金総書記は軍最高幹部と懇談した際、一部の部隊幹部が食糧などの兵站物資を横領しており、地方部隊を中心に物資が不足し、栄養障害で戦闘などに参加できない兵士が多いと軍の実情を訴えられた。金総書記は「不正を糺すために、信頼すべき人物が必要だ。これまで軍とは関係が薄かった与正に後方支援総司令官を任せて、問題を解決してもらおう」と述べて、与正氏の軍幹部登用を命令したという。
韓国の国会情報委員会は、与正氏が国務委員会委員などに任命されたことについて、与正氏に金総書記の妹という地位にふさわしい公式の肩書が与えられたとしたうえで、軍を含む外交・安全保障を統括していると説明している。