吉田:すごいですよね(笑)。
徳光:粋な先生ですよね。日本酒を2本持って先生の家まで行きましたけどね。そんなようなことがあるから。要するに僕は普通の成績で、それが逆によかったかなって思うわけですね。テレビに出てる人たちはみんな僕と同じ人が圧倒的に多いわけですよね。ですから背伸びをせずに、わからないことはわからないというスタンスでアナウンサーをやっていこうというふうに思ったわけです。
アナウンサーってひと括りにされますと、「当然アナウンサーだからこれは知ってるだろ」というふうに世間では見られるわけですね。でも知らないことは知らないとハッキリ言おうという。だからそのエリート集団に入ったがゆえに今日があるんじゃないかなって。
(第2回へ続く)
※週刊ポスト2021年10月29日号