芸能

松平健 妻の死から10年、息子中心の生活に変化 仕事に比重置くように

2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも出演する

2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも出演する

 今年の大みそかを明るく盛り上げるのは、あのマツケンだ。初めて曲を聴く小さな子供から、かつてサンバのリズムに合わせて踊っていた大人まで、再び日本中を魅了している松平健(68才)。2004年に『マツケンサンバ』が大ブームになったときは、幸せの頂点にいた彼の生活はいま、ガラリと変わっていて──。

 70才手前の名優がスパンコールをふんだんに散らしたまばゆいゴールドの着物に身を包み、白塗りのちょんまげ姿でサンバのリズムにのって踊る──2021年の紅白の“目玉”が彼になることを誰が予想しただろうか。大みそかに行われる『第72回NHK紅白歌合戦』で松平健が特別企画として『マツケンサンバII』を披露することが決まった。NHK関係者が話す。

「出演決定の裏にあったのが、東京五輪の開閉会式で『マツケンサンバII』を待望する声が多数上がったこと。ツイッターでは『マツケンサンバ』がトレンド入りし、その後、松平さんが自身のYouTubeチャンネルにアップしていた『マツケンサンバII』の動画コメント数は急増。2021年、頻繁に使用されたフレーズを調査した『SNS流行語大賞 2021』でも、この曲名がノミネートされました。

 結局、五輪での登場はかないませんでしたが、松平さん自身も、『オファーがあれば五輪で踊りたい』と発言していました。この発言があったのは、五輪開会式にかかわる人が過去のインタビューを掘り起こされ、糾弾されることが続いていた時期。それにもかかわらず“踊りたい”と明言した松平さんは、“男気がある”と注目を集めたのです」

 レコード会社関係者は『マツケンサンバII』のロングヒットに目を丸くする。

「そもそもこの曲がブームになったのは、制作されてから10年が経過した2003年のこと。それまで彼は、舞台でしかこの曲を披露していなかった。それが深夜ラジオでヘビーローテーションされたことで、“あの曲は何!?”と人気が上昇。2004年に出場した『第55回NHK紅白歌合戦』では最高視聴率を記録しました」

 サンバだけではない。松平は本職である俳優業でも絶好調だ。2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも平清盛役で出演が決まっている。17年ぶりの再ブレークを果たした松平だが、その裏で人知れず「新たな生活」を始めていた。

訪れた悲劇にマツケンは……

 前述のとおり、時代劇スターだった松平が、マツケンサンバで歌手として最初のブレークを迎えたのが2004年。その翌年、14才年下の元女優・友里さんと再婚を果たす。大地真央(65才)との離婚から2年足らず、14才の年の差婚ということも話題を呼んだ。

 さらに幸せは続き、その翌年には、長男が誕生。順風満帆かと思われた私生活だったが、結婚から5年後の2010年11月、悲劇が訪れる。まだ4才だった長男を残して、友里さんが自宅で自ら命を絶ったのだ。

「育児やお母さんの介護に懸命に取り組んでいた友里さんは、体調を崩し、パニック障害やうつ状態を引き起こしていたそうです。加えて、その年の6月には最愛のお母さんが他界。友里さんのショックは相当なもので、ふさぎこむことが増えていた矢先の出来事でした」(松平家の知人)

 友里さんの死の翌日、松平は心境を綴った文書を発表。そこには、次のような言葉が並んでいた。

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