分ほどの文字で「このお知らせは優先接種の対象となる高齢者の方にお送りしています」と続く。

 あのさ、私、64才だけど、高齢者なの? WHO(世界保健機関)が、65才から74才までを「前期高齢者」、75才以上を「後期高齢者」と定義づけていることは知っているけど……コロナ禍のいま、1才の違いなんかどうでもいいから、高齢者になりやがれってこと? 年齢を聞かれればためらわず答える私だけど、完全に頭に血が上っていたんだね。その下にさらに小さな文字で「令和4年3月31日時点の年齢」と書いてあったんだけど、これがまったく頭に入ってこなかった。

 それにしても、注射恐怖症の私には、今回のワクチン接種はえらくハードルが高いのよ。あの長い針がス~ッと腕の中に沈んでいくのをニュースで見るだけで、あぁ、もうダメ。書いているだけで気分が悪くなる。なのにテレビは一日中、朝から晩までこれでもかというほど、このイヤな映像を流している。

 そして何より厄介なのが、手続きよ。複雑怪奇すぎて、役所恐怖症になっちゃう。使っている日本語がまるきり違うんだもの。

 先日の持続化給付金の申し込みのときもそう。受給の条件は完全に満たしているのに、提出書類が不備だとかで、役所で何度も何度もつき返された。「書類審査が通りました」というメールが来たのは、受付締切最終日3日前のこと。かれこれ2か月も待たされ続け、やきもきさせられた。

関連記事

トピックス

岡田監督
【記事から消えた「お~ん」】阪神・岡田監督が囲み取材再開も、記者の“録音自粛”で「そらそうよ」や関西弁など各紙共通の表現が消滅
NEWSポストセブン
愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
「特定抗争指定暴力団」に指定する標章を、山口組総本部に貼る兵庫県警の捜査員。2020年1月(時事通信フォト)
《山口組新報にみる最新ヤクザ事情》「川柳」にみる取り締まり強化への嘆き 政治をネタに「政治家の 使用者責任 何処へと」
NEWSポストセブン
成田きんさんの息子・幸男さん
【きんさん・ぎんさん】成田きんさんの息子・幸男さんは93歳 長寿の秘訣は「洒落っ気、色っ気、食いっ気です」
週刊ポスト
嵐について「必ず5人で集まって話をします」と語った大野智
【独占激白】嵐・大野智、活動休止後初めて取材に応じた!「今年に入ってから何度も会ってますよ。招集をかけるのは翔くんかな」
女性セブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
不倫騒動や事務所からの独立で世間の話題となった広末涼子(時事通信フォト)
《「子供たちのために…」に批判の声》広末涼子、復帰するも立ちはだかる「壁」 ”完全復活”のために今からでも遅くない「記者会見」を開く必要性
NEWSポストセブン