ミニは当せん金5万円以上の本数が昨年の7倍以上に
一方、サマージャンボミニはどうか。サマージャンボと違って、当せん金の最高額は1等前後賞合わせて5000万円にとどまるが、その分、2等以下の当せんの期待は大きい。
じつは、サマージャンボミニは昨年のものから様変わりしている。昨年は1等に前後賞がなく、1等の当せん金は1000万円のみだった。昨年と比べると主な変更点は7つあげられる。
【1】1等の当せん金が1000万円から3000万円に引き上げられ、1ユニットあたりの当せん本数は10本から4本に減少。
【2】1等の前後賞(当せん金は各1000万円)が新設された。
【3】2等(当せん金5万円)の当せん本数が、400本から3000本に増加。
【4】3等(当せん金1万円)の当せん本数が、10万本から4万本に減少。
【5】4等(当せん金3000円)が新設され、当せん本数は1ユニットあたり10万本とされた。
【6】これらの結果、1ユニットあたりの当せん本数は110万410本から114万3012本に増加。
【7】1枚300円に対する当せん金の平均受取額は、142円から135円に減少。
このうち、もっとも目を引くのは、【3】の当せん金5万円の当せん本数が増加する点だ。1ユニットあたりでみると、5万円以上が当たるくじの本数は、昨年の410本から、今年は3012本へと、なんと7倍以上に増加する。
一方、【4】の当せん金1万円の当せん本数の減少は気になる点だ。1ユニットあたりでみると、1万円以上が当たるくじの本数は、昨年の10万410本から、今年は4万3012本へと、なんと4割ほどにまで減ってしまう。
当せん金1万円から5万円へ、狙い目をシフト──これが、今年のサマージャンボミニの特徴といえるだろう。
なお、当せん金の平均受取額は、142円から135円に減少するので要注意だ。サマージャンボミニは、1等前後賞合わせて5000万円を狙いつつ、当せん金5万円以上を目指す宝くじに一新されたといえるだろう。